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A-FILES オルタナティブ ストリートカルチャー ウェブマガジン


亮弦-Ryogen- Interview

亮弦-Ryogen- Interview


ギター1本。彼が鳴らす音はその場の空間を埋め尽くす。例えそこが小さなライブハウスだろうと、野外のパノラマ大自然の中であろうと。彼のギターの音が届かない空間はない。今もっとも世界で一番魂の奥底から弦を鳴らす男。亮弦のインタビューです。


亮弦-Ryogen- インタビュー

—–出身が四日市なんですね?

生まれも育ちも四日市ですね。

—–東京に出てきたタイミングは?

まだ出てきて3年なんですよ。それまでずっと四日市にいて。

—–初めて亮弦の音を聴いたのが2~3年前なので結構来て直ぐの頃なんですね。

山中湖のプライベートパーティーですね。

—–そうそう!あの時初めて亮弦に会った時でまだ存在もしらなくて。それで、みんなでボートに乗って山中湖をクルーズした帰りにちょうど亮弦がライブをしてたんですよね。

あ~懐かしい。ボート乗ってましたねみんな。俺だけギター弾いて(笑)。

—–(笑)。それでボートから降りて、桟橋を歩いて浜に向かう最中に亮弦のギターが段々近づいて来て、その音が湖に向かってワシャーっと響いてて。あの時の鳥肌は今でも覚えております。衝撃的でした。

嬉しいですね~。あの時は、その場にいた人も俺が演奏してる方とか全然観てなくて、目の前には湖と山があって。地球がお客さんみたいな感覚で凄く気持ち良かったですよ。

—–いまだにあの場にいた人達と話しますよ。『あれ、なんだったんだろうね?』って(笑)。

なんだったんでしょうね(笑)。あれが東京に出てきて1年半とかの時ですね。

—–そもそもギター始めたきっかけは?

中学校の国語の先生で、バスケット部の顧問だった人がいたんですね。滅茶苦茶厳しくて怖い人で(笑)。その時俺もバスケット部やったんで、授業ではみんな緊張しまくりみたいな。それで、ある日その先生がいきなりギター持って教室に入って来て、『今日は授業やんないでギター弾くから』って(笑)。

—–凄いですねそれ(笑)。

そんな先生あんまいないじゃないですか?(笑)。いきなり教壇に座りだしてギターを弾き始めたんですね。みんなドン引きやったんですけど、俺はそれが凄くかっこいいなって思って、先生に、『ギター教えてよ』って。

—–そんな厳しい先生の所に飛び込む程やってみたかったんでしょうね。

なんでしょうね。なんか凄く魅力的に写って。それで卒業する時にギターを一本貰ったんですよ。それがきっかけですね。

—–特に好きなアーティストに影響を受けたっていうわけじゃないんですね?

その先生がきっかけでしたね。卒業してから会ってないんですけどね。

—–その当時はどんな音楽を?

俺はエアロスミスでしたね。でもあんまり音楽はそれ程聴いてなかったです。聴くより弾く方が楽しかったのでずっと弾いてました。高校も行かないでペンキ屋で働いてたんで、ギター弾いて仕事して遊んでバンドたまにやってみたいな感じの生活をしてましたね。

亮弦-Ryogen- Interview

—–バンドもしっかりと活動してたんですか?

いや、むしろギターばっかり弾いてたかな。それでバンドが無くなってちょっと俺は暗黒の時代へ突入すると。

—–暗黒の世界?(笑)

まーバカだった時期もあって。

—–興味深いですね(笑)。

ですかね(笑)。それで28歳位までそんな感じだったんですけど、『俺、何やってるんだろ?』って。

—–結構長い暗黒時代だったんですね(笑)。でもそう思ったきっかけみたいなのは?

ずっとペンキ屋はやってたんでペンキの腕は自信あったんですね。この技術があればどこでも食っていけるって思ってたし、むしろギターよりも職人としては自信あるんですよ(笑)。それで、自分のやりたい事をやらなーアカンって思ったんですね。なんか突然、『こんなん嫌や』って。暗黒世界から脱出したくなったんです。

—–祝脱暗黒世界(笑)。

はい(笑)。それで東京に出てきた。

—–こっち(東京)には友達は?

中学の頃の友達が既にこっちに来てて。それでそいつに10年ぶり位に電話して、『まだバンドやっとん?』、『やっとる』って。ギターがちょうどいないって言ってたので、『じゃー今から行くわ』って(笑)。

—–凄い勢い(笑)。

直ぐに着いた日に東京でペンキ屋を探してバンド活動を開始しましたね。

—–それってもう30歳位ですよね?

普通みんな地元に帰る年齢ですよね(笑)。俺の場合は、『じゃー今から東京行くわ!』って(笑)。

—–お帰りー!行ってきまーす!みたいな感じですね(笑)。

結構地元の仲間とか先輩とか、自分の周りが結婚したり落ち着いたりし始めて。それが嫌だったっていうのもありますね。

—–それで東京来てやったバンドはどんなバンドだったんですか?

歌物で、ロックとオルタナが混ざったような。

—–そういう音がやりたかった?

バンド自体が凄く久しぶりだったのもあるし、ギター自体を弾くのが好きなので、やりたかったというよりはギターを弾ける環境にいたかったっていう感じだったかもですね。バンドは楽しかったんですけど、ドラムが常に変わったりして全然活動自体も出来てなくて。

—–今はアコースティックギターですけどその頃は普通にエレキを弾いてたんですか?

エレキだったんですけど、アコギは普通に一人で練習とかはしてて。それで、バンドも全然動かないし、これじゃー東京に出てきた意味がないと。もっとステージに上がりたいなって思ってソロで活動を開始しました。

—–そうなるとバンドをずっとやってたとか、そういう感じではなくて、根っからのギタリストなんでしょうね。

バンドは確かにシックリ来るというか、バンドとして大きな活動はしたっていうのはあまりないかもですね。しかもソロの方が評判も良くて(笑)。

—–ちょっと変態入ってますしね(笑)。

そうですかね(笑)。でも一人の方が全然自由利くのでやりたい事は出来ますね。

—–その分、どこかで表現をしないと成立しないと思うんですけど、その軸というか、一人で成立させるキーになる部分はありますか?

俺、バンドをやるのもそうなんですけど、観るのも凄い好きで。でも、そのバンドっていうまとまりに負けない位の音を出したいっていう思いが滅茶苦茶強くて。

—–活動の場所はどんなところで?バンドと一緒にやる機会も多かったんですか?

ソロでやり始めてからはカフェとかアコースティック系の箱が多かったんですが良い共演者と会える機会は少なくて。それで、三軒茶屋のヘブンスドアに行ったら、もうバンドの出す音とかが衝撃的で。『あ、ここなんだ』って思ってからはそっちの界隈の人達と一緒にやる機会が増えましたね。今やってるバンドDIGDUBの原型を作ったTAKULOWクンにあったのもその頃ですね。

—–また音楽で暗黒の世界へ(笑)。

まさしく(笑)。アンチノックとかあの感じですね。『やっぱ地下だな』って(笑)。

—–でも全然違和感ないですよね。

うん。なんかソロギターの常識というか、みんながやってる事をぶち壊したくて。地下で音を鳴らしてるバンドにも負けたくないって思いもどんどん強くなっていきましたし。『バンドに負けない音を出す!』っていう気持ちでやってますね。

—–特にパンクとかハードコアを聴きまくったとかでも無いんですよね?精神論が割りとパンクに近いような。

ここ最近パンクバンドとかは好きで、ちょうど今自分の中に入って来てる感じはしますね。この間、二万電圧でライブやった時は、俺以外が全部ノイズバンド(笑)。コードを弾くのもMCをするのも恥ずかしくなるような。

—–ノイズとの共通点もあるような気はしますけどね(笑)。音をとにかく出したいっていう部分では(笑)。

確かに(笑)。でも思いましたね。ノイズとやっても負けないソロギターを絶対に弾きたいって。ドカーンと出したい。

亮弦-Ryogen- Interview

—–色んなシーンの人達ととやるのは勉強になります?

箱毎だったり街毎にシーンというか特色があると思うんですね。なのでそういう違う世界を観れるのは刺激になるし単純に楽しいですね。

—–ちなみに好きなギタリストは?

色々いるんですけど、ジョンバトラーですかね。フジロックで観れなかったんですけど、ライブでやったオーシャンが凄かったみたいですね。

—–まさしくそこ!実は、そのフジロックでのジョンバトラーのオーシャンを僕は現地で観たんですね。で、物凄く壮絶な音を出してて、でもなんかどこかで聴いた感覚だなって思ってずっとライブの後思い出そうとしたら、それが亮弦との出会いのあの山中湖のライブだったんですよ。物凄く近いものがありました。

えー!それめっちゃ嬉しいですね。

—–音の広がり方が凄く近かった。

ああいうライブをやりたいんですよ。彼の楽曲って本人と共に進化して成長していくんですよね。アレンジもどんどん変わっていくし。ああいうライヴが本当に理想的ですね。あと、トミー・エマニュエルも好きで。彼もジョンバトラーもオーストラリアなので、オーストラリアが肌に合ってるのかも。

—–でも、ああいう音の出方の差ってなんだと思います?同じ機材を使っても違う音が出ますよね。精神的な部分ですかね?

俺、結構精神論は信じない方なんですね。もうひたすら練習しかないというか。どれだけギターを触ってるかだと思います。魂のチョーキングとか良く言いますけど、そういうのはあまり信じないというか、むしろ目を瞑った状態でどう聴こえるか、聴かせるかって考えたらもう練習しか無いんじゃないかなって思ってますね。ミクロ単位のタッチ?それをどんな場所でも出せるというか。

—–どちらかというと職人肌的な感じかな?

自分の性格もあると思うんですけど、練習してナンボみたいなところがあるんで、逆に荒削りでもバシバシとバイブスを出せるバンドとかは、自分にはない部分なので羨ましいなって思いますね。

—–でも、技術に走る人とか、職人肌の人って、勢いが凄いとか、コードを一発鳴らす気持ち良さとかを敬遠したりするじゃないですか?でも亮弦はそういうバンドも好きですよね。

大好きですね。もう熱だけでステージに立ってるアーティストとか好き。自分に無いしなって。

—–分かった。亮弦自体は凄く職人肌で技術にストイックだけど、好きな物は暑苦しい位に存在感や熱量を出すバンド。だから亮弦の出す音も、自分では気がついていない所で、技術に上乗せされてパンク精神というか、ああいう爆音が出せるのかなって思いました。

あ~なるほど。確かに両方とも出来たら最強ですよね。

—–ちなみに今はバンドはDIGDUBのみ?

メンバーが抜けてDIGDUB(ディグダブ)をドラムのYo Asaiさんとやってます。サポートでチェロが入ったりしますけど、基本はドラムとアコギのインスト。

—–ドラムと2人っていうのも珍しいですね。

俺、ドラマー好きなんですよ。ドラマーの友達が凄く多いです。他のギタリストに興味が無いんです(笑)。いつもドラムを見ちゃう。

—–そういう物なんですかね(笑)。自分の音源は?

今作ってます。並行してやっているのでなかなか進まないんですけど良い音が生まれている実感があります。既にもう何曲かは出来てるので、もう少し詰めようかなっていう段階ですね。

—–下手にフューチャリング無しでギターのみでガツンと聴きたいですね。最後になりますが、今後目指すところは?

とりあえず何歳になっても続けたいですね。70歳になっても杖突いてヘブンスに出てたい。

—–なんかイメージ沸きますね(笑)。


Interviewed by Kenichi Kono

リリース情報

亮弦『INTENSE HEALING』

亮弦
『INTENSE HEALING』

亮弦の7曲入りファーストアルバム。全編ソロギターの一発録りによる渾身の作。エフェクターをもかけ録りしライブそのもののスタイル。太古、大自然、古代等のキーワードと未来を繋ぐギターミュージック。藤田隆二プロデュース。

FORMAT : CD
¥1,500(tax in)
http://stella.buyshop.jp/items/2218531


MORE INFORMATION

亮弦-Ryogen- Official Website
http://a-music.wixsite.com/ryougen


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