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Kentaro Okawara -大河原 健太郎- MINORITY ISSUE

Kentaro Okawara (大河原 健太郎)
Kentaro Okawara。彼の絵を最初に見た時、見た目や年齢というのは当てにはならないという事を再認識した。若干22歳の彼の指先から放出されるエネルギーは、年齢も性別も容姿も国籍さえも超越し、彼独自のアートワークを刻み続け彩る。まだまだこれから日々吸収し消化し進化し成長し続けるであろう彼のMINORITY ISSUEです。お楽しみ下さい!



Kentaro Okawara -大河原 健太郎-

PROFILE OF |Kentaro Okawara |

what’s |MINORITY ISSUE|

Kentaro Okawara インタヴュー

—–まずは出身はどこか教えて貰えるかな?

出身は東京ですね。東京で生まれて神奈川に引っ越して。神奈川の大和市?に行って幼稚園から小学校までが西東京の保谷にいて、中学からずっと練馬ですね。

—–という事は青春時代はだいたい東京で過ごしたって感じなんだよね?

そうですね。

—–今って何歳?

今は22歳ですね。1989年になりますね。

—–うわっ。90年手前って事?(笑)

平成元年生まれなんです!

—–出たっ!(笑)もうそんな時代なんだね。。。それでちょっともう最初に聞いてしまいたいんですけど、絵を描く様になった経緯って?記憶にある範囲で教えて貰えますか?

最初はですね~。僕の場合は特殊で。いや特殊でも無いかな?おばあちゃんが凄く絵に精通していて、おじいちゃんも油絵とかやってて。小学校の時に、親曰くおじいちゃんが亡くなったからって言ってたんですけど。。。その際に絵葉書をおばあちゃんに充てて書いててたんですけど、それをおばちゃんも絵で反してくれて。それを毎日の様にやり取りしてたんですね。それをしっかりとおばあちゃんがファイリングしてくれてて。

—–おー!それは熱い!

そうなんです。おばあちゃんが大事に取ってくれてて。それから絵を人に見せて反響を見たりするのが楽しいっていうのはあったみたいですね。

—–そのファイリングはまだある?

ありますあります!

—–それを世に出す機会は?

いつか、なんかあった時に披露したいですけどね。

—–という事は、やっぱり家族の影響というか、おじいちゃんおばあちゃんの影響が凄く強いんですね。それは幾つ位頃?

小学校の前半とかの頃で。絵は落書きっていうか、ミニ四駆だったり自分が興味ある面白い物とかキャラクターとかを描いたりしてましたね。

—–中学校とか、思春期の頃ってどんな生活してたの?どんな学生だった?

僕はもうサッカーが好きで!

—–なるほど!なんかこういう事言ったら失礼かもしれないんだけど、凄く普通だよね?(笑)

僕は普通なんですよ!(笑)

—–見た目とかも本当に一般的な大学生というか(笑)

そうなんですよ。ただのチャラ男なんですよ(笑)。僕本当に根っからのアーティストっていうの感じじゃなくて。普通にサッカー少年でしたし。大学が美大だったから絵の方に行ったんですけど。それまではふつーにチャラチャラして(笑)。

—–普通の高校生がやるような遊びして?

彼女とラブラブして(笑)

—–その間ってクラブ行ったりとかそういうアプローチってあった?

音楽は高校の時にR&Bから入ったんですけど、R.KELLYを聞いて。そこからR&BやHIP HOPが好きになって。R.KELLYのIGNITIONのREMIXを聞いて、うわっやばいっ!ってなって。それまでは割とJPOPとか聞いてたんですけど、それからはもう洋楽しか聞かなくなりましたね。

—–基本音楽的なルーツはHIPHOPとかになるのかな?

そうですね。ブラックミュージックですね。

—–確かに絵も結構アフリカンなブラックルーツ的なアプローチが強いかも?大陸系というか。

黒人文化というか、そういうのが興味あって。画家でいったらバスキアが好きで。それ以前にブラックパンサーっていう黒人運動があって、そのポスターを書いてるダグラスヌーク(エモリー・ダグラス??)っていう人がいて。その人のポスターとか凄く好きで。

—–なるほどね。言われてみれば絵のタッチがブラックであって民族チックな感じがするけど、きっと音楽的な影響なのかな?

それは大きいと思いますね。

—–結構HIPHOPとか好きなアーティストって割とグラフィティーとかに走る人が多いけど。

グラフィティーの流線というか、流れるような感じというか無機質で機械的なのがあまり好きでは無くて。もっとゴテゴテした、アフリカンな民族衣装だったり、オブジェだったりみたいな方が好き。

Kentaro Okawara -大河原 健太郎-

—–でも見た目全然違うよね(笑)しつこいけど(笑)

(笑)

—–最初見た時。え?あの絵をこの人が書くのかな?って思ったし(笑)

それ良く言われます(笑)チャラ男としか言われないです(笑)

—–そのGAPが面白いなって思って。この間のイベント”A.O.T.N.A”でのLIVE PAINTを見たけど。ああいうLIVE PAINTは良くやってるの?

そうですね。友達がやってるイベントで定期的に描いてるんですけど。その人もクラブで会って、次の日にフットサルがあるからって事で行ったらチームの一員になってて(笑)凄い楽しい人達で良い環境に恵まれていますね。凄い大先輩なんですけど、こんなクソガキにちゃんと接してくれるって有難いですね。

—–なんていうか、アーティストって結構没頭してしまうタイプというか、内に入ってしまう感じの人が多いじゃない?でもKENTARO君の場合は凄く人柄的に入りやすいというか、壁がないというか。

それは割と意識するようにはしてますね。

—–もちろん内に秘めた熱いアーティスト気質とかこだわりはあると思うんだけど。

周りの意見とか大切だし、アーティスト以前にそれを最初から否定する人間にはなりたくないと思っていて。そういう感じなので少し意識はしていますね。

—–でも元々それって多少自信や実力が無いと出来ない事だと思うし、そこは凄いなって思いますね。

有難いですね。

—–この間のA.O.T.N.Aっていうイベントでライブペイントをやった際なんですけど、ああいう人前で絵を描く時のテンションってどういう感じなんですか?

パフォーマンスとして意識している部分はありますね。絵の流れを唯一見せれる場だったりするじゃないですか?展示会は完成形を見せる場なんですけど、ライブペイントは絵の流れっていうのを、自分の中でストーリーを作ってやっているっていうのはありますね。前回も、どんどん描き続けていって後から塗り潰すっていう作業をしたり。

—–そう!なかなかその描いた絵を塗り潰す人って少なくて。バンドでいう何が起きるか分からないセッションバンドみたいなドキドキ感が凄くあった!この間も途中に突然、黒で一部分塗り潰した時に、あ~かなり変態かも(笑)って正直思ったし(笑)

自分が見る側になった時に、え?っていう驚きとかあった方が絶対に楽しいし。

—–そうなんだよね。せっかく描いたのに、あれ?またやり直しなの?みたいな。。なんていうか泥臭さが見た目とは裏腹に(笑)意外と大胆なんだなって思って。

見た目は僕もなんかアーティスト風にしたいなとか思ったりもするんですけど、無理だと思うしなかなか難しいですね(笑)

—–このままの方がKENTARO君っぽくて凄くいいと思いますよ(笑)

ありがとうございます(笑)

—–やっぱり窓口は広ければ広い程良いと思うし、入って来た人や物に対して全部受け入れる必要もないわけだし。一度入れておいて、その中で選択すればいいだけだと思うし。そうすれば繋がりも増えるし。

まさしくそれなんですよ。僕が意識したい部分っていうのはまさしくそれで。そういう風になりたいっていう願望はあるので、ちゃんと出来てるかは分からないですけど、意識してる様にしてますね。

—–それってまた八方美人とは違うと思うし。媚びるとも違うし。

ただ単に色んな人の意見を聞きたいっていうのもあって。自分がこう見えてるって思ってるのとはまた違う見方で見られてたり。もっと色んな目で見たいし。

—–そこまでちゃんと考えられるって感心します。

本当に周りの人のお蔭だと思います。

Kentaro Okawara -大河原 健太郎-

—–もちろん実力があるからこそ、周りの人も協力してくれるんだろうしね。話は変わるんだけど。。。海外ってどこか行った経験はあるんですか?

タイと韓国しかなくて。

—–どこに行きたい?

やっぱりNYですね。NYはずっと在学中行きたいって思ってて。バスキアもNYじゃないですか?それもあって。

—–一回行ってみるのもいいかもね。色んな国の文化が混ざってて面白いかも。後は僕は行った事ないけど、アフリカとかやっぱり合ってるかも?

アフリカはもちろん行きたいですね!でも結構ビビりなんです(笑)結構口だけの所があって。ずっと昔からそれがネックで。いつか打破しないとって思って(笑)

—–(笑)とりあえず言った事は実行するようにして(笑)

目先の事からちょっとずつ(笑)

—–でももし絵を描いてなかったら何してた?

全く分からないですね。本気で絵描きになろうと思ったのが大学の2年の後半で。

—–そのきっかけは?

バスキアですね。それまでも課題で絵を描いてても本当に適当で。自分の表現を見つめる事って一切しなくて。バスキアを見た時に、これでいいんだって全てが開放的になって。そこからどんどん自分がやりたい事が見えてきたりして。大学の研究室の先生がいるんですけど、その人も幅広く仕事してる人で。その先生が近くにいてくれたから色々な事を学べて。先生には凄い感謝してます。

—–先生に感謝出来るってなかなか出来ないよね。

後輩にも最近丸くなったねって言われて(笑)前は凄いツンケンしてる部分があって。

—–でもどこかしらツンケンした部分が無いとアーティスト性が保てないと思うし。ただ僕はKENTARO君はこの見た目と絵のGAPがやはり最高かと(笑)

やってる事と見た目が伴っていないですよね(笑)

Kentaro Okawara -大河原 健太郎-

—–でもやっぱり絵に説得力があるから。ちなみにいつも特徴的な顔を描くけど。あれは何か意識してる?

う~ん。僕は顔を描く時に直ぐに気に食わなくて消してしまうんですね。なんでなんですかね。

—–顔の表情って一番難しいと思うんだけど、でもどこかで完成させないといけないわけだし、実際完成させてるわけだけど。

こう!って思った時にこれ!みたいな感じですね。人間が好きだから描くんでしょうね。

—–後で気に食わない時はある?

もうこれって決めたらって感じですね。

—–いっつも思うんですけど。絵の完成の決め手ってどんな時?結局追いかけっこになっちゃうだろうし。

感覚はかなりあると思いますね。最近は僕の場合は完成形とか見えない状態で描く事が多くて。下書も無しでっていう場合も多いんですけど、ここって思ったら完成みたいな感じですね。それで後から見直して、あれ?って思って描き直す事もありますね。

—–ちなみに音楽のアーティストのジャケットのアートワークとかの経験は?

大阪で活躍しているシンガーソングライターの方がいるんですけど。その人が凄く絵を気にいってくれて。そのジャケットはその人の写真をデザインしてって感じですね。ガッツリアートワークっていう経験はないですね。

—–まだ無いんだ?絶対アリだと思うんだけど。絶対面白いと思うし。

アリですね。自分で言うのもなんですけど(笑)やらせて貰いたいです。

—–そういうジャケット描いて、そのCDのリリーズパーティーでライブペイントなんて最高にいいよね。あ、今度バンドやったらそれやろ!(笑)

それいいですね!

—–自分の話は置いておいて。。そろそろ締めましょうか。今22歳ですけど、この2~3年で何か目標ってありますか?地味な目標でもいいんですけど。

地味な目標はやっぱりバイトを辞めたいですね。その為には、どんどん活動しないといけないし。籠って描いてるだけではだめだし。今年の目標はとにかくドンドン動き回る事。色々な所に顔を出して。

—–結局発信しないと誰も受信してくれないからね。特に今ネットが普及してる時代だから、更に発信しないとダメだし。

今ってプロもアマチュアも関係なく繋がれるっていうか。だからその中で如何に自分を保てるかというか、自分なりにっていうのを意識してやっていきたいですね。

—–音楽もインディーズやメジャーなんてもう関係ない時代が来てるし。実力ある人達がやっぱり生き残ってる。売り方とかじゃなくて、しっかり地に足付けて発進してる人がカッコいと思う。

そうですよね。

—–でも、まだ22歳だし、10年後もまだ32歳。もしかしたらNYに住んでるかもしれないし。可能性はたくさんあるよね?

NYは住んでみたいですね。

—–ちなみに今後の予定は?

CULTUART by BEAMSという所で3月21日まで開催されている、Here is ZINEっていう”ヒロ杉山”さんがキュレーションしてる展示なんですけど、”ZINE/ジン”っていう自費出版の冊子を展示/販売するっというイベントに入選してって感じですね。それと、3月16日から高輪にあります”ホトリ”っていう展示スペースで”とぶたましい/TRIPPY SOULS”という展示会に作品を出典。5月にザ チョイスっていうイラストレーションっていう雑誌がありまして。それのコンペがありまして。去年それに入選して、それの大賞展っていう展示がありますね。

—–結構色々入選してるね?

最近は有難い事に。最近割とコンペが少なくて。コンペに入選してそこから自分がどうするかみたいな感じなので、自分試しみたいな感じですね。

—–そうすると当面は発信し続ける感じですね?

やり続けて発信し続けてって感じですね。

—–このままいけばかなり広がりは絶対出ると思うし。海外まで届くと思うし。

そうですね~。海外は行きたいのでがんばりたいです!

—–今日はありがとうございました!

Interview by kenichi kono

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