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Slightly Stoopid

Slightly Stoopid / スライトリーストゥーピッド

カリフォルニア州オーシャン・ビーチで幼なじみだったカイル・マクドナルドとマイルズ・ダウティの2人が1995年に結成したバンド。ロック、レゲエ、パンクをスムーズでスタイリッシュにミックスした彼らの音がサブライムのフロントマン、故ブラッドリー・ノエルに気に入られる。当時、高校生だった2人は、尊敬するブラッドのレーベル、スカンク・レコーズと契約を結び、デビュー作を含む2作をリリースする。03年に『エヴリシング・ユー・ニード』(日本盤は04年発売)をリリースし、20万枚を売る大ヒット作となった。90年代を代表する西海岸系バンド、サブライムのサウンドを継承するバンドとして注目を集める存在となる。

初期の4人体制からキーボードやサックスなどを加た7人体制のバンドで、完璧な音とステージパフォーマンスが出来るバンドとして更に進化をとげ、よりジャムバンドに近いとの声も。Gラヴ、スヌープ・ドッグ、ステファン・マーリー、スライ&ロビー、サイプレス・ヒル、NOFXなど数多くのメジャー・アーティストとのツアーを行い続け、数万人規模の会場をソールドアウトする実力と人気を持つバンドへと成長する。シーンのトップに昇りつめた彼らは、コチェラ、ボナルー、ロラパルーザ、オースティン・シティ・リミッツ、ワカルサ、レーパーバーン(独)、ブルーズ・フェス(豪)、プラネタ・ブラジル(伯)他、数々の名高いフェスに招待され続け、多くのフェスでヘッドライナークラスの扱いをされている。テレビ、映画、ゲーム等で楽曲が多く使われ、高校生、大学生などのキッズからも支持をされる存在に。前作『Top Of The World』はBillboardチャート13位にランクインし、インディアルバムチャートでは3位ランクインの大ヒットとなった。

3年ぶり、8枚目のスタジオ・アルバムとなる今作は、DIYスタイルにこだわり、オーガニックな音作りを突き詰めた作品。彼らが所有する秘密基地的スタジオ、通称”ラボ”で3年前からツアーの合間にレコーディングされてきた音源である。バンドキャリア初期時代からの友人、Marshall “Ras MG” GoodmanやMichael ”Miguel” Happold(Sublime/LBDA)が“Life Rolls On” と “The Prophet”の制作に参加している。彼らのデビューアルバムに収録されている”The ”Prophet”のリーメイクバージョンは、LBDAを彷彿とさせる、往年のファンにはたまらない1曲となっている。”Come Around” はJerry Wonda (The Fugees, Wyclef Jean)をエンジニアとして迎え、NYで収録されたコラボ曲でもある。自分たちのルーツへの原点回帰しながらも、確実に彼らの音は次のレベルへと進化を遂げている。

20年前にサブライムが彼らに影響を与えたように、今や彼らは若いバンドたちに影響を与える存在となり、若手バンドの成長を手助けをする活動も行っている。

日本での活動は、05年のサマソニ出演で初来日、翌年には東名阪のツアーを行い、日本でもミクスチャー、サーフ系のファンから絶大な人気を博す。ʼ12年にグリーンルーム・フェスティバルと東京単独公演で6年振りの再来日を果たし、北米や海外のシーンのトップに君臨する彼らの圧巻のステージを披露した。ここ日本でのシーンを更に盛り上げるべく、再来日が期待されている。


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