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西堀 純市 (SETSUZOKU Event Organizer) Interview

 西堀 純市 (SETSUZOKU Event Organizer) Interview

Profile of |SETSUZOKU|


この豪華ラインナップでエントランスなんと1000円!古くからこのシーンで遊びイベント主催をし続けて来た西堀 純市氏が放つパーティー。それが”SETSUZOKU”。 現在無数にあるクラブイベントの中で常に違う視点からの表現をトライし時代を追う彼がこのシーンで追い続ける物とは?

主催者とアーティストとお客さんと箱と、色々な要素が組み合わさって成立するイベントの主催者側のお話を伺いました。

西堀 純市 インタビュー

西堀 純市 (SETSUZOKU Event Organizer) Interview

—–自己紹介をお願いします。

CLUBを中心に都内各所でイベントオーガナイズをしている西堀純市と言います。

—–早速ですが、そもそもイベントを始めたきっかけっていうのは?

元々DJをやっていたのがきっかけです。DJを始めてから今に至るまで、もう14〜5年になりますね。

今はオーガナイズのみで”SETSUZOKU”というイベントをやってますが、以前は”Groove Laboratory”というイベントを青山の蜂で定期的にやっていました。

—–Groove Laboratoryについて詳しく教えて貰えますか?

元々自分がロック畑のDJで、当時継続してやっていたイベントの周年に開催したのがGROOVE LABORATORYでした。

ロックといっても色々なジャンルがあるので、青山蜂が3フロアーあるので、一つのジャンルに括らずにロックをベースに一つのジャンルから派生していってルーツの部分で繋がっている様な事を表現していたイベントだったんですけど、”LB3″というレゲエやカリビアンな音をかけるDJを主催に招いてからジャンル、イベントコンセプトが少しずつ変わっていったって感じです。

—–最終的には、少し大人なロックというか、ロックというキーワードは残しつつ、踊れるクラブイベントになっていったわけですね?

そうです。 HiphopやElectro、Dubstepなんかを入れてもロックというキーワードを自分達なりに解釈してやってました。
過去の出演者を見て貰えると何となくニュアンスが伝わると思います。

—–それで今回6月に開催されるSETSUZOKUなんですが。これが始まった経緯は?

2011年の8月に江の島で開催したのが発端で、安室 奈美恵やBIG BANGなどの楽曲を手掛けていたトラックメーカーのMONKさんという人と始めました。

—–そのMONKさんとの出会いは?

僕が働いてた地元のカフェで知り合って、色々話をしていく内に、音楽やシーンに対する考え方、感覚が似ているなって思って。今まで自分がやってたのがアンダーグラウンドでサブカルチャーの極みみたいなDJやイベント活動が多かったので、その延長上ではなかなか出会えない人だなっていうのを感じて。ある意味、業界の人ですね。それが凄く僕にとって新鮮で。実際考えてる事をクリエイティブとして形に出来る人です。

—–実際そのMONKさん自身もこういうアンダーグラウンドな世界観は好きなんですか?

そうですね。ロスに渡ってDJや独学で作曲の勉強したり、昔はダンサーだったりと、HIPHOPやクラブミュージックがベースにある人です。そんな中でずっと新しい事を追い求めてる感覚に共感しました。

—–新しい事を創り出すのが好きなのかな?

まぁ~何が新しいのかは分からないので、自分の中で新しいって事が重要ですね。

ずっとロックイベントをやっていた中で、少しマンネリ化と飽きが来てる部分もあって。イベントを続ける中でジャンルもどんどん変わっていったし、自分の興味も少しづつ変わっていって。やっぱり今、何が起きてるかっていう事が重要だなって思い始めたタイミングで、常にトレンドを見ているMONKさんとの出会いは凄く刺激になりましたね。

—–MONKさんはイベント内でどういう立ち位置になりますか?

最初は共同でオーガナイズしてたんですけど、イベントに必要なブッキングや交渉は僕がやっていたのでオーガナイズという立場は自分だけにして、MONKさんにはクリエイトな部分を今は担って貰っています。

—–海の家で初イベントを打って、それから定期的に開催してるんですよね?

はい。江ノ島の海の家以降は渋谷の”The Room”に場所を移し今年の一回目は代官山”M”で、今回は恵比寿”NOS”にお世話になる事になりました。

—–今回、ちょっとスペシャル的な感じですけど、そうなったタイミングというかきっかけは何かあるんですか?

今、クラブを取り巻く環境や時代の流れを考るとレギュラーイベントを継続する難しさを感じていて、大きなイベントもやらないと自分が小箱に人を流す事は難しいのかな?なんて事を考えてたのが最初のきっかけですかね。

自分にとって小箱の存在やアンダーグラウンドな部分は大切にしてるので。

—–それで今回NOSという事ですね?

はい。SETSUZOKUはクラブイベント主体にはしたくなくて。勿論、DJがいてお客さんが踊るわけだからクラブイベントではあるんですけど、もっと日常的なパーティー、トレンドをコンセプトに考えているので、クラバーじゃない人達も楽しめる内容にしたいんですよね。

NOSは飲食店でありながらもアートな感覚と音楽との繋がりを日常的に表現しているお店なので、自分のパーティーにぴったりな空間だと思って。NOSのディレクターもSETSUZOKUに遊びに来てくれてイベントコンセプトなど共感して貰えて開催に至りました。

—–新たな試みですね。

そうですね。時代は流れてるし、自分の人生の半分近くはこういうシーンで過ごしてきたわけですけど、やっぱり良くも悪くもシーンの仕組みというか体制が昔のままっていう感覚があって。物事を探求してDIGするスピリットっていうのは昔のままであって欲しいし今の若い子達にも見習って欲しいなって思う一方、シーン全体が時代に対応してない部分が有るのかなとも思います。

場所だったり、運営の仕組みだったり、勿論それにかかる箱代だったり。そういう部分を少しづつ変えていかないと、オーガナイザーも箱も出演者も皆にメリットが出ないじゃないですか。

—–要するに極端に言うと…当たり前なクラブ箱で、当たり前の様にブッキングして当たり前の様にイベントをオーガナイズするのではなくてって事ですよね。

実はそれが一番理想な気がするんですけど、今はとにかく情報が多い分、変わった事やぶっ飛っんだ事をしないと周りが興味を示さない流れを感じて、若い子も大きい箱には行くけど小さい箱には行かない。

それってただ単純に存在を知らないだけだったりすると思うんですよね。イベントもこれだけ沢山ある中でもっとアピールしていくには、開催する箱と密接に一緒に打ち出していく必要があると思います。箱側にも宣伝協力して貰って一緒になってやっていかないと。

—–で、今回はスペシャル的な感じで。

はい。ただウチは大規模なフェスとはまた違うパーティーなので一般的にまだまだ認知されていないと思います。

まぁ~そういったイベントが周年とかスペシャルと言っても、お客さんにとっては関係ないので。スペシャル的な打ち出しをするよりは、自然な形でミドル級なフェスみたいになっていけたらいいなとは思ってますね。

—–ちなみに今回のアーティストを集めた基準というか何かコンセプトみたいなものは?

SETSUZOKUのレギュラー陣には”DJ WATARAI”さんをはじめHIPHOPに精通しているDJが多く、これまでのゲストにもそのような方の出演も多かったので、色々なジャンルにするより今回はHIPHOPというカルチャーをピックアップしてみようと。
それに皆HIPHOP好きじゃないですかw 色々なジャンルのDJもHIPHOPって一度は通ってたりするし。

—–皆一度は通ってるよね。ロック畑でも。

そうですよね。なので今回はHIPHOPに影響を受けてたり、HIOHOPをバックグラウンドに持ったアーティストを集めました。 HIPHOPっていうフィルターを通して色々な表現方法を持った人達っていうイメージです。

—–今は四つ打ちDJでもHIPHOPがベースにある人達とか?

はい。今は違う表現をしていたり、純粋にHIPHOPで表現していたり、色々なアプローチで表現してる人達ですね。

—–具体的にどんなDJが?

今回はメインにMUROさん、KENSEIさん、WATARAIさんなどです。

—–濃いメンツですね。ちなみにWATARAIさんは最近どんな音をプレイしてるんですか?

SETSUZOKUに関しては、これまでHIPHOPはかけた事はなかったと思いますね。 HOUSEだったりDUBだったり、DISCOだったり。やっぱり説得力が全然違うというか、自分なんかが生意気ですけど、何をやっても上手いしセンスを本当に感じます。

—–なるほどなるほど。ちなみにライブペイントもありますね。

はい。Sayori Wadaさんといって、この人もHIPHOPがバックグラウンドにあるアーティストですね。 HIPHOPトランプが有名な方です。

Mao Simmons君はロックよりなのかな?可愛いドクロとかモチーフにした感じです。

—–絵の方も楽しみな感じですね。ちなみに今回6月やってこの先は?

まだ特に考えていないんですけど、自分の中ではこれ位の規模のパーティーを3か月に1回位、開催して面白い事に繋げていけたらいいなとは思ってます。

—–ちなみに散々イベントをやってきてると思うんですけど、リスクを背負ったりしながらやる理由は?

単純にモノ創りをしていきたいだけなんだと思います。 色々なモノ創りがありますけど自分は好きな音楽を通じてのイベント作りだったっていう事に尽きますね。

—–イベント自体が作品みたいな感じですよね。

自分はDJでもアーティストでも無いので、音楽も勿論好きなんですけど、音楽に限らずトレンドをキーワードにイベントというのものを制作していきたいので。

最終的にはイベントを一つの発端にして色々な事を広げていきたいなとは思いますね。もう人生の半分はこういう事に費やしているので自分にとって日常です(笑)

—–どんな瞬間に満たされますか?

目標とした集客が達成された時は嬉しいけど、来てくれたお客さんに楽しい、また来ますって言って貰えた時が一番嬉しいですよ、やっぱり。あとはこういう事をやろうと頭に浮かべて、それを形にしていく過程は充実して満たされます。

—–ブッキングがどんどん決まっていってフライヤーが出来てっていうね。

そうですね。その過程がモノ作りだし、組み立てていくのが凄く楽しいですね。

—–パズルみたいなものですよね。ブッキングが上手くいかなくて、でもそのお蔭で意外な組み合わせになったり。

そうそう。最初にイメージする理想があって、それが途中で方向が変わっていった時に、こっちの方が良いじゃん!みたいな事が起こったり、蓋を開いてみたら、人が入ってなかったりする時もあるけど、実は凄く現場は満たされてたり空気感が良かったり、次に繋げられるなって感じる時もあれば逆に、お客さんが入っても何か違うなって思う事もあったりするし。

—–後は出てくれたアーティストが満たされてくれればこちらも満足ですよね。

やっぱり場数を踏んでる経験値のあるアーティストに『お、今日いいじゃん!』って言って貰えたら凄く嬉しいですよね。 そういう瞬間から次のヒントを得たり。あまり人が入って無いのに『いいじゃん!』って言って貰えたのはなんでだろうって考えたりする事が勉強になるし、なかなか普通の日常を送ってたら無い事なので。

—–生ものだしね。

ある意味ギャンブルですからね。
大雨になったり台風になったりなんて事も普通にあるし、リスキーでも、どれだけリスクを最小限に抑えてやっていくかって事がイベントなんだと思います。

—–なるほど。6月は楽しみですね。ちなみに個人的に3年後近い将来どうなっていたいですか?

大まかな事を言うと、イベントを中心にクリエイティブな事が発信出来る会社を立ち上げれればなとは思いますね。
何か音源をリリースしたり、マネージメントしてみたりっていうのは凄く現実的にやりたいです。

—–楽しみにしてます!今日はありがとうござました! 

こちらこそ有り難う御座いました!

Interviewed by Kenichi Kono

Culture Party – SETSUZOKU – 2013/6/8 (sat) at NOS EBISU

Culture Party - SETSUZOKU  - 2013/6/8 (sat) @ NOS EBISU

Culture Party - SETSUZOKU  - 2013/6/8 (sat) @ NOS EBISUCulture Party - SETSUZOKU  - 2013/6/8 (sat) @ NOS EBISU

-Culture Party-SETSUZOKU
2013/6/8 (sat) @ NOS EBISU

http://groovelaboratory.com/

OPEN / START 23:00:DOOR:1,000yen
OPEN 23:00〜24:00:※ DOOR:1,000yen (1D込) ※

-MC-
ZEN-LA-ROCK

-LIVE-
鎮座DOPENESS & DJ UPPERCUT
櫻井響
AISHA

-DJ’s-
MURO / DJ KENSEI / DJ WATARAI / MONK
Wax Poetics CREW (Hickey , C-Ken) / U-Hey!

-VJ-
VIDEOGRAM (Tajif / RTR / de-sheevo) / PHOTO:埼玉泰史

-LIVE PAINTING-
Sayori Wada / Mao Simmons (MISS BOY)

Flyer made by :MONK
協力:NOS EBISU
企画・制作:SETSUZOKUGROOVE LABORATORY

NOS EBISU
http://www.nos-ebisu.net/
〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南 2-3-14 コンツェ恵比寿B1F
TEL03-5773-1727


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