OPIE ORTIZ & JACK MANESS (Long Beach Dub All Stars) YOKOHAMA SHOWCASE 2012.10.09 @ club Lizard LIVE REPORT
Kustomstyle So.Cal presents
supported by A-FILES
横浜にOPIEが来たぞぉ~!
SUBLIMEの魂を持つバンド、Long Beach Dub All StarsのボーカルにしてTATTOOERとしても活動し様々なアートワークを手がけるOPIE ORTIZ。
SUBLIMEやLong Beach Dub All Starsのロゴデザインやジャケットワーク、皆様ご存知の40 Oz. to Freedomの太陽のデザインなんかももちろん彼の手がけたものですね。
そんなボーカリストでありアーティストでもある彼が昨年に続き来日を果し各地でLIVEやTATTOOのワークショップを行い日本中を席巻!
今回のYOKOHAMA SHOWCASEでは西海岸カルチャーショップKustomstyle So.Calが主催し愛すべきやんちゃでラフな感じと程好く自由でピースな空気が会場中を包み込む。そして嬉しい事にこの日の公演にはLong Beach Dub All Starsのキーボード奏者にしてソロとしても音楽活動を行うJACK MANESSの緊急参戦が決定し平日にも関わらず多くのオーディエンスが熱狂し湧き上がりOPIEとJACKが放つナチュラルであたたかい雰囲気に誘われた。
ライブの方はRighteous Dubでまったりスタート、軽快にSoldiersと続く。アルバム『Right Back』に収録されているLong Beach Dub All Starsの定番曲ですね。DJ’Sでヒートアップしたフロアは続く5446 / Ball & Chainで一際激しさを増す。
やっぱりみんなSUBLIMEが大好きなんだよな~。
その後、Jack Manessがソロでの楽曲を歌い上げるなど多々ある見所の中にあって楽曲のテンポや構成もバラエティーに富み同時にフロアのオーディエンスもそれに合わせるように揺れながら躍動しサークルピットを形成するなどみんな楽しみ、充実した表情をしていた。
バックをがっちり固めたone big family bandとの一体感も素晴らしかった。
Work That We Do、Lonely Endと続きアンコールでもその勢いはさらに拍車がかかりラストのMy Own Lifeではちょっとカオスでしたね。
Long Beach Dub All Starsの楽曲が5曲、SUBLIMEの曲が3曲、Jack Manessの曲が3曲となかなかレアなセットリストだったのではないだろうか?!
人気ナンバーが随所に訪れ実に見応えあるステージであったわけだが、OPIEのスっと惹きつける目力がとても印象的で豊かな感受性がステージから伝わって来た。JACKはキーボードやギターとしての役割もさることながらボーカリストとしても非常に魅力的であったしコーラス面でも効果的でOPIEが持つアクティブさとJACKの知的な渋さが相成ってのハーモニーはバランス良く美しくかつ優雅に響き渡っていた。
問答無用で楽しくなる空気を律する真骨頂ともいえる心地良い緩急、掛け値なしの名曲を堪能できたのはやはり爽快で浮きたつ気持ちが充満していた。
この感覚はより多くの方に体感してもらいたい。
Jack Manessはこの日の公演翌日に帰国してしまいましたが下記日程でOPIE ORTIZ JAPAN TOURはまだまだ続いているのでご都合よろしい方は是非チェックしてみてください。
・2012/10/19(fri)@名古屋APOLLO THEATER
OPEN/START 22:00
・2012/10/21(sun)@代官山 UNIT
OPEN/START 13:30 (出演は20:20からの予定)
-セットリスト-
Righteous Dub
Soldiers
Listen to D.J.’s
5446 / Ball & Chain
The Storm
Frontline
Work That We Do
Lonely End
-アンコール-
Scarlet Begonias
New Day
My Own Life
OPIEもJACKも本当に音楽が好きで人が好きなんだろうなと。
そんな人柄の良さが全身から滲み出ていました。この日出演したバンド(DUB 4 REASON、FEELFLIP、QUICKDEAD、JIDORI、ヨンバルカン)全てのライブをしっかりフロアから見て、ときおり前方まで赴き写真を撮ったりなんかもしていましたね♪
リハーサル終わりにはこの日主催のKustomstyle So.Calのショップに足を運ぶなどフットワークの軽さも併せ持ち、常にレイドバックした余裕な雰囲気がスケールの大きさを感じさせてくれました。
気負わず、驕らず、実力と風格を携えた表現者。
決して色褪せることのない音楽と嫌味のない自然体の伝説がそこにはあった。
text by KISHIMOTO
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