Slightly Stoopid インタビュー
Profile of |Slightly Stoopid|
SUBLIMEのフロントマン、故ブラッドリー・ノエルに見出されてから20年の歳月が経ち、バンドはメンバーの増員、多くのフェスでヘッドライナーとして登場するなど強固なる進化を遂げたスライトリー・ストゥーピッド。3年ぶりのリリースとなったスタジオアルバム『Meanwhile…Back At The Lab』も好評を博す中、ドラマーのRYMOがインタビューに応えてくれました。
さらに最新のミュージックビデオでは、彼らの1stアルバムにも収録されていた “The Prophet” をリメイク。ブラッドリーに捧げたこの曲にSUBLIMEやLong Beach Dub Allstarsのメンバーはもちろん、Fishbone、Cypress Hill、G-Loveなど彼らと交流のあるアーティストが数多く出演するなど味わい深い内容になっているので併せて注目して欲しい。
Slightly Stoopid(スライトリー・ストゥーピッド)
Miles Doughty – guitar, bass, vocals
Kyle McDonald – guitar, bass, vocals
Ryan Moran (RYMO) – drums
Oguer Ocon (OG) – congas, percussion, harp, vocals, juggalo
DeLa – saxophone
C-Money- trumpet
Paul Wolstencroft – keyboards
Slightly Stoopid Interview
—–ニューアルバム『Meanwhile…Back At The Lab』リリースおめでとうございます。前作から3年が経ちますが、この期間はどのように過ごしていたのですか?
前作のスタジオ・アルバムの後、Grateful DeadのBob Weirと共にレコーディングしたスタジオ・ライヴ・アルバム『Live At Roberto’s TRI Studios』を2013年にリリースしたんだ。スタジオで生録音して、CDとDVDでリリースしたんだ。あとは2014年の終わりまで、ツアーとレコーディングをノンストップで行っていたよ。2015年に入って、アルバムリリースまでの準備期間は少しゆっくりする事にしたんだ。長いツアーは行わずにフェスへの出演のみにしたんだ。アルバムがリリースされた今から2年間はツアーをずっと行うよ。
—–今作の制作は順調にいきましたか?レコーディングはどういった感じでしたか?
今回のアルバムでは素晴らしいゲスト・ミュージシャンと一緒に演奏する機会があったんだ。これらの経験は俺にとって良い思い出になったよ。 参加アーティストはG.Love、Ian Neville、Angela Hunte、Beardoなどなど。このアルバムは俺たちが所有するThe Labと呼んでいるスタジオでレコーディングされたんだ。そして、今回のアルバム全体のアートワークでスタジオ内が緻密に描かれているよ。
—–楽曲の制作に関して、通常どのように曲を書いていますか?
俺達は常に曲を書いているよ。スタジオでも、ツアー中でも、そしてサウンドチェックしている時でも。だいたい、リフやグルーヴ、歌詞から始まり、スタイルを決めていくんだ。基本的にベストなリズムになるよう探っていき、レゲエになるのか、ヒップホップっぽくなるのか、ファンクっぽくなるか決めていくのさ。個人的にはスタジオでの曲作りが一番好きだよ。スタジオに皆で集まって、ジャムセッションを楽しみながら作られた曲が最高のサウンドになるんだ。
—–今回ゲスト参加したアーティストとのレコーディングや制作時のエピソードなどあれば教えてください。
彼らは皆、本当に才能のあるミュージシャンであり、友人でもあるし、ほとんど皆とツアーをしたこともある。曲作りの過程でゲスト・ミュージシャンにも参加してもらい、創造的なゴールへ近づく手伝いをしてもらっているよ。素晴らしい歌声を持つ人もいれば、素晴らしい楽器演奏をする人もいる、そして、両方に優れている人も。レコーディングの仕方はコラボするミュージシャンによって様々だよ。アーティストによってレコーディングスタイルの好みがあるからね。一緒にレコーディングせずに、個々で元の曲に合わせて自分のパートを作るアーティストもいれば、ライヴ感を大切にする為に一緒にレコーディングしならがら曲作りに参加するアーティストもいるよ。
—–アルバムタイトルに込められた意味は?
特に深い意味はないよ。俺達って年がら年中ツアーしているように思われることがよくあるんだ。ツアーが無い期間は自分たちのスタジオ”The Lab”に戻り、新しい音楽作りをしているって意味だよ。
—–ジャケットのアートワークはSlogan Designによるものですよね?
彼とはどのような話をして進行したのでしょうか?
Sloganとは長い付き合いで、素晴らしいアーティストだし、良き友達でもあるよ。俺たちのスタジオ内の写真を何枚か送った後は、彼が全てをデザインしてくれたよ。
—–Slightly Stoopidとしての活動が20周年を迎えましたね。様々な場面で年月とともに変化を感じることはありますか? 楽曲の作りかたなどはバンド結成当時と比べてどうでしょうか?
昔と比べると音楽の売り方、買い方がすごく変わったよね。昔はレコード店があって、アルバムを買う場所があったけど、今は全てをネット上で探すことが出来る。バンドは年々大きくなってきているね。最初はトリオでのバンドだったけど、今では7人体制のバンドになったんだ。ツアーの時はゲスト・ミュージシャンもいるしね。メンバーが増えた事によって、音も進化しているよ。
—–現在のSlightly Stoopidが目指すべきところはどこですか? どのようにモチベーションを保っているのでしょうか?
俺たちはとにかく音楽を作り、ツアーをするのみさ。いつも何かしらで働いているバンドだね。俺たちのゴールはツアーと音楽をリリースし続ける事だよ。
—–ライブの時に気を付けていることなどあれば教えてください。
どんなに小さいクラブでも、どでかい会場でもエネルギッシュにプレイするように心がけている。いつも新鮮さがあるように、自分たちに挑戦し続け、ステージでは新しい事をやるようにしているよ。
—–最近のサンディエゴの音楽シーンはどんな感じですか?お気に入りのバンドなどいましたら教えてください。
サンディエゴには素晴らしいミュージシャンが多く存在するよ。最近もサンディエゴ出身のすごく良いバンド、Tribal Seedsとツアーをしたんだ。
—–音楽以外で今興味のあることってなんですか?
多くのメンバーがサーファーだよ。パーカッションのOGはヨガにハマっている。俺はサーフィンもするし、去年からトライアスロンを始めたんだ。数ヶ月前にチャリティー・イベントでアイアンマン70.3を完走したよ! マイルズとジェイムスはゴルフをよくプレイしているね。
—–これまで何度か日本を訪れていますがどんな印象を持っていますか。次回日本に来たら何かしたいことなどありますか?
俺たちは日本が大好き!素晴らしい人々、文化、そして食べ物。チャンスがあれば、日本でサーフィンがしてみたいよ。美しいビーチがあるって聞いているし、いつか訪れてみたいよ。
—–今後の予定を教えてください。日本に来る可能性は?
今はすごく忙しいけど、出来るだけ早く日本に戻りたいよ!
—–日本のファンにメッセージをお願いします。
俺たちをいつも応援してくれてありがとう! 日本に戻るのが待ちきれないよ!
リリース情報
Slightly Stoopid
『Meanwhile…Back At The Lab』
2015.06.30 Release
01. Dabbington
02. This Version
03. The Prophet
04. Hold It Down
05. Fades Away
06. Fuck You (feat. Beardo)
07. Time Won’t Wait
08. Rolling Stone
09. Guns In Paradise
10. Come Around
11. Call Me Crazy
12. One Bright Day (feat. Angela Hunte)
13. Life Rolls On
14. What Your Friends Say
-ゲスト-
Karl Denson (Greyboy Allstars/Rolling Stones)
Ian Neville (Dumpstaphunk)
Marshall “Ras MG” Goodman (Sublime)
The Aggrolites
Angela Hunte
Stoopid Records
SRIM-24 ¥2000+tax
SURFROCK INTERNATIONAL ONLINE SHOP
アナログ盤も近日入荷!
http://surfrockshop.com/
Slightly Stoopid – The Prophet
MORE INFO
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