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BOYZBOYZBOYZ インタビュー

[2015/10/19]

BOYZBOYZBOYZ インタビュー

Profile of |BOYZBOYZBOYZ|

度重なるメンバーチェンジを経て、新たなスタイルに突入したBOYZBOYZBOYZがニューアルバム『FRANTIC』を完成させた。クロスオーバーの向こう側と自負するシティ派モダニズムサウンドに潜む多彩なキャラクター性とメンバーそれぞれが持つルーツなどを気軽な趣きで話してくれた。

BOYZBOYZBOYZ INTERVIEW

—–まずはパートとお名前をお願いします。

WIKA-BOWIEZ(以下 W)
鍵盤とボーカルのWIKA-BOWIEZです。

AKIRA-BOYZ(以下 AK)
ギターのAKIRA-BOYZです。

SHINSUKE-BOYZ(以下 S)
ベースのSHINSUKE-BOYZ です。

NAOTO-BOYZ(以下 N)
ドラムのNAOTO-BOYZです。

—–メンバーは全員で5人ですよね?今日はもう一名は?

AK : ギターのTAMOTSU-BOYZが横浜で営業です(笑)

—–なるほど(笑)。ライブが近いんですか?

AK : 11月22日にレコ発があるのでそれのプロモーションをしに行ってます。

—–では、早速その新作「FRANTIC」のお話をお聞きする前に、前作から3年経ってますよね?その時のボーカルはZAKI-BOYZ(以下、ZAKI)だっと思うんですが、ZAKI脱退からの流れなどを教えて貰えますか?

AK : 前作の「ELECTRIC EVIL MAKE BOMB」からダイナミックすぎて思わず「チョベリバ!」って、「ペギラマ!」って感じのアクセントで叫んじゃうくらいのメンバーチェンジがありましたね。リリース直後からドラムがNAOTO-BOYZになって、前のボーカルのZAKIがアメリカで彫師になる為の準備などで卒業、ベースもSHINSUKE-BOYZになり、TAMOTSU-BOYZが加入し。。。なんだろ。。僕、仕事が編集なんで、いつも取材する側だからこういうの苦手なんですよね(笑)

一同 : 爆笑

N : 確かに質問する側ですよね(笑)

AK : そうなんですよ(笑)。それで、元々ツインボーカルでやってたバンドなんですけど、ZAKIが抜けてから立ちボーカルのイメージを消したくて、僕とTAMOTSU-BOYZとWIKA-BOWIEZのフロント3人で歌うようにしたんですね。そこから温めながら、3年間経ったこのタイミングで今作を出したって感じですね。

—–前回ボーカルが抜けてドラムとベースが抜けて、新たなメンバーを迎え入れる際に、AKIRAさんの中で新生BOYZBOYZBOYZのイメージはあったんですか?

AK : ありましたね。BOYZBOYZBOYZって80年代のヘヴィメタルやスラッシュメタルやパンクとかのクロスオーバーから始まったんですけど、初期の段階で結構演り続けることに限界が見えてて。それで音楽を幅広くやりたいなって思った時に、クロスオーバーの向こう側っていうところがあって。そもそもクロスオーバーってメタル+パンクじゃなくて、ジャズだったりするんですけど、言葉がもつ意味の通り、全てのジャンルの良い部分を吸収して吐き出すっていうイメージでやろうかなって。メンバーでは僕だけかもしれないですけど、ルーツにあるのがGREATFUL DEADとかあの辺りの音なんですね。あれってジャグバンドって言われてますけど僕の中ではクロスオーバーの走りだと思っているので、そこから派生していって幅広いジャンルの音を表現するというかね。でもまぁ実際DEADっぽさなんて間奏が長い曲が何曲かあるってだけですけどね(笑)

—–アハハハハ (笑)

AK : まぁイメージですね(笑)。自分達はGREATFUL DEADなつもりでやってるし、70年代後半のXTCみたいなパワーポップみたいなのも好きだし、実際バンドにはギター2本あるんですけどあんまり鳴らしてなくて。実は聴いて欲しいのは鍵盤だったりするんです。

—–それで前作以降加入したSHINSUKE-BOYZくんとNAOTO-BOYZくんは、自分達の音的なルーツとBOYZBOYZBOYZが重なるような部分はあったんですか?

BOYZBOYZBOYZ インタビューBOYZBOYZBOYZ インタビュー

N : 結構AKIRAさんにたくさん教えて貰った部分もあって。加入後の最初の1〜2年なんかはAKIRAさんの家に行って音楽談義をしながら、YOUTUBEでお互いの好きな音楽を交換したり、スタジオでプレイし合ったりしして、『これいい!』みたいな感じで飲み明かすようなこともたくさんしてましたね。僕は物凄く詳しいわけではないんですけど、自分のルーツ的な部分もある程度合致する部分もあって、そこからどんどん派生して聴くようになりましたね。

—–元々どんな音が好きなんですか?

N : う~ん。。難しい奴だこれ(笑)。そもそも、始まりが洋楽だったので80年代90年代辺りと、一番聴いてたのが90年代〜2000年頭位で、そこから掘り下げて掘り下げていくとAKIRAさんと話が合うようなアーティストに辿り着くような感じですね。

S : 僕は最初はメタルばかり聴いてたんですけどベースを始めてファンクとかブラックミュージックのベースのフレーズに惹かれたりしたので、その辺りが混ざってると思います。あとは90年代後半から2000年頭位の洋楽のポストハードコアとかエモリバイバルって言われてますけど、その頃のアメリカのインディー音楽を聴いたりしていく中で、掘っていくとPIXIESみたいなバンドに辿り着いて、その辺りがAKIRAさんとの共通項だったりして。でも自分のプレイとしてどこまで落としこめるのかな?っていう話しだったんですけどね(笑)

—–加入はいつ頃なんですか?

S : 誘われたのが去年のド年末で、1月にはスタジオに入ってレックが5月の頭とかだったので、『やべー』って感じではあったんですけど、元々のこのバンドのルーツを踏まえた上でベースを表現するのか、自分が培ってきた事をそのままぶっこむのかって直前まで悩んだりはしたんですけど、結局そのまま自分のフレーズをぶっこみましたね(笑)

—–結果的に良かったと?

S : そうですね。メンバーの反応も良かったので(笑)

N : 結果みんなやりたい放題みたいな(笑)。でもいい感じにクロスオーバーされていますね。

—–でも音の方向性はAKIRAさんなんですか?

AK : そうでもないですね。今までは作曲のクレジットがAKIRAだらけだったんですけど今回は比重が多いにしても、WIKA-BOWIEZの影響はかなり大きくて彼女の個性が一番前に出てるアルバムだと思います。それに対してリズム隊も俄然強くなったと思うし、SHINSUKE-BOYZが入ったことで多岐に渡る音楽が可能になったので凄く良くなってますね。ジャケットやポスターも狙いがあってやったわけじゃないですけど、WIKA-BOWIEZを中心に再編成してツインボーカルで短パンでサークルモッシュ!みたいな印象を消したかった…とまで言うと語弊がありますけど、新生BOYZBOYZBOYZのイメージに凄く近づいたタイミングで今作の話が来たのでちょうど良いタイミングではありました。って何言ってんだ?(苦笑)

—–さて、やっとお話に出ましたが(笑)。WIKA-BOWIEZさんはどんな音に影響を受けたんですか?

BOYZBOYZBOYZ インタビュー

W : 私は60年代の音楽が本当に好きで、むしろそれしか知らないといっても過言ではないんですよ。

—–60年代っていうのはジャンルでいうと?

W : イギリスを中心としたロックとか、フレンチポップも好きですし、後はアメリカのリズム&ブルースやダンスミュージックなんかは凄く好きで。SHINSUKEさんとかNAOTOさんが言ってたような音とか実は全然分からなくて(笑)。でもそれがいいんじゃないかなって思います(笑)

—–今作で結構バンドのイメージって変わったと思うんですけど、バンド名を変えようみたいな話しはなかったんですか?

AK : 実は僕は何度も提案したんですけどね(笑)

一同 : 爆笑

—–やっぱりあったんですね(笑)

AK : 正直『THE』を付けるのだけでもいいかなって思ったくらいですから(笑)。僕の解釈かもしれないですけど、メンバーみんなこのバンド名を愛してくれてるのか、オリジナルメンバーである自分が想っている以上に重く想ってくれていた事が嬉しくもありびっくりもしましたね。

—–ちょっと泣ける話ですね。。

AK : 正直それはありますよ(笑)。この前、ZAKIに刺青を入れて貰った時、サロンにファーストアルバムのポスターが貼ってあってマジマジ眺めたんですけど、『あれ、もう僕しかいないじゃん』って(笑)。一番最初に「辞めたいんですけど」って言った人間がまだ残ってるんですから(笑)

—–しかも新生BOYZBOYZBOYZのジャケットもWIKA-BOWIEZさん全面押し出しで時代の移り変わりを感じますよね(笑)。実際この全面打ち出しは抵抗はなかったんですか?

W : ありましたよ(笑)。

一同 : 爆笑

—–それをどういう風に自分で解釈して消化したんですか?

W : あ、いいんっすか?みたいな(笑)。

—–結構話し合いはしたんですか?

AK : 話し合いしましたよ。リードボーカルを入れるか入れないかって時に、覚えて無いかもしれないですけど、『これからはWIKAがフロントマンだからね』って。でもちゃんとみんな責任を持ってやってくれて嬉しいですね。一番嬉しかったのが、結成当時からライブを観に来てくれる人達が今でもいるんですけど、その人達が、まー僕は数奇で奇特な人達って思ってるんですけど(笑)、彼らに呼び止められて、『やっと消えたね』って言われたんですね。で、『へ!? 何が?』って思ったんですけど、『今までBOYZBOYZBOYZの音楽性が変わっていく流れを見ていくのが楽しかったけども、今日WIKAちゃんがど真ん中に立ってるのを観て納得が出来た』っていうのを4〜5人に言われて。今までやっぱり前が良かったとかそういう声と戦ってきた部分もあったので、信じてやってきて間違ってなかったんだなって実感してますね。僕としては、自分は主役になる人間じゃないと思うので、ちょうど良いバランスでずっと描いていた絵が出来てきたかなと。

—–限りなく理想に近づいたんですね。

AK : そうです。今回の『FRANTIC』って曲はWIKA-BOWIEZが歌詞を書いて作曲にも関わっていて、しかも彼女が歌ってるっていう代表的な曲なんですけど、はじめて満足行く曲かなって。個人的にも女の子がボーカルをやってるバンドって好きで、メンバーの事を褒め合うのは好きじゃないんですけど(笑)。歌も良いしビジュアルも良いし、メンバーでいてくれてラッキーだなって思います。

BOYZBOYZBOYZ インタビュー

—–現在のこの体型になってどれ位経つんですか?

AK : もう1年位経ちますかね。

—–ライブもWIKA-BOWIEZさんがセンターで歌ってる感じなんですか?

W : そうですね。センターっていうか、ただ鍵盤を弾きながら歌ってるので。。。余裕は無いですががんばってます(笑)

—–確かに楽器を弾きながら歌ってたらセンターって感じでもないですよね。

W : そんなAKB的な感じではないですよ(笑)

N : もっと自然な感じですね(笑)

—–なるほど(笑)。新生BOYZBOYZBOYZのライブの意識とか雰囲気とかは変わってきてますか?

AK : もうモッシュとかはお客さんはさすがにしないですね(笑)。起こそうとも思って無いですし、そもそもそんな勢いで盛り上がらない(笑)でも、そういった呪縛からは抜け出せましたね。前はやっぱりモッシュが起きないと盛り上がってないみたいな感覚が肌に染み付いてたんですけど、今は普通にライブが出来てるじゃないですけど、アガルポイントが違うというか。

N : 僕はポストハードコアとかのバンドで叩いてたんですけど、自分の感覚的にはあまり変わらないですね。

—–バンドって動いてナンボ見たいな時期とかあるじゃないですか?でもそうじゃない見せ方をするバンドもたくさんいますしね。

AK : 全員がリードボーカルを取ってて実際歌わなければいけなくなったので単純に疲れますよね(笑)。使ってるギターも重くて。。。ミニ四駆みたいに穴を開けて軽量化出来ないかな?みたいな(笑)。

一同 : 爆笑

AK : WIKA-BOWIEZのオルガンもかなり古くて重いよね?

W : はい。先程も申しあげましたように、60年代が好きなので楽器もその当時の楽器を使いたいっていう拘りがあります。

—–それはこのバンドに入る前からですか?

W : このバンドに入った時にこのオルガンを買って、色違いで買ったりする位好きで使ってます。

N : PAさんとかにたまに驚かれたりしますよね?

W : なんか見た目が大きなトランクみたいなので、それを開けたらガバってオルガンが出てくるので、それがきっかけで他の出演者さんとかと話が出来たりするので凄く愛しています。

—–WIKAさんは写真などのイメージと全然違いました(笑)

W : どんなイメージだったんですか?(笑)

—–もう少しアイドルよりなのかと思っておりました(笑)

W : どういう事ですか?(笑)それは良い事ですか?(笑)

—–もう少しキラキラした感じで、言い方悪いですけどギャルというか。。(笑)。でも落ち着いた話し方でしかも60年代への拘りが強いので印象が変わりました。

W : あ、はい。がんばります(笑)

一同 : 爆笑

AK : 多分メンバーの中で音楽に対して一番造詣が深いのはWIKAだと思いますよ。リズム&ブルースやモッズの人達が愛した60年代の音楽を誰にも負けない位追求してますしね。実際、彼女の知識や理論武装に勝てる人はそういないですね。

—–今度WIKA-BOWIEZさんピンでインタビューもしてみたいですね(笑)。それで一通りみなさんの音楽のルーツなどを聞いて、今回のアルバムの音が60年代~最近までの音楽の統括したような感じだというのが妙に納得出来ました。

AK : マテリアルとして宝箱のようなアルバムだと思いますね。取材欠席中のTAMOTSU以外は洋楽しか聴いていないっていうのもあるので、凄く洋楽の臭いがするとは思うんですけど、今回歌詞を日本語にも挑戦したりもして。

—–初挑戦ですか?

AK : 4曲目と11曲目と13曲目の3曲ですね。

—–それはなぜですか?

AK : なんか自然に日本語詞をやってみたいなって。歌詞は僕とWIKA-BOWIEZで書いてます。

—–洋楽を聴いて育った中で、自分のバンドが日本語詞で歌う感覚ってメンバー的にはどうですか?

N : 割とそこら辺りは感覚的に自由で良いんじゃないかなって思ってるので。曲に合ってればいいんじゃないかなって思いますね。曲と歌詞の内容もサウンドとマッチして聴こえてますし。

—–ちなみにAKIRAさんは影響を受けた日本のアーティストはいるんですか?

AK : はっぴいえんどかな。大瀧詠一さんだけですね。月並みですけど、はっぴいえんどと山下達郎さんのシュガー・ベイブしか日本人のバンドはちゃんと聴いていないといっても、これは過言かな(笑)。でもホント、歌詞も一つの楽器のアンサンブルとして組み込んでる部分が神だなと思ってますね。言い方凄く悪いですけど、歌詞って響きがあれば内容なんて入って来なくても良くて。ステレオの前で演者のメッセージを正座して聴くような音楽は聴くのも演るのも苦手で(笑)。『共感しました!』とか、『私の事歌ってるのかな?』とか、そういうのが凄く苦手です(笑)。そもそもそんなわけないじゃないですか?(笑)。ちょっと面白くしようとして話を大きくしてますけど(笑)。もちろん何も考えてないわけじゃないですし、一つの物語として作ってますけど、とにかく単語が響きとして残れば十分かなって。

—–楽器の一部っていう解釈ですね。

AK : 作ってみたら思ったより全然出来が良くて。むしろ最高の出来なんじゃないかなって思ってますね。

—–確かにアルバムを一通り聴いた時に、日本語の曲も違和感なくスーッと通過していった感じはしました。

AK : 残念ながら僕があまり日本語の歌詞をかけないのでそこはWIKA-BOWIEZががんばってくれましたね。13曲目の1966って曲なんかは天才なんじゃないかなって思う位。僕が書きたくても書けないって思っている歌詞を具現化してくれるので尊敬してます。

—–WIKA-BOWIEZさんはどこから言葉の影響を受けてるんですか?

W : 私が日本のアーティストで影響を受けて好きなのがフリッパーズ・ギター で。なんか脳内の色とか固有名詞を出す部分とか、季節を感じる所とかが好きで、私も景色が浮かぶって事を考えて作ってるので、英語の歌詞も同じように書いてますね。体験した事とかを書いてるのではなくて、想像するようなキラキラした世界や同じような青春時代を過ごした人なら共有出来るような光景とか切ない感じとかを書く事が多いです。人に何かを伝えたいとかメッセージとか一切ないんです。

—–AKIRAさんと共通してますね。

N : 一切ないって言い切りましたね(笑)。

W : はい(笑)。私が好きなアーティストを聴いてそう思うように、きっと分かる人は分かるんじゃないかなって思いながら書いてるし、英語の歌詞の日本訳もこだわっていて、ただ直訳するんじゃなくてちゃんと世界観が分かるように訳してますね。

—–抽象的な感じなんですかね?

W : なんて言うんだろ。半径5m位の範囲しか思い浮かばないような歌詞は嫌なんですね。

AK : う~ん。まさしくそれ(笑)。

W : メッセージ性があるわけじゃなくて、みんなが生きてきたストーリーに重なる部分があれば嬉しいかなって思います。

AK : 僕も半径5m以内の曲は書かないようにします(笑)。

—–曲と歌詞が矛盾してしまいますしね(笑)。

AK : 小学校の25mプール位までいければ良いかなと思いますね(笑)。

—–(笑)。でもこうして日本語詞にチャレンジする時にバンドのイメージに合う歌詞が書けるメンバーがいるって多才でいいですね。

AK : ちなみに今回はCDに英語詞の和訳は入っていないんですけど、発売後オフィシャルのHPでダウンロード出来ます。
でも実は配布物を除いたら歌詞カードを入れるのって初めてなんですよ。というのは、今まであまりにも自信なくて人に見せたくなかったんですね(笑)。人に見せたくないのになんでステージで歌ってるんだっていう矛盾もありますが(笑)。でも今回はWIKA-BOWIEZがほぼほぼ英語詞も日本語詞も作ってくれて、しかも英語詞の和訳が洋楽の歌詞カードに入ってるようなクオリティで作ってくれたので、ここまで完璧だったら歌詞カードを入れるべきだと思ったんですね。

—–そもそも歌詞は今回初めてなんですか?

W : 昔やってたバンドで少し書いたりとかそんな事はありましたけど、こんなにたくさん書くのは初めてです。基本的な考えとか脳内の思考みたいなのって10代から変わってないと思うので、10代の頃に好きだった洋楽の歌詞カードに入ってた訳のイメージが凄い好きで。ああいう訳って意訳したりするじゃないですか?

—–直訳ではなくてですね。

W : 直訳じゃなくて、訳の部分にも自分の考えとか色がとかが見えるようにすれば、歌の世界観も表現出来るんじゃないかなって思って作りました。

—–もうフロントマンになるべく人ですね。

AK : 僕なんかは10代の頃は本人ですら何を歌ってるかも分からないようなハードコアしか聴いてなかったですからね(笑)。僕の大好きなバンドでS.O.D.ってバンドがいるんですけど。

—–また話が長くなるので今度にして頂けますか?(笑)

一同 : 爆笑

—–ちなみにタイトル『FRANTIC』はどういう意味ですか?

W : 喜びで興奮して狂ったみたいな感じです。

—–こういうタイトル決めとかメンバー会議とかするんですか?

AK : このメンバーになってからは特に必ずメンバーと共有します。

W : 今LINEがあるので(笑)。

—–便利な世の中ですね(笑)。さて、発売がもう間も無くですが、ライブやツアーなどは?

AK : 11月22日に新宿アンチノックでレコ発をやります。ツアーとかはですね、急ぎ過ぎた部分もあったので、疲弊しないようにゆっくりやっていこうかなと思ってますね。じっくり聴いて欲しいアルバムだし、前みたいに強引にツアー組むようなイメージではないですね。ただこれを呼んでくれてるみなさん、あなたの街に呼んでくださいね(笑)

—–ちなみにアルバムの制作期間ってどれ位なんですか?

AK : ミックス混みで9日間まるまるですかね。

—–なんか苦戦したことなどは?

AK : あったかな?なんかあった?

N : 2曲位が確か前日に構成が決まったっていうのがありましたね。

AK : 最初10曲入り構想だったのが、僕が3曲ぶち込みました(笑)

W : それから1週間でレコーディングだったのでみんなバタバタしだして。

—–歌詞もですか?

W : はい。。ワサワサなりましたね。

—–逆にそういう曲の方が勢いがあったりしますよね?

AK : あんまり言いたくないですけど、まだ上手に演奏が出来ない曲もありますね(笑)。

W : あるね (笑)。

S : あ、その内の一曲の『SLOW IT DOWN』って曲なんですけど、俺とWIKAさんが小さなブースの中で並んで弾いて、AKIRAさんがボーカルブースに入って弾いて一発録りだったんですけどアレは緊張しましたね。

W : ベースとオルガンとギターだけの曲でスローな曲なんです。

—–それを別録りしなかったのは?

AK : 生の感じを出したかったんです。

S : 自分が一番後ノリだったんで、NGは絶対出せないなと(笑)。プレッシャーで汗だくでした(笑)

—–でもほとんどスムーズにいきましたね。今思えばファーストもセカンドも結構やっつけだったんですね(笑)。良い意味でも悪い意味でも。でも今回はブレずにやれたかなって思ってます。

N : でもSHINSUKEさんはプレッシャーとか言いながら新しいフレーズをガンガンぶっ込んでたじゃないですか(笑)

W : そうなんですよー!

S : それは単純にギリギリまでフレーズを作らないだけですね。宿題をギリギリまでやらないタイプです(笑)

N : びっくりしましたよ。そんなフレーズ弾いてなかったよね?みたいな(笑)。詰め込んでましたね。

S : やれる事はやりましたね(笑)

N : 先に僕は終わってたんで、こんなに音数多かったかな?って(笑)

S : 今回特にWIKAさんとAKIRAさんがそうだったんですけど、当日レコーディングスタジオに入って、『ここコーラス入れてよ』って言ってポンポン録っていっちゃって。その対応能力が『すげーなー』って思いましたね。

—–WIKAさんサマサマですね(笑)

W : 私は鍵盤のライン作るのに家で何日も何日も時間かけて作るんですけど、コーラスのラインだけは今回スッと出来て本当に良かったです(笑)

AK : 今回この体制になって僕がほとんど歌うのかなって思ってたんでけど実際はWIKAがリードもコーラスも含め全曲に散りばめられてて、蓋を開いて見れば僕が一番少なかったですね。比率的にはTAMOTSUとWIKAがほとんどです。

—–でもツインって感じでもないですよね。

AK : 一人一人が曲ごとにソロを取ってる感じですかね。GEATFUL DEADもそうなんですけど、あそこは曲を作った人間が歌うんですね。あとは僕がこの世で一番好きなバンドがTeenage Fanclubなんですけど、あそこも作った人が歌うっていう形態なので、それに近い感覚ではあります。僕の好きなバンドって楽器を持ってライブをやってるイメージがあるので、結局こういうのが好きだったんだって感じです。

—–遠回りしながらも理想形に近づいたと。

AK : そうですね。今までバンドをやってきて、メンバー全員が自分だったらいいのにっていう瞬間ってあると思うんですよ。でも、今この最強メンバーになって、そういう風に思わなくなったというか。まーTAMOTSUくんはどうか分からないですけど(笑)

一同 : 爆笑

BOYZBOYZBOYZ インタビュー

—–いないメンバーがボコスコですね(笑)

AK : はい(笑)。でも真面目な話し、自分じゃ出来ない事をしっかりとやってくれるアーティスト達で、僕が恐縮する位なんですよね。それで僕が脇役に徹してというか、それが一番合ってるなって。しかもこうやってみんなインタビューでも話をしてくれるし。

—–なんかWIKAさんは何を聞かれるかドキドキしていたそうですね?

W : そうなんですよ。私こういうのあまり慣れて居ないのでAKIRAくんと練習もしたりして。

—–え?どんなですか?

W : なんか「生き別れた妹を探す為にバンドを始めたと言え」だとか(笑)

AK : BOYZに入れば妹を見つけれるんじゃないかっていう物語(笑)

一同 : 爆笑

AK : なかなか言わないからいつ言うのかなって思ってましたよ(笑)

—–結果的に言えたので良かったですね(笑) アルバムは合計13曲ということで、フルヴォリュームですね!

AK : 実は14曲録ってるんですよ。アルバムに入らない曲は11月22日の新宿アンチノックで、特典でプレゼントになりますね。本当はボーナストラックで入れようと思ったんですけど、アイアンメイデンのカバーなんですけど、アルバムには大人の事情で入れたら怒られるってことで(笑)

—–(笑)。ちなみに曲は?

AK : ファーストの1曲目の「Prowler」です(笑)

—–また選曲が凄いですね(笑)

AK : 一応メタルはやっておかないとという事で(笑)

N : まさかレコーディングでやるとは思いませんでしたけどね(笑)

AK : それもそのままコピーしたわけじゃなくて12弦ギターを入れたりしてカラフルになってますね。ジョン・ロードよろしくなオルガンも入ってるのでとてもかっこ良いと思いますよ。

W : 私はアイアンメイデンとか知らなくて(笑)

AK : 知らないのがいいんですよ(笑)。知らなくていいし、実際聴く必要もないですしね(笑)。僕はアイアンメイデン大好きなんですけどね!

—–ちょっと楽しみなカバーですね!そしてそのレコ発の日程は?

AK : 11月の3連休の中日の22日に新宿のアンチノックでやります。2ステージノンストップで、昔からの友達から新しい友達のバンドまで合計11バンド出ます。

—–一緒にやるバンドのジャンルは考えたりします?

AK : 考えないですね。ジャンルを考えてしまったらクロスオーバー路線では無くなってしまうので。どのジャンルとやっても通用しないと意味無いので。

—–その後の予定は?

AK : 来年の春辺りから渋谷のRUBYROOMで1バンドゲストとDJを呼んで定期的にイベントをします。曲もたくさんやりたいので、お酒を楽しみながら出来たらなと。地方なども呼んで頂けたら行きたいですね。

—–やっと新生BOYZBOYZBOYZも固まったようで今後が楽しみですね!最後にみなさま一言ずつ何かあれば!

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S : 僕はお客さんとしてBOYZBOYZBOYZを見てた一人でもあるんですね。それで改めて自分が加入してアルバムを作って聴いてみて、キャッチーな部分っていうのは昔から変わっていないと思うので、昔から知ってる人も含め聴いて貰えれば幸いですね。やりたい事はとりあえずやりきりました!

N : 同じくやり切った感は凄くありますね。初めてレコーディングであれだけ太鼓を並べましたし。

W : あれなんですか?(笑)

N : キャノンタムです。

AK : なんかガンダムにいそうだよね(笑)

N : (笑)。シンバルも並べらるだけ並べてマイク足らないみたいな(笑)。自分的に流通盤で、あれだけドラムを叩けたのは凄く嬉しいですね。なので、聴こえてたらいいなって(笑)

—–多分自分が一番聴こえてますよね(笑)

N : 確かに(笑)。とにかくやりたい事は全てやったと思うので、もう次の制作にも取り掛かりたいですね!

S : え?そうなの?ネタあるの?

N : ありますあります(笑)

—–AKIRAさんが冷静な目で見てますが(笑)

AK : いや、僕は彼のドラムを愛して止まないですよ。最高のドラマーです。

—–では、最後にWIKA-BOWIEZさんお願いします!

W : あれ?AKIRAくんは言った?

AK : 僕はもう随分しゃべったのでいいです(笑)

W : あ、そうですか(笑)。ではでは私ですね。えーっと、本当にメンバーが凄い技術を持ったアーティストで、全然ジャンルも違う人達が集結した素晴らしいアルバムになっていると思います。個人としても、加入した3年前に比べたら進歩したと納得出きる仕上がりになってると思いますし、衣装とかジャケットとかPVとかのビジュアル面も自分の好きな物を取り入れて貰えたので、自分が手にした時にも嬉しい作品だと思います。

AK : ライブやこのアルバムの衣装もWIKAが作ったんですよ。

—–あ、そうなんですね!

W : 服を作るのが大好きで。

—–でも結局今日はモヘアセーターですけどね(笑)

AK : 今日凄く悩んだんですよ(笑)

—–モヘヤの方がコーヒーショップっぽさはありますね(笑)。ではやはり最後に一言AKIRAさんにお願いしましょう!

AK : ありがとうございます(笑)。このアルバム『FRANTIC』ですね。メタリカの曲名にもありますけど(笑)。そういった部分で微妙にメタル感を主張しつつ。。というのは噓ですけど。パンクバンドって僕はいつもファーストアルバムが良いって思ってるんですね。ただ、一般的なバンドで言うとサードアルバムが一番良いって定説で言われてて、それは僕も凄く感じてるので、ファーストもセカンドももちろんがんばりましたけど実際このアルバムが一番良いと思えるし、メンバーを含め今思えばこれが理想的な形かなと思っているので、これをスタートとしてやっていきたいですね。そして来年は2回目のワンマンを考えていて、その配布音源用にまた6月位にレコーディングしたいなと思っているので、そこに向けてのキックオフになれたらなと思います。

—–まずはリリース、そしてレコ発と楽しみにしてます!今日はありがとうございました!

一同: ありがとうございました!


Interviewed by Kenichi Kono

リリース情報

クロスオーバーの向こう側で生まれたシティ派モダニズムサウンド
BOYZBOYZBOYZ NEW ALBUM「FRANTIC」2015年10月28日発売!!!

バンドの紅一点、WIKA-BOWIEZを中心に再編成されたBOYZBOYZBOYZ。「メカニックでプラスティックな現代で迷走を続けるロックを鋭く切り裂くBOYZBOYZBOYZからのメッセージ。クロスオーバーをトキメキにかえて贈るシティ派モダニズムサウンドです!聴いてね♡ 」と、にっこり。バンドも「初めて納得できたアルバム」と仕上がりに満足の様子だ。

スケートスラッシュ、ヘヴィメタルやハードコアパンクのアプローチが強かった初期のサウンドから想像ができないほどの路線変更が光るニューアルバム「FRANTIC」。元々の初期衝動はもちろん、ガレージ、パワーポップ、R&B、スカ、etc…などあらゆるジャンルを吸い上げて咀嚼し、卓越した演奏技術で一気に吐き出されるサウンドは、洋楽ファンにはたまらないマテリアルの宝庫といっても過言ではない。また、本作では日本語詞の曲にもチャレンジしており、新たなファン層が生まれることはまず間違いないだろう。

BOYZBOYZBOYZ - New Album『FRANTIC』

BOYZBOYZBOYZ
『FRANTIC』
2015.10.28 Release

01.FRANTIC
02.BLOW DOWN
03.I LOVE YOU
04.HELLO ~Al Jardine~
05.ROXY MUSIC FOREVER
06.HARDCORE&COFFEE
07.WINDY DAY
08.ALL MY HOMIE HANDS UP
09.GO SHINE
10.COP ME DEAD ALL
11.TOP TO TOE
12.SLOW IT DOWN
13.1966

DBM-021 ¥1,500(Tax in)
DEATH BLOW MUSIC

<BOYZBOYZBOYZからのメッセージ>

AKIRA-BOYZ「本物のロックはねぇがぁ…ねぇがぁ…と、悩める総勢50億人のロックファンの皆様!」

WIKA-BOWIEZ「そんなロックファンの皆様にだけ…スペシャルな情報をお届けしちゃいまーす♡」

AKIRA-BOYZ「まずは、ダイエットで言う断食のように、音楽を聴くことをですね…そうですねぇ、1ヶ月ほど断っていただけますか!」

WIKA-BOWIEZ「断食ならぬ、断音ですね!で、断食を終えた直後のご飯って、もうあまりに空腹で美味しいとか不味いとかわからなくなるものだから、なーんでも美味しいですよね」

AKIRA-BOYZ「そう!不味い飯でもあら不思議、とても美味しいメニューになるわけです。そんな効果をですね、断音でも試す価値があるんじゃないですか?(ニンマリ)」

WIKA-BOWIEZ「断音を終えた直後に…BOYZBOYZBOYZのニューアルバム「FRANTIC」をレッツプレイ!するとすると!!!」

AKIRA-BOYZ「うぉー最高だぁ!やべぇなんだこれ! 聴いたことネェよこんな音楽! きもじぃ〜きもじぃ〜よぉ。。。おいネエちゃん、もう1枚もう1枚だけ売ってくれ!うぎゃおうっちゃれりら〜(目を充血させ、ありったけの快感を感じながら昇天)」

WIKA-BOWIEZ「あら、またひとり、BOYZBOYZBOYZのロックでし・ん・じゃ・っ・た♡ あなたも死んでみない?」


ライブ情報

TOGETHER FOREVER 2015 AW

<BOYZBOYZBOYZ  NEW ALBUM「FRANTIC」リリースパーティー>
BOYZBOYZBOYZ PRESENTS
【TOGETHER FOREVER 2015 AW】

2015年11月22日(日)
at 新宿アンチノック
開場17:00
前売2,500円

-出演-
BOYZBOYZBOYZ
ロリータ18号
gamy
SOBUT
クリトリック・リス
bilo’u
Kit Cat
ベッドイン
FORESIGHT
ヘルミッショネルズ
COMPACT CLUB

-チケット-
e+
http://eplus.jp/sys/T1U89P0101P006001P0050001P002170571P0030001P0006


BOYZBOYZBOYZ『FRANTIC』PV


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