LIMP BIZKIT(2011.10.17)LIVE REPORT
LIMP BIZKIT JAPAN TOUR 2011
2011.10.17(月)東京 新木場 STUDIO COAST
90年代後半から2000年代序盤にかけてラウドロックにおいての重さの概念を覆し様々な打算や思惑を嘲笑うかのごとく飄々と攻め倒し、グルーヴィーなラップとヘヴィーサウンドが融合した音楽の中でも異端であり特質すべき輝きを放ちながらもレイジとかチリペッパーズとかと比べても常に敵が多いイメージは拭えない。そんな手のかかる子供ほどかわいいみたいな感覚とメンバーそれぞれの個性も相成ってなんだかんだでみんなの気になる存在であり続けたリンプ・ビズキット。
時は経ち2011年、オリジナルメンバーでNEW ALBUM 『GOLD COBRA』をリリースして迎えた来日公演で不動の人気を知らしめると共に新たなフォロワーを巻き込んでのセカンドカミングが幕を明けた!
この日の会場は新木場スタジオコースト。平日の夜にも関わらず多くのオーディエンスが集結し熱狂的な歓迎と歓声でライブそのものに更なる興奮と高揚感を与えていた。
やはりこの5人でプレイするという事は格別なものがあるのだろう。ウェス(g)の存在感やDJリーサルの安定感もさることながら何よりフレッド(vo)が活き活きしていたね!サム・リヴァース(b)は元々フレッドと一緒にこのバンドを作った張本人だし、ジョン(D)はフレッドの従兄弟だからね。 気心知れているのはもちろんだけど、色々な面でバンド自体が順調で充実している感じが滲み出ていた。
セットリストとしては序盤に新作『GOLD COBRA』からの楽曲を連発、中盤から終盤にかけては『Chocolate Starfish & The Hot Dog Flavored Water』や『Significant Other』に収録されている楽曲からイイとこ取りといった感じ。途中DJリーサルのDJプレイではHouse of PainのJump Aroundを自らかけちゃうあたりは巧妙だよね。その他ウェスがNIRVANAのSmells Like Teen SpiritやMETALLICAのMaster Of Puppetsなんかをギターで弾いたのを合図にかる~い感じで遊び心を交えての1コーラスカバーなども披露。
盛り上がりまくる客席にクールダウンをかねてミネラルウォーターが入ったペッドボトルを大量にボムしていたのも好印象を残したし、フレッドはステージ付近にダイヴしてくるファンへも終止気配りをみせていた。終盤「私はドラマーなので一緒にドラムを叩きたい」といった内容の手紙をファンから受け取るとそのままステージに上げて要望通り一緒にHot Dogを演奏したりもしていましたね。
それにしてもステージから放たれる求心力、それを取り囲む会場中のエナジーが凄まじかった。時間が経つのがあっという間に感じる位に惹きつけられる良いライヴでした。
いやぁ~終わってからのビールがまた旨かったね!!!
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