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COVER ART iS UNDEAD ~ジャケットワークに迫る~ (作品名:AKiLA feat. Yosuke Onuma “The spirit of solitude” / 作者:TAKUYA.Y)

COVER ART iS UNDEAD ~ジャケットワークに迫る~ (作品名:AKiLA feat. Yosuke Onuma "The spirit of solitude" /作者:TAKUYA.Y)

Profile of |TAKUYA.Y|AKiLA|


COVER ART iS UNDEAD
~ジャケットワークに迫る~

現在音楽は、ダウンロードというとても便利なTOOlを得たお蔭で、携帯一本あれば気軽に新しい音に触れる事の出来る時代になった。そのお蔭で実際にレコード屋さんへ行き、音に触れ、何を買うか悩む時代はもうとっくの昔に無くなりつつあるのかもしれない。その当時あったCDやレコードのジャケットのデザインで判断し購入する『ジャケット買い』というとてもリスキーでドキドキする文化ももはや衰退しつつある。何枚のレコードに後悔し、何枚の当たりCDに快感を覚えた事であろうか。

そんな目に見えないダウンロードという時代が来る前。音とその音を表現するアートイメージは常に隣り合わせであった。音には必ずといって良い程『アルバムジャケット』としてのシンボルがあり、自分のお気に入りの作品や名盤のほとんどにそのシンボルが存在した。音を聴けばそのアルバムアートが思い出され、アルバムアートを見ればその音が頭の中で流れる。

そんなCDやレコードの顔とも言えるジャケットアートをA-FILESのスタッフが新譜、旧譜問わず紹介していきます。
アート側からの音楽に対するちょっとしたエピソードが聞けるかもしれません。そしてそのジャケットアートは、音と共に一生我々の記憶に留まり、様々な色を音に着色していくことでしょう。

ART OF MUSIC iS UNDEAD

その今回第一弾として先日発売されました
AKiLA feat. Yosuke Onuma “The spirit of solitude”のカバーアートを担当した”TAKUYA.Y”氏にお話を聞きました。


COVER ART iS UNDEAD ~ジャケットワークに迫る~ (作品名:AKiLA feat. Yosuke Onuma "The spirit of solitude" / 作者:TAKUYA.Y)

—–絵などを描き始めたのはいつからですか?

絵は子供の頃から描いてます!プロを意識して描きはじめたのは17歳ぐらいから。そのために高校を中退しました!

—–このアーティストとの出会いや関係値を教えてください。

アキラ君との出会いは伊良湖でのイベントで友人からの紹介で知り合いました。一緒にサーフィンもしました。

—–今回のこの作品を描いたきっかけなどを教えて貰えませんか?

このジャケを描くきっかけはアキラ君からの依頼でした!サーフィン大会の打ち上げパーティーの席で!

—–今回の作品を描くのに費やした時間はどれ位ですか?

作品に費やした時間は、2週間ぐらい!依頼されてから発売まであまり時間がなかったのでこの間ずっと彼の歌を聞いて作品作りに没頭しました。

—–今までに作品を提供した主なアーティスト、分かれば作品名も教えて貰ってもいいですか?

今までジャケの依頼は15年ぐらい前に一件アマチュアバンドで名前も忘れてしまいました。それと和太鼓奏者のCDと童謡のCDとか位ですね。

—–好きな音楽のジャンルや好きなアーティストを教えてください。

音楽はその時々で違うんですが、ジャンルもノンジャンルで何が好きって言われると答えれないですが、今はjazzのトム ウェイツかな!

—–今後作品を提供してみたいアーティストなどはいますか?

やっぱり聞いてみて気に入ったら描いてみたいですね!震災支援のツアーで一緒に回ったHAKAIHAYABUSAとかね!

—–他のアルバムアートを手がけてる好きなアーティストがいたら教えてください。(海外国内問わず)

やっぱりリック グリフィンかなぁ。だいぶ前になるけどグリフィンの手掛けたグレートフルデットのジャケをそのまま描いてくれって依頼があって、俺の仕事としては何にも嬉しくなかったけど、その時グリフィンはやっぱり凄いなぁって思ったね!

—–アルバムカバーが好きな作品を3つ教えて貰えませんか?

・JACK JOHNSON “In Between Dreams” cover art by http://www.livelyandmotch.com
JACK JOHNSON "In Between Dreams"
・GREATFUL DEAD “Aoxomoxoa” cover art by Rick Griffin
GREATFUL DEAD "Aoxomoxoa"
・SUBLIME “40oz. To Freedom” cover art by Opoe Ortiz
SUBLIME "40oz. To Freedom"

—–絵を描くこと意外に何か好きな事打ち込んでいる事はありますか?

絵を描く事以外に好きな事はサーフィン!絵を描くのと同じぐらい好き!


~P.S ARTISTとARTISTのSTORY~

もう何年前か忘れてしまったが、AKiLAと出逢ったのはサーフ雑誌で紹介されていたNo End Why のCDだった。家から海までの車中によく聴いたのを覚えている。数年前、俺のホームの伊良湖でのビーチイベントにAKiLAが出演した時に友人の紹介ではじめて本人と会う機会が出来た。とても物腰が柔らかく落ち着いた雰囲気で、今はギター1本で全国あちらこちらとライブをして回っているとの事だった。ライブがはじまり正直驚いた、とても綺麗な声でとてもメローで。パンクのイメージがあっただけに本当に驚いた。しかし、そんな驚きよりも、すぐに彼の歌に引き込まれて行った。

それからAKiLAが伊良湖でのイベントに来た折にちょくちょく顔を合わせるようになり、必然的に俺の作品も目にするようになった。もちろん海にも一緒に入った。

そして昨年の11月にサーフィン大会で再会し、今回のCDジャケットの依頼を受ける事となった。もちろん二つ返事でOKした。それからこのCDへの思いやアイデアを熱く聞き、後日 音を送ってもらう事となった。

はじめて聴いた時、うまく言えないが心の底から「いいなぁ」と思った。ギターの音色もたまらなく良かった。後で知ったんだが、そのギターはJAZZギタリストの小沼ようすけ氏のものだった。AKiLAの歌声とそのギターの音色は優しく寄り添い会い一つの光へと導くようであった。

俺は彼等の音楽と一つになるよう、絵が完成するまで何度も何度も聴いた。そうして出来た作品が実はCDのジャケットではなく、三つ折りの中で使われているオレンジ色が基調の作品なのである。この作品を出来上がってすぐにAKiLAに見せたところ、彼は気に入ってはいたようだが、ジャケットにはちょっと…。正直ショックだったが、どうやら俺は彼等の音に寄り添い過ぎてしまっていたようで自分からの目線が少し抜けてしまっていたのかもしれなかった。本当の意味で俺とのコラボレーションを望んでくれているのがその時に実感した。それからはこのジャケットの絵を仕上げるのにさほど時間を必要としなかった。完成した作品を彼もまた心の底から喜んでくれた。

もう一枚、クレジットがのっているブルーグレーの絵は初めて今回の歌を聴いた時に、この油彩の絵を思い出し、勧めた作品である。この作品は2年前に描いたもので、海から上がって恋人の元へ行く場面を描いた作品である。そんな光景が2曲目の「逢いたくて」にストレートにリンクし4曲目の「Kumagawa」never forget 3.11 にもっと深くリンクしていると思った。

AKiLAのとても素直で愛情溢れる詩とメロディー、優しくあまい歌声は彼のバックボーンであるパンクロックと相反するように思うかもしれない、しかし、それは彼が本当に純粋なアーティストである明かしだと思う。それはジャンルもキャラも違うが俺自身同じだからわかるのかもしれない。そしてCD盤面のストレートなメッセージが同じアーティストとして表現して行かなきゃいけない事だと強く共感した。

このCDは間違いなく彼との素晴らしいコラボレーション作品であり俺の宝物である。

最後にAKiLAと俺を繋げてくれた親友の松井浩一氏に感謝申し上げます。


AKiLA feat. Yosuke Onuma  “The spirit of solitude”

AKiLA feat. Yosuke Onuma  "The spirit of solitude"AKiLA feat. Yosuke Onuma  "The spirit of solitude"

Profile of |AKiLA|

~Making Story~

1996年-2009年 No End Why, Fly☆81のバンド活動を経たAKiLA自身初のソロ作品 STARTING OVER AGAINを2010年7月 フタバレコーズより発表し波と音の全国ツアーを敢行。翌年 2011年1月からは、あのHi STANDARDのフロントマン 難波章浩-AKIHIRO NAMBA- BANDのギタリストとしてメンバーに加わり、難波章浩パンクロック解禁、Hi STANDARD 復活、AIR JAM2011開催までのプロセスを支え、2012年7月 坂本龍一氏の主催する NO NUKES 2012@幕張メッセを最後に難波バンドのステージを降りる。ルーツであるパンクロックに従事していたその間もソロ活動はスローペースながらも試行錯誤を繰り返し2012年5月?12月の制作期間を経て待望の2nd EP “The spirit of solitude”を完成させる。

波乗り友達でもありパプアニューギニアを共に旅したJAZZ ギタリスト 小沼ようすけ氏を迎えた今作品のサウンドはまるで同じ海、同じ波でサーフィンしているような感覚へと惹き込まれる。ギターと唄のスペシャルなコラボレーションで全ての楽曲を心地よく聴かせてくれている。

アートワークを手掛けるのは生まれながらに画家の父親を持ち、絵の道をひた走るサーファー画伯 山本拓也氏。一貫して聴く人の心を内観の旅へと誘うようなAKiLA独自の作風と刹那的な世界観を見事に描写した深い味わいと哀愁あるジャケットが今作の完成度を更に引き上げてくれている。

他にもサーフ好きなピアニスト GEORGE NAGATA氏やシェイパーでありJACSON884のTRACK MAKERでもあるBEN WEI氏がゲスト参加し、サーファー&エンジニア黒井伯武氏によってレコーディングはコンプリートされた。そんな Only a surfer knows the feelingなバイブレーションを惜しみなく詰め込んだ 2nd EP “The spirit of solitude” ぜひ手に取ってご鑑賞して頂けたら幸いです。

AKiLA feat. Yosuke Onuma
“The spirit of solitude”

1 Balcony after the Rain
2 逢いたくて
3 Stay Alone
4 Kumagawa -I ♡熊川 –
+ Bonus track

COVER ART BY TAKUYA.Y
FTBR-1201 ¥1,500-(税込)
2013年1月 リリース開始
2013年2月よりAmazonにて全国流通展開予定。

http://www.akila-music.info/
contact@akila-music.info


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