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特集:A.O.W (INTERVIEW & LIVE MOVIE at 代官山UNIT “NOWHERE WORLD 2012.10.21”)

Profile of |A.O.W|


A.O.W インタビュー

A.O.WからSOUICHIROU氏(Vo)にお話を伺いました。

—–結成はいつなんですか?

LIVEをはじめたのが2006年で、2005年~2006年位の間にスタジオに入りはじめてって感じで。みんなバンドとかもちゃんとやった事なかったんで。

—–あ、そうなんですね。元~~とかってわけでもなく?

そういうわけでもなく。やった事あるけど学生でノリで組んだとかその程度で。ライブハウスとかには出てなくて。その時のメンバーはむしろ原宿の服屋さんだったんですね。

—–あ、アパレル系だったんですね。それはまた意外。

そうなんですよ。それで、周りにバンドをやってる人達とかいて、それの影響で俺らもやってみようか?みたいな感じではじめましたね。

—–アパレルっていってもどんな感じの?

僕はskate shopのSTOMYとかで働いてたりしてて。

—–そうなんだ。それは知りませんでした(笑)今って幾つ位なんですか?

僕が32歳ですね。で、バンドを始めたのが26歳とかですね。それまではただのバンドファンで普通にライブに遊び行っては騒いでましたね。

—–お客さんとしてね?それでなんでバンドをやろうと思ったの?

一年に一回集まってバンドを遊びでやってたりはしてて。A.O.Wの初期のギターのやつが、バンドやりたいんだけど本気でやってみない?みたいになって。そいつはその遊びバンドでは一緒にやってなかったんですけどね。それで、まー夜だったら時間もあるしやるかみたいな感じで。近所の服屋の仲間を集めて始めた感じですね(笑)

—–その時のオリジナルメンバーは?

ドラムだけですね。ギターはアパレルに専念するって言って辞めて。ベースとかは今Ollieの編集部にいたり。割とみんな音楽と繋がりのある所にはいますね。

—–ちなみになぜいきなりハードな音だったんですか?

高校時代に、ハイスタンダードとかにはまった影響でメロディックが好きになって。その後ハードコアの流れがきて、よくライブも見に行ってたんですけど。その流れで、歌は歌えないけど叫ぶ事は出来るでしょ?みたいな感じで、ドラムも早く叩いたりする位だったら出来るでしょ?みたいなノリで(笑)

—–結構安易な感じで(笑)それで初ライブは?そもそもA.O.Wはどこのバンドなんですか?

初ライブが一応横浜だったんですね。なので横浜のバンドです。ただなかなかそういうハードコアのブッキングが横浜でない中、初台WALLで拾って貰ってどんどん色々なバンドと繋がっていったって感じですね。

—–今だとどの辺りのシーンが一番近いの?客層とかも含めて?

客層は結構バラバラなんですよね。結構幅の広いシーンでやってるので。今はギターがANTI SOCIAL STUDENTってバンドにいたので割りとメロディックの繋がりが多かったりはするんですけど、時期によってっていうのはありますね。僕らの周りのバンドが割りとFIGHT IT OUTだったりMEANINGだったりで、彼らも割りと一つのカテゴリーに捉われずに色んなシーンに出て行くバンドなので、僕らも割りと幅が凄く広いですね。もちろんハードコアのバンドが集まった時は、お客さん的にも環境的にもしっくりはくるとは思うんですけど、でも色んな所でやりたいですね。

—–なんかある一定のクオリティーを持ったバンドで好きな事をやってるバンドだったらどのジャンルでも合うと思うし、特にA.O.WはああいうDUBとかとやっても全然見せれると思うし、凄く土臭い感じがしますよね。

ありがとうございます。実際THE HEAVY MANNERSの秋元さんは、『ハードコアもレゲエも同じレベルミュージックだから変わらないよ』って言ってくれて。大好きなアーティストなのでそう言って貰えて凄くうれしくて。こういう繋がりが出来たのもやっぱりどんどん色々な所に出てったからかなって思いますね。

—–逆にでも不安になったりはしないですか?バッシング的な?

どうなんですかね?直接的にはあまりないですけど(笑)前は結構ノイズで早い感じだったんですけど、ギターのやつが新しく入ってきて、年明けに出る新しい音源なんかは結構滅茶苦茶綺麗に録って、死ぬほど早いわけでもないですし。音楽性的には変わっていくかもしれないんですけど、自分達はハードコアバンドだって常に思ってやってるので、あまり気にした事はないですね。

—–あれだけのライブやってたら、どんな音楽やってもちゃんとしっかりと自分達を曝け出して表現出来る人達なんだろうなって思いましたね。それがPOPでも、きっと凄い最大限のPOPをやる人達なんだろうな、みたいな。

うれしいですね。

—–ああいうフロアーをグチャグチャにしちゃうライブとかって正直嫌いな人は嫌いだと思うのね。僕も好きな場合と嫌いな場合があるんだけど、全然A.O.Wに関しては嫌悪感が一切ない。ちゃんと周りが見れてるし、ただ暴れるわけじゃなしい。あれは結構初期の頃から?

あれは最初から変わってないですね。ただ気持ち的には変わって来てる部分はあって。例えば、前とかはとにかく目立てばいいとか、物とかぶっ壊れようがなんだろうがって感じで滅茶苦茶やってたんですけど、最近はスタイルは変わっていないんですけど、ただ滅茶苦茶やるんじゃなくてもっと人に伝わるようにというか、近くにいる人の目をしっかりと見てちゃんと伝えようとか。そういうのは考えたりするようになりましたね。

—–ただ闇雲に暴れる美学と、伝えようとして暴れる美学はまた微妙に違うと思うので、確かにソウ君からは後者を感じましたね。

もちろん僕達自体が色々なシーンで演奏する機会があるので、まずは見て貰わないと始まらないっていうのはあるので、激しさは求めてしまうっていうのはあるんですけど、その中でもあのバンドはただ滅茶苦茶だったよねっていうだけじゃなくて、何かプラスで伝える事が出来たらなって思っていますね。

—–なるほどなるほど。だから先日の代官山のイベントのライブの時、あのカリフォルニアから来てたLONG BEACH DUB ALL STARSのOPIEの後に突然客席になだれ込んで始まったA.O.Wのライブも、結局ほとんどの人がその場を離れなかったのかなって思いましたね。完全にミゾオチをえぐられた感があったし(笑)

そうですね(笑)あれはやっぱり色々な場数を踏んで度胸が備わってたから出来たというか、もう完全にみんなOPIEのライブにロックされてたので一曲目勝負かなって思って(笑)まさに横からえぐりにいかないと誰も見ないだろうしって思ったら、OPIEに被り気味でスタートしてましたね(笑)OPIEがありがと~って言ってる間に(笑)

—–しかもまだ結成7年とかで凄い貫録だなって思いましたね。結構地方とかも行ってるんですか?

地方は割と多いですね。月に2回とかは関西に行ったりしてますね。

—–メンバーでDxAxM来てる人いたから、名古屋とかも行ってるのかなって思って。

そうですね。アパレルSHOPのCRUCIALに遊びに行ったりとか。段々そういう繋がりも広がって行きつつあって嬉しいですね。やっぱりアパレル業界にいたので、そういうブランドなどと絡めるのは凄く有難いですね。

—–やっぱり柔軟な考え方は大事ですよね。

基本、ガチガチなバンドイベントもそういうアパレルやストリートのイベントもどっちもしっかりとやっていきたいので、出れるライブは出れるようにしてますね。そのお蔭で今年年間120本とかのライブになってしまいました(笑)

—–120本?って相当だよ?

気が付いたらそれ位の本数になってましたね。

—–120本っていったら3日に一回だからね(笑)

そうですね(笑)一回のツアーでまとめて行ったり、後は大きなイベントから個人レベルでオーガナイズしてるイベントまで幅広く呼んで貰ったり色々なライブの経験はさせて貰ってますね。一回一回素晴らしい繋がりが出来て感謝してますね。

—–120本僕もやったかも(笑)結構社会復帰出来なくなりますよね(笑)泊まる所も今日どこだっけ?みたいな(笑)それで、1月に音源が出るという事なんですが。

そうなんですよ。アルバムを来年出したいなって思っててるんですけどその前に、MEANINGのボーカルが主体となってやってるJAP系のバンドでNO EXCUSEっていうバンドがあって。それと7インチのスプリットを出しますね。

AGAINST YOUR EXCUSE

—–それは完全にレコードでって事ですか?

そうです。レコードで。メンバーが新しくなって
ちょっと今までとは少しスタイルが違う曲が今回録れて。上手くいけば夏位にはアルバムを出してツアーに行ければなと。その為に2012年はしっかり種を撒いて、来年ツアーで刈り取るじゃないですけどちゃんとした形で戻って来れたらなって思ってますね。

—–ある程度自分達の中で流れっていうのは考えてるんですね。

ギターが変わった時から早く新しいの作りたいって思ってましたので。

—–ちなみに歌詞はほとんど日本語?

そうですね。英語もありますけどほとんど日本語で。

—–それは何か理由が?

単純に英語が分からないっていうのと(笑)日本語が一番伝わる事には間違いないので。結構日本語って一辺倒になってしまいがちなので、試行錯誤しながら書いてますね。

—–好きな日本語で歌うアーティストとかいますか?

歌い回しとか言ってる事のカッコ良さだったらVIVISICKとかですね。日本語のバンドなんだけど、ちゃんとそれに対して日本語で説明してたりしてる所がカッコ良いなって思います。後はあまりHIPHOPとかは掘り下げて聴いたりはしないんですけど、ラップ的なアプローチのバンドとかをライブで見たりして後で歌詞カードとかチェックして『おー!これすげーなー!』って思ったりする事もありますね。やっぱり日本語とか英語があってその上での”スタイル”っていうのがあれば良いかなって思います。

—–なるほど。あ、それと聞きたかったんですけどあれだけ暴れて今までトラブルとかは(笑)

トラブルですね~。あまり誇れる事じゃないんですけどやっぱり物は物凄い数壊してますね。。。かなりの額だと思います(笑)

—–例えば凄い空気感のライブ。。。例えば怖いお客さんが多い現場とか(笑)そんな時とかも躊躇したりします?

いやーそれは無いですね。結構アンダーグラウンドな現場でやらせて貰う事もありますけど、そこでスタイルを変えるって事はほとんどないですね。純粋に本気でやってれば、因縁を付けられたりとかも無いです。そこで自分達のスタイルを変えてしまうのは本望ではないので。基本スウィッチが入ったらもうやり通すしかないでしょって感じになりますね。ちゃんとリスペクトを持ってやってれば、トラブルになる事はほとんどないです。

—–冷やかしとか中途半端じゃないって事はライブを見れば伝わるしね。場慣れしてるアーティストはやっぱりちゃんと立ちまわり方を分かってて、見ててどんどんテンション上がってくるけど、冷や冷やはしないですよね。逆に場慣れしてないバンドは見てて冷や冷やしかしない。

確かにそれはありますね。僕らも真剣にやってるのでそう思われたいですね。

—–という事でそろそろ締めに入りたいのですが。

まずはスプリットですね。メンバーチェンジした初の音源なので楽しみにしてて下さい。

—–楽しみです。今日はありがとうございました。

A.O.W OFFICIAL WEB SITE
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=a_o_w_h_c



Directed(映像) by 鈴木智之
Photo by keniji nishida
Interview by kenichi kono

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