≪石井岳龍監督×bloodthirsty butchers≫ 映画 『ソレダケ / that’s it』 2015.05.27(水) 劇場公開/サウンドトラックのリリースも決定!
「狂い咲きサンダーロード」「爆裂都市」から30数年。 監督石井岳龍、孤高のバンドbloodthirsty butchersとの最狂タッグ作が、遂に解き放たれる!!
映画 『ソレダケ / that’s it』
2015/5/27(水)より、シネマート新宿にてロードショー!(全国順次追撃上映)
出演:染谷将太、水野絵梨奈、渋川清彦、村上淳、綾野剛
監督:石井岳龍 楽曲:bloodthirsty butchers 脚本:いながききよたか 製作:『ソレダケ
配給:ライブ・ビューイング・ジャパン
2015年/日本/カラー/1:1.85/3ch/110分 © 2015 soredake film partners. All Rights
■作品概要
『狂い咲きサンダーロード』(1980年)、『爆裂都市 BURST CITY』(1982年)などで世界を震撼させた”邦画界の革命児”石井岳龍監督が、遂にロック映画の舞台に帰って来た。『生きてるものはいないのか』(2012年)『シャニダールの花』(2013年)などの不条理なオルタナ世界の探求から一転、日本を代表するバンドbloodthirsty butchers(ブラッドサースティ・ブッチャーズ 以下、ブッチャーズ)のリーダー吉村秀樹からの熱烈なラブコールのもと石井岳龍監督が完成させた叛逆の青春物語、それが本作『ソレダケ / that’s it』である。2013年5月27日に急逝した吉村秀樹率いるロックバンド、ブッチャーズとのコラボレーションに端を発した企画を、吉村亡き後監督が仕上げた作品で、その後、吉村秀樹の存在とブッチャーズの音楽から着想を得た石井岳龍監督は、その遺志を受け継ぎ、まったく新たな物語に取り組んだ。ブッチャーズの持つ激しさ=他者を攻撃するような表層的な激しさとは異なる「攻撃的な諦念/無常」から導き出される、人間の意地が爆発する「底辺の叛逆」の物語。全篇にブッチャーズの楽曲を配置、主演に若き日本映画界の扇動者染谷将太、本格女優としての確実な一歩を踏み出した元E-girlsの水野絵梨奈、映画とロックのアウトサイダー渋川清彦、インディペンデント映画の番人村上淳、そして様々な役柄で世を魅了する綾野剛という屈指の個性派俳優たちを迎え、濃くて、危なくて、激しい、情熱とアクションが交差する青春ドラマが完成した。四半世紀以上の活動歴とともに常に未来の創造に向けて日本のロックの殻を破って来たブッチャーズと、久々の本格的“ROCK映画”への挑戦を果たした石井岳龍監督。本作はオールドスクールともいえる手法とともに、「自己憐憫」の対極に位置する「どのような状況にあっても腐らない強い意志」を観る者に叩きつける。ロックという音楽の断片を盛り込んだ映画とはまったくもって趣向の異なる、新たなロック映画となるはずだ。因みに、映画のタイトル『ソレダケ』は、99年発表のブッチャーズの6枚目のオリジナルアルバム『未完成』の2曲目に収録の「ソレダケ」より引用している。
■あらすじ
戸籍を奪われ、アンダーグランド暮らしから抜け出せずにもがいている大黒砂真男-ダイコクサマオ-(染谷将太)。この底辺から抜け出す最後の手段として、裏社会の調達屋、恵比寿大吉-ヱビスダイキチ-(渋川清彦)のコインロッカーを破壊し金の入った財布を奪うが、予期せずハードディスクを発見する。その中には家出人、ホームレス、破産者、風俗嬢たち、地下な人々のビジネス売買用個人情報がぎっしり詰まっていた。大黒はハードディスクを隠すが、恵比寿に追われあえなく監禁される。しかし、そこには風俗嬢、南無阿弥-ナンムアミ-(水野絵梨奈)が拘束され横たわっていた。大黒と阿弥は何とか脱出し都会の片隅に身を寄せ、ダークサイドに生きる知人、猪神楽彦-イノガミラクヒコ-(村上淳)に助けを請うが、闇の追っ手が2人を再び監禁、謎の極悪ギャングのボス千手完-センジュカン-(綾野剛)による拷問の中で、大黒の過去にまつわる宿命の謎が明かされる。もがき苦しんでも決して抜け出すことができなかった負のループが導いた先で、大黒は、彼を束縛する宿命との対決を決意する・・・。染谷将太
(そめたに しょうた、1992年9月3日)
東京都出身。9歳の時に映画『STACY』で活動を開始し、子役時代から様々なジャンルの映画、ドラマで活躍。
主な出演作は、『千年の愉楽』(2013年)、『リアル〜完全なる首長竜の日〜』(2013年)、『永遠の0』(2013年)、『WOODJOB!ウッジョブ-神去なあな日常-』(2014年)、『寄生獣』(2014年)、『神さまの言うとおり』(2014年)、『さよなら歌舞伎町』(2015年)公開待機作『ストレイヤーズ・クロニクル』(2015年)、『先生と迷い猫』(2015年)、『バクマン。』(2015年)
【コメント】
ひたすら叫び、嘆き、走り、殴られ、撃ち合い、血塗れになり、また走りました。俺の知ってる石井さん、そして俺の知らない石井さんの現場を体感、体現してきました。様々な想いを含み、この映画の中にそれは確かに鼓動を打っています。この映画でロックして、久々に爆裂してください。
水野絵梨奈
(みずの えりな、1993 年2 月8 日)
東京都出身。映画・ドラマ出演とともに、2013 年まで「E-girls」「Flower」のメンバーとして活躍。劇団EXILE の舞台でも活躍。
主な出演作は、映画:『戦慄迷宮3D』(2009 年)、『ランウェイ★ビート』(2011 年)、『悪の教典』(2012 年)ドラマ:NHK『チェイス 国税捜査官』(2010年)、CX『ビブリア古書堂の事件手帖』(2013年)、NTV『35歳の高校生』(2013年)舞台:劇団EXILE 舞台公演出演多数、「広島に原爆を落とす日」(2013年)、「DANCE EARTH PROJECT 『Changes』」(2014年)、『Zアイランド』(2015年5月16日公開予定)
【コメント】
それぞれがそれぞれのやり方で生きているその生き様を見て頂けると嬉しいです。とても切なく苦しい中で、強さがとても悲しいほど美しく見えてくると思います。染谷さん演じる大黒の心の叫びが痛いほど突き刺さってきます。石井監督の世界感そして思いの詰まった音楽とともに楽しんでいただけたら嬉しいです。
渋川清彦
(しぶかわ きよひこ、1974年7月2日)
群馬県渋川市生まれ。「KEE」の名前でモデルとして「MEN’S NONNO」や「smart」などの雑誌で活躍。1998年『ポルノスター』(豊田利晃監督)にて俳優デビュー。2006年より、現在の芸名に改名。名前の由来は自身の出身地である、群馬県渋川市から。(ちなみに、2011年より同市の観光大使も務めている。)
主な出演作は、『ナインソウルズ』(2003年)、『せかいのおわりworld’ end girl friend』(2004年)、『実録・連合赤軍あさま山荘への道程』(2008年)、『PASSION』(2008年)、『フィッシュストーリー』(2009年)、『蘇りの血』(2009年)、『ゴールデンスランバー』(2010年)、『惑星のかけら』(2011年)、『生きてるものはいないのか』(2012年)、『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』(2012年)、『俺俺』(2013年)
【コメント】
炎天下、全力疾走、長台詞。
なかなかハードでしたが、これぞ石井監督の世界と思い、自分を預けワクワクドキドキしてました。
この作品に参加出来て幸せです。石井岳龍全開をくらえ!!!
村上淳
(むらかみ じゅん、1973年7月23日)
俳優・モデルとして人気を博した後、『ぷるぷる天使的休日』(1993年/橋本以蔵監督)でスクリーンデビュー。以後、映画を中心にテレビドラマ、 舞台、CMなど他方面で活躍。
主な出演作は、『七夜待』(2008年)、『のんちゃんのり弁』(2009年)、『ヘブンズストーリー』(2010年)、『DOG×POLICE』 (2011年)、『希望の国』(2012年)、『莫逆家族』(2012年)、『モンスター』(2013年)、『戦争と一人の女』(2013 年)、『2つ目の窓』(2014年)、『オー!ファーザー』(2014年)、『水の声を聞く』(2014年)、『シャンティディス365日、幸せ な呼吸』(2014年)、『さいはてにて』(2014年)、『チョコリエッタ』(2014年)、『さよなら歌舞伎町』(2015年)、『新宿スワン』(2015年5月30日公開予定)
【コメント】
映画を問い続ける、監督。それは真摯に。PUNKS NOT DEAD。カタチを変え不死鳥のごとく。
石井監督の作品に関われることは、最高に光栄です。
綾野剛
(あやの ごう、1982年1月26日)
岐阜県出身。モデル、バンド活動などを経て、2003年に俳優デビュー。映画「クローズZEROⅡ」、朝の連続テレビ小説「カーネーション」で注目を浴びる。映画、テレビ、舞台など多方面で活躍。2015年には「そこのみにて光輝く」にて第88回キネマ旬報ベストテン、第69回毎日映画コンクール、第36回ヨコハマ映画祭にて主演男優賞を受賞している。
主な出演作は「クローズZERO II」(2009年)、「シュアリー・サムデイ」(2010年)、「GANTZ PERFECT ANSWER」(2011年)、「ヘルタースケルター」(2012年)、「横道世之介」(2013年)、「シャニダールの花」(2013年)、「夏の終り」(2013年)、「白ゆき姫殺人事件」(2014年)、「そこのみにて光輝く」(2014年)、「ルパン三世」(2014年)、「新宿スワン」(2015年5月30日公開予定)
【コメント】
石井岳龍監督にしか表現できないファンタジックかつエキセントリックな世界へようこそ。
さあ、皆様、どうぞ遠慮なく狂い咲いてください。
石井岳龍
(いしい がくりゅう/1957年1月15日生まれ )
神戸芸術工科大学教授。改名前の石井聰亙(いしい そうご)の名で広く知られている。福岡県福岡市生まれ。福岡県立福岡高等学校、日本大学藝術学部中退。1976年、大学入学直後、8mm映画デビュー作『高校大パニック』が熱狂的な支持を得る。
デビュー以来の鋭い表現手腕は、映画に留まらず、ミュージッククリップ、ビデオアート、写真、ライブ活動等、様々なメディアで発揮され続けている。尖端的な音楽と、風景や光の情景をミックスさせた映像表現手法は、「実験的」と評されながらも、特に同じ業界の人間や、アーティストからの評価が高いことでも有名。ちなみにクエンティン・タランティーノも石井聰亙を敬愛している。 代表作に、『狂い咲きサンダーロード』(1980年) 『爆裂都市 BURST CITY』(1982年) 『逆噴射家族 』(1984年) 『ELECTRIC DRAGON 80000V』(2001年)『生きてるものはいないのか』(2012年)
【コメント】
「吉村秀樹と素晴らし過ぎる俳優たちの熱さが、くすぶり続けていたアッシのロック魂に火をつけた。映画館にふさわしく、ノスタルジーではない「今、この瞬間」のロック映画を創りたかった。負け犬が反撃し、愛は暴走する。まだ何も終わってはいないし、何も始まっていない。死ぬにはまだ早い、勝手にしやがれ!!」
■音楽 / bloodthirsty butchers(ブラッドサースティ・ブッチャーズ)
パンクロックをベースとし、その圧倒的な轟音、音圧とケタ外れな独創性で無類の音像を構築するバンド。86年札幌にて結成、90年代にはアメリカン・ハードコアの総師イアン・マッケイ率いるFugaziやRocket From The Crypt、Beck、Rage Against the Machine等々錚々たる海外バンドとの共演やアメリカツアーを敢行するなど、海外に日本のロックを広く知らしめた。また国内でもトリビュートアルバムが今まで計6枚発売されるなどバンドマンのみならず多くのクリエイターたちに影響を与え続けている。本作の制作のきっかけとなったリーダーでありVo&Gtの吉村秀樹は、惜しまれつつも2013年5月27日に急逝。享年46。
『ソレダケ / that’s it』サウンドトラック盤 / bloodthirsty butchers
bloodthirsty butchers(以下ブッチャーズ)のリーダー、故・吉村秀樹が生前ニューアルバム発売に際して計画していた、石井岳龍監督による映画とのコラボレーション企画が原点。当初はブッチャーズの新曲ライヴ映像とドラマパートがパラレルなユニゾンを成していくロック映画の予定でしたが、2013年5月27日に吉村が急逝、ライヴ撮影が不可能となったため映画はストップし、そのアルバム「youth(青春)」は2013年11月にその計画にまつわる事実が記された石井監督のライナーノーツを封入しての単独リリースとなりました。しかし、石井監督は吉村秀樹亡き後その遺志を受け継ぎ計画続行を決意。全篇にブッチャーズの音を使用、染谷将太、水野絵梨奈、渋川清彦、村上淳、そして綾野剛というまさかの個性派豪華キャストが集結し、ブッチャーズの持つ激しさ=「攻撃的な無常感」から導き出される人間の意地を描いたまったく新たな物語となりました。ブッチャーズの存在をベースとした、石井岳龍監督の久々のロック映画にふさわしい、濃くて、危なくて、エモーショナルで激烈な一篇となっています。
そんな企画の立ち上げから内容までブッチャーズの存在が反映されている本映画の音を収録するのがこのサントラ盤です。ブッチャーズのアルバム収録曲のほか、映画本編で使われている「効果音」も収録。それらの「効果音」はすべてブッチャーズが過去ライヴで鳴らした音を映画用に加工したもので、呆れるほどの爆音状態&不穏極まりなくもポジティブさに溢れたこの作品の魅力を感じられる仕様となっております。今までブッチャーズのアルバムをじっくり聴き込んできたファンの方々には、それぞれの曲がアルバム以外の別の世界で息づいているという今までと違った魅力や新たな肌ざわりを感じてもらえること間違いなし。また今までブッチャーズに触れたことのない方には、その入り口としての機能性も抜群です。劇場鑑賞での映画から入るもよし、このサントラ盤から入るもよし。ブッチャーズの豪快かつ繊細な、激しくも瑞々しい音世界が広がります。
bloodthirsty butchers
『ソレダケ / that’s it』サウンドトラック盤
2015.05.27 Release
01.guitar shock*
02.10月/october(「kocorono完全盤」より)
03.アンニュイ(「youth(青春)」より)
04.toki no owari*
05.燃える、想い(「yamane」より)
06.ROOM(シングル「ROOM」より)
07.ファウスト(「未完成」より)
08.cloudy heart*
09.empty sky*
10.3月/march(「kocorono完全盤」より)
11.knife air*
12.hard attack*
13.Techno! Chidoriashi(「youth(青春)」より)
14.襟がゆれてる。(「「△」SANKAKU」より)
15.june slow*
16.12月/december(「kocorono完全盤」より)
17.イッポ(「ギタリストを殺さないで」より)
18.senjyu room*
19.iron bell*
20.senjyu end*
21.last low ambience*
22.ocean(「NO ALBUM 無題」より)
【*】は映画本編からの音楽になります。
※収録曲、曲順、曲タイトルは変更となる場合があります。
キングレコード/CD/KICS-3184/定価:¥2,500+税
映画 『ソレダケ / that’s it』 公式HP
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bloodthirsty butchers Official Website
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