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ラディカルズ 『RADICAL FREE ADDICTiON』 RELEASE / スペシャルインタヴュー

ラディカルズ 『RADICAL FREE ADDICTiON』 RELEASE / スペシャルインタヴュー

PROFILE OF |ラディカルズ|


2001年にKELLYを中心に結成されたラディカルズ。活動歴14年という年月を経てこの夏、新生ラディカルズが動き出す!という矢先にメンバーの妊娠出産による無期限のお休みの中新作「RADICAL FREE ADDICTiON」発売という波乱万丈な出だしの彼女達にお話を伺いました。

ラディカルズ インタビュー

—–ギターのMEGURIちゃんは先日他の特集でインタビューさせて貰ったので、KELLYさん自己紹介をお願いします。の前に、どういうノリでインタビューする?(笑)ノリノリな感じでいくか、今回のアーティスト写真的なシリアス系で行くか?(笑)

KELLY(以下K): アー写みたいなんはやめよやぁ(笑)

MEGURI(以下M): ノリノリでいつもの元気な感じで!

—–じゃーお願いします!

K : 浪花のキャッツアイこと・・・ラディカルズのベース/ボーカル KELLYです(笑)

—–と、ギターコーラスのMEGURIちゃんですね。まず、色々聞く前にどうやらドラムのNANCYちゃんがご懐妊という事で、一旦前線から外れるみたいなんですけど、それは脱退って事?

M : 無期限の長期休暇って感じですね。子供が出来たらやっぱり2年~3年位はかかっちゃうかなって思うので。そこはどうなるかまだ分からないですね。

—–とりあえずメンバーは2人で、ドラムにサポートをいれて活動していくって感じなのかな?

K : せやね。Ockey(VIBEDRED)とmipow(ex-suck piggy)に手伝ってもらうんが決まってる感じ。

—–で、今回のミニアルバムの制作は?

K : もちろんNANCYとMEGURIと3人で制作しました。

—–で、その音源を聞かせて頂きまして。まず、最初に雰囲気の変わり様にビックリして。まずはそこからお話を聞こうかと。今までは、USのPUNKを引き継いだ女子のスリーピースバンドっていうイメージだったのが、今回アー写から音から変わった感じがするけど、その話を聞かせてくれる?

K : 前作のアルバムが10年っていう区切りで。そこから新しい発信をしたいな!って思ったし、もちろん売れたいって素直に思ったし(笑)。あと昔からまわりの人間に「KELLYは声でも結構ガァァーーー!!っていくから、ステージ見てる方はシンドイで!やっぱどっか力抜かなあかんで」って。
でも言われてる意味が全然分からんかったし、そもそも理解しようとは思わんかったしな。やから「KELLYは○○した方がいいよ!?」とかアドバイスなんて全く聞く耳もたんかあった。あの頃はつっぱってたしね。(笑)でも、ええ歳にもなってきたし色んな意味で人の言葉にも耳かたむけよかな?取り入れよかな?みたいな?(笑)
まぁ変化が欲しい!ってのが一番やったけどな。MEGURIが加入してから「KELLYちゃんはこういう風にした方がいいよ」っていう“女子レクチャー”が始まってて。最初は反発してたけどちょっとずつ言いくるめられ、従ってたらええ感じになってきて(笑)

M : 私的にはしてやったりみたいな(笑)

K : で、ズラ(ウィッグ)を被った写メとかを送ったりしたら、こっちの方がいいんじゃないかみたいになって。それプラスこのシャガレ声だったら面白いちゃうんかな?って思って追求したら今回の仕上がりになっちゃいました(笑)

—–という事はあの白いアー写は…ネタ?(笑)

K : え?自分の中では完全にネタやで。ははは。

M : 今までを知ってる人にとってはネタなんだけど、ご新規様にとっては、こういうバンドですけど?っていう感じで。

—–確かに窓口的には前みたいなPUNX風よりも今回みたいなアー写の方が広くはなるよね。

K : オラオラ~~~ってやってたら「このBAND絶対コワイ」って思ってCDも取らんやん?(笑)

M : 窓口をとりあえず広げたいっていう事で今回みたいなアー写にしたその流れで、ミニアルバムを作りました。

—–アルバムの内容もビックリしたんだけど、前に比べて日本詞が増えたよね?

K : 今までも日本詞あったけど、CD一枚につき一曲づつくらいで。

—–ラディカルズに対して、全く日本詞のイメージが無くて。でも今回アルバムの一曲目に日本詞をぶつけて来る所が、あ、この時点で新たな意識改革が始まってるなって思ったんですけど、一曲目っていうのは意図的?

M : 私は意図的かな。

K : 自分では日本詞を作ったんは意図的やけど、一曲目に当てたんは意図的やないかなぁ。で、作品五曲聞いて、一曲目はやっぱりコレや!って。

—–まー意図もありつつの必然って言う感じかな?でも日本語恥ずかしくない?(笑)

K : めっちゃ恥ずかしい(笑)NANCYが休むって決まってから3回ライヴして。急遽新曲をライブでやったんだけど…慣れん!恥ずかしい!(連呼) 声もちゃうし、テンションもちょっとちゃうし。昔から知ってるカメラマンの人にも、「なんか新曲がライブハウスの音響のせいか、KELLYの声が違う風に聞こえた」って言われて。…いやいや、違う風に歌ってますねんみたいな(笑)。知ってる人が分からない位ガラっと変わるみたいやわ。

—–聞いててなんか差し引きが出来る様になるんじゃないかなって気がした。
今まで10の内10マックスフルで暴走みたいな感じだったけど。

K : 10!!フルテン!!みたいなね(笑)

—–そうそう。でも、今は半分の5も覚えて曲に強弱がついて表情が付いたような。大人になったなって…(笑)

M : (大爆笑)

—–なので今回のアルバムはなんか、まだ新たなラディカルズが完成されていない序章で、これから進化していく過程な気がする。聞き逃したらダメみたいな。まだまだやりたい事あるでしょ?

M : ありますよ。ボーカルに関して言えば。まず、私が加入した一回目のライブの時に眉毛を描けと言いました。

K : (笑)

—–????

M : というのは。ラディカルズのKELLYちゃんに対するイメージっていうのが、100でワーーーってなる感じだと思うんですけど。

K : 100じゃなくて10な?(笑)

—–さっきのを100に変えないといけなくなっちゃうからね(笑)

M : (照れながら)実際は違うから。実際は凄い女らしいし、弱い部分もあるし。私はそういう部分をもっと出した方がいいかなって思って。歌い方一つにしてもボーカルのテンションにしても、なんていうか人間としてのKELLYちゃんというか…

—–ほらほら、良い事言ってるよ?

K : あはははは。人間になりたーい!

—–やっと人間になれたんだ?(笑)

K : 赤鬼からやろ?(笑)

M : (失笑しながら無視して話を続ける)なんかね、前回のアルバムの最後の曲はアコースティックの繊細なKELLYちゃんが演せれて。そこからの今回の新譜でやっとそれが実を結んだ感があったなって思っていて。

—–確かにそのお蔭でフルテンの毒々しさが更に際立つようになったかも。いつもの酒焼け声が。

K : 酒焼けちゃうし。ただのしゃべり過ぎやし(笑)

M : そんなに恰好付けなくてもいいんじゃないかなってずっと思っていて。

K : うん。せやから今は楽よ。

—–結構無理して背伸びしてたっていうか、PUNXじゃないといけないみたいなところはあったのかもね?

K : だからむしろ今はラディカルズがPUNKって言われるのが嫌かも。PUNKじゃないですって…(笑)PUNKは好きだけど…

—–それっていうのは、結構メンバーと何度も話し合った結果?

K : う~ん、話し合ってはないかな?

M : 自然かな?割と自然かな。

—–なるほどね。それで、今回のこのミニアルバムのタイミングは?

K : 前回のアルバムが去年の10月で、本当であれば春先にって話やったんやけど、ちょっと延びて。

—–このミニを出した後の予定は?

M : う~ん、何も考えてなくて。ナンちゃんがこうなったタイミングっていうのもあるし、この音源を作って思ったのが、とにかく先の事をこうしてああしてこうしようとか考えるよりも、この音源が連れてってくれる所があるなっていう感じがしてて。

K : かっこええな(笑)

—–うん。今のまともだった(笑)やっぱりタイミングだよね?

K : …うん?なんて?なんて?

—–タ・イ・ミ・ン・グ!

K : ほんま言うてるコト聞こえへんわぁぁ(笑)MEGURIは聞こえてるん?

M : 私は全然聞こえるけど(笑)

※インタビュー中、インタビューアーの声が聞こえないと何度も何度も聞き返すKELLY嬢。

—–(笑)。それで今後はライブの組み立てとかも考えないといけないと思うんだけど。何か今考えてる事はある?

K : 既に、LIVEで”Your way”って曲やってて。前後の曲とかの繋ぎとか結構難しいかな。ライブ全体も今までみたいにワァァーっっていかへんと思うし。

—–前の秋に出したアルバムからは曲はやるのかな?

K : 割ともう既に絞られて、やる曲は限られてる。

—–やってる側からしてみればあまり変わらないのかな?

K : え?なんて?なんて?

—–今のは聞こえたでしょ?(笑)

K : 聞こえへんって(笑)たぶん高音が聞き取れへんのやわ。声高いやん!?

—–きっとね。MEGURIちゃんなんかは頭が良いから多少聞こえなくても想像で解釈してくれてるんだと思うんだよね(笑)

M : 声も高くないと思うよ?

K : まじで聞こえへんって。

—–じゃーMEGURIちゃんと二人で話す?(笑)

K : すんませ~ん(笑)

—–じゃー戻りましょうか(笑)今後のライブの戦略は特に考えていないのかな?
バンドって結構本能中心でいくタイプとしっかり構成をするタイプと色々あると思うんだけど。

K : 本能でやってた部分はあるけど、構成は今後していかなーあかんのかなとは、今年になってから思い始めたかな。もっとコンセプトがあった方が伝わるんじゃないかってアドバイスも多くて。

—–そのコンセプトって見つかった?

K : まだ見つかってないなぁ。もっとエンターテイナーでって思うけど、それってどういう事なんだろうって思ったりもするし。間に入れるMCだったり?この間のライブの中のMCとかはほんま良かったかな。

M : 物凄いグダグダだったんですけど、弦が切れて。それで曲間に間が出来て。

K : で、弦を直していつも以上の元気なテンションでMCをしたMEGURIになんかキュンとして(笑)演者側が楽しかったら見てる人も楽しいと思うし、グダグダ感はありつつも、ラディカルズらしさが出せたかなみたいな。

—–要するにKELLYがツッコミでMEGURIが天然ボケみたいな?

K : そうそう!そのMCが好きっていう人も多くて。そんな中、突然MEGURIが気合い入れた声で『行こうぜー!』みたいな意外性ってやっぱもっとあっていいんちゃうかなって思うし。

—–なるほどね。

K : やっぱりノセなーあかんし、手を挙げたくても挙げれないシャイな子達をノセて楽しませてなんぼって思うし。それは先輩たちのバンドを見て結構学んで。BOMB FACTORYみたいに音だけでガーっといくバンドもあれば、UZUMAKIみたいに音と煽りで盛り上げるバンドもいてるし、色々いてるけど。ラディカルズっぽいノセ方ってのがだ定まって無いからなぁ。結局フロントは自分とMEGURIしかいないから、この2人でやらなあかん中で、この間みたいなMCはなんか発見出来たなって思ってん。

—–ボケとツッコミで、その法則をたまに崩すみたいなね。自分達にあったやり方って絶対にあるしね。

M : なんか全てにおいてナチュラル志向でいきたいなって思ってて。今回の曲もそうだし、ボーカルスタイルも同じ話で。恰好付けていくのはいいんだけど、もっと自然に人間味溢れる事がしたいなっていうのがあって。それが今ライブにしても音源にしても出せてる気がしてて。それをもっと上手な形で出せて行けたらなって思ってますね。

K : 怪獣から人間へ(笑)…10年の時を経てやな(笑)

—–やっと人間になれる(笑)

K : 人造人間を飛び越え…人間に(笑)

M : (笑)

K : 昔は自分がバンドを引っ張ってて。ワンマンってずっと言われてて、自分でも「ワンマンでええやん!?なにがわるいねん」って思ってたし。まわりとそのコトで喧嘩になったりもしたし。でも今はMEGURIも引っ張ってってくれてるねんな。

—–しかも音でも引っ張ってってくれてるしね?

K : ちなみに、どの曲が好き?

—–やっぱり一曲目の”FAST”かな。あと、あの緩い感じの”SUNSET BEACH”も好きかも。あれは誰かフューチャーリングしてるの?

K : あれはSUNSET BUSのSATOSHIが参加してくれてん。

—–今までのラディカルズが一緒にやってきたバンドってこういうSUNSET BUSみたいな緩い感じのバンドもあれば色々なバンドがいると思うんだけど、実際どういうシーンにいるのが心地よい?特に女子3人っていう立場からも何かある?

K : ラディカルズは今までギャルバンとしての扱いはあまりされた事なくて(笑)むしろ自分達でそういう扱いをされないようにしてきた。泥臭さ有りでツアーでもどこでも寝ますよ~みたいな。

—–そのスタンスは今でも変わっていない?

K : それは全然変わってないなぁ。

—–ラディカルズの泥臭いスタイルが今後活きてくるような気がする。
音が多少変わっても周りの環境は変わらないと思うし、更に広がると思うし。

K : っていうのはツアーで広げて行きたいなっていうのはあるな。

—–で、そのツアーは何時から?

K : DxAxMのSHiNちゃんらsevennevesの企画で7月13日の柳ヶ瀬antsから!!そして11月まで続く感じかな。

M : 11月30日に大阪・北堀江 club vijonでファイナルワンマン。

—–結構長いですね。こうやってメンバーがお休みになってヘルプで回る事になるけどどんな心境?

K : まだそういう話になったばかりでわからん(笑)

M : 皆が言う程、不安も心配も全くなくて。考えたら不安も出て来るだろうけどとにかくやるしかないって思いますね。とにかく曲を育てていくには、ツアーを回ってお客さんと共有していかないとダメだと思うから。曲が大事だし、ツアーをしない事には進めないから。となると、不安とか心配してる余裕がない。大変過ぎて。

K : 時間もないしね。怒涛の日程が更に怒涛に。でもサポートのOckey(VIBEDRED)が決まったお蔭でかなり助かってますね。

—–とりあえずツアーはこの二人中心にがんばっていく感じですな?

K : せやね。MEGURIがおらんかったら終わってたな…

—–今、でもこういう形になったって事は、きっと凄く意味があるんだろうし…このアルバムって凄く正直まだ未完成な部分もあると思うし、でもそれがツアーでどう変わっていくかっていうのを楽しみにしてますよ。

K : え?なんて?聞こえない?聞こえない?(笑)

—–聞こえてますよね?(笑)じゃー最後に何かありますか?

M : とにかく人間味溢れる事がしたいし、CDを聞いて下さい!

K : 早く人間になりた~~い(笑)

—–白くなっても妖怪だったみたいな(笑)ありがとうございました!

Interview by kenichi kono

ラディカルズ 『RADICAL FREE ADDICTiON』 2012/07/10 RELEASE


ラディカルズ 『RADICAL FREE ADDICTiON』

RADICAL FREE ADDICTiON
2012.07.10 RELEASE

ラディカルズ Official Website
http://www.radicals.jp/


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