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オノ セイゲン – 幻のファースト・アルバム『SEIGÉN』再発。2016年7月26日cafe104.5でライブ&トークイベントを開催。

[2016/06/05]

オノ セイゲン - 幻のファースト・アルバム 『SEIGÉN』再発。2016年7月26日cafe104.5でライブ&トークイベントを開催。

レコーディング界の魔術師・オノ セイゲンが幻のファースト・アルバム再発に合わせ待望のハイレゾリリース&スペシャルイベントを開催!

オノ セイゲンという名前を知っているだろうか。 坂本龍一、渡辺貞夫を始めとする日本人アーティスト、オスカー・ピーターソン、キース・ジャレットなど、錚々たるアーティストの音をエンジニアリングして来た、日本が世界に誇るエンジニアだ。 最近ではハイレゾ、DSDの第一人者と言われている。

レコーディング界で異才と呼ばれるオノ セイゲンだが、自身はアーティストとしても1984年にJVCレーベルよりファースト・アルバムをリリースし、1987年には日本人として初めてヴァージンUKとアーティスト契約したという経歴を持つ。 そんなオノ セイゲンの初のアルバム『SEIGÉN』が、最新技術でリマスタリングされ6月9日に再発することが決定した。 オノにとっては初のリーダーアルバムで、清水靖晃、笹路正徳、山木秀夫、土方隆行、金子飛鳥、白井良明、中西俊博といった、今もなお活躍し続ける巨匠達が作曲やミュージシャンとして参加している。

このCD作品は、日本ビクターが絵画やオブジェ、家具のようなインテリアとしての映像「ビデオ・インテリア」として当時の高画質・高音質メディアのVHDディスクで販売された映像作品『Manhattan』のサウンドトラックを兼ねて制作されたものだ。 朝日を浴びるエンパイア・ステート・ビル、今はなき世界貿易センターのツインタワーを染める夕暮れの残照、幻想的な摩天楼の夜景、マンハッタンの光と影の推移をひたすら淡々と捉えた映像に、都市の躍動と刺激過多時代の孤独の安らぎを演出している。

自身のファーストアルバムをリイシューするにあたって当時を振り返りオノはこう語る。
「世の中にCDが登場したのは1982年10月。 時代は、パンクからニューウェーブ、ミニマル、ヒップホップ、サンプリングなど音楽のスタイルと並行してレコーディング・スタジオ技術が激変した時代でした。 今から振り返れば、制作時はまだ24歳の若者に映像作品『MANHATTAN』のサントラとは言え、ニューヨークまで同行し、好きなミュージシャン集めて、よくも好きなように作らせてくれたなぁと驚きです。 結果的に6カ国もライセンス発売されて次につながって行くわけですから、人生どこでどんなチャンスがあるか全く予想できません。 」

今回、再発される『SEIGÉN』には、1984年にリリースされた9曲に加え、当時レコーディングのみされていたが未発表曲だった「みなそそく」、1983年のレコーディング当時の24chアナログ・マルチテープから新たにリミックスした「プライムタイム・モデル93」が収録されている。

更に、佐藤英輔による、「全てはここから始まった!」という一文で紐解かれる15ページに及ぶライナーノーツを記したブックレットが付属しており、オノ セイゲンという魔術師の歴史を知るのに十分な読み応えのライナーとなっている。

また、ハイレゾの第一人者として知られるオノ セイゲンだが、本作のハイレゾ音源は6月22日にVICTOR STUDIO HD-Music.をはじめとする各ハイレゾサイトにて、DSD 5.6MHz及びWAV音源で配信予定のため、音の違いを是非実感して欲しい。

作品のリリースを記念して、7月26日にミニライブ&トークセッションが東京・御茶ノ水のcafe104.5にて開催される。 オノ セイゲン(Guitar)に加えて、ゲストにパール・アレキサンダー(Contrabass)を迎えての超レアなライブパフォーマンスと、オノ セイゲンと佐藤英輔によるトークイベントとなっている。 日本が世界に誇る、レコーディング界の魔術師が繰り広げる世界に、足を運んでみてはいかがだろうか。


オノ セイゲン - 幻のファースト・アルバム 『SEIGÉN』再発。

オノ セイゲン
『SEIGÉN』
2016年6月8日リリース(1984年作品の再発)

01.マレット
02.マンハッタン
03.ウォーター・フロント
04.しかるにパート1
05.MODEL-93
06.雲の速度
07.5/8 RP
08.水面上には
09.マンハッタン(ピアノ・ソロ)
10.みなそそく (Bonus Track)
11.プライムタイム・モデル 93 (Bonus Track)

【参加ミュージシャン】
清水靖晃、山木秀夫、笹路正徳、白井良明、土方隆行、金子飛鳥、中西俊博、渡辺モリオ、他

【復刻盤特典】
■ボーナストラック1. 未収録楽曲「みなそそく」収録
■ボーナストラック2.2016 Ver. Re-MIX「プライムタイム・モデル 93」収録
■佐藤英輔による長編ライナーノート・解説ブックレット付

VICJ-61752 ¥3000+tax
K2HD PROCESSING/HRカッティング

ビクター商品ページ
http://www.jvcmusic.co.jp/-/Artist/A001333.html


ライブ&トークイベント

Music Voyage : MINI LIVE & TALK SESSION
SEIGEN ONO Plus
featuring Pearl Alexander

■開催日時:2016年7月26日(火)OPEN 19:00/START 19:30
■会場:cafe104.5(カフェイチマルヨンゴー)
東京都千代田区神田淡路町2-101ワテラスタワー 2F
TEL: 03-3251- 1045
ACCESS: ・東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅 徒歩2分
・東京メトロ丸ノ内線 淡路町 徒歩2分
・都営新宿線 小川町駅 徒歩2分
・JR中央・総武線 御茶ノ水駅 徒歩3分
・東京メトロ銀座線 神田駅 徒歩5分
■料金: 1,500円 (1ドリンク付、税込 )
■内容
MINI LIVE : オノ セイゲン(g) & パール・アレキサンダー(Cb)
TALK SESSION : オノ セイゲン × 佐藤英輔


オノ セイゲン

オノ セイゲン

ミュージシャン/録音エンジニア
ミュージシャンとしては、本アルバムで1984年にJVCよりデビュー。 87年に日本人として初めてヴァージンUKと契約。 87年、コム デ ギャルソン 川久保玲から「洋服が奇麗に見えるような音楽を」という依頼によりショーのためにオリジナル楽曲を作曲、制作。 アート・リンゼイ、ビル・フリゼール、ジョン・ゾーンら、80年代のNYダウンタウン・シーン最精鋭たちが結集した『COMME des GARCONS SEIGEN ONO 1』『同2』は、ファッション、広告、建築、デザイナーのあいだで話題となり、欠かせない定番として今も注目されている。

エンジニアとして、82年の「坂本龍一/戦場のメリークリスマス」にはじまり、ジョン・ゾーン、アート・リンゼイ、デイヴィッド・シルヴィアン、マンハッタン・トランスファー、オスカー・ピーターソン、キース・ジャレット、マイルス・デイビス、キング・クリムゾン、渡辺貞夫、加藤和彦、今井美樹(2015「Premium Ivory-The Best Songs Of All Time-」→マスタリング)など多数のアーティストのプロジェクトに参加。 96年「サイデラ・マスタリング」開設。 CDのマスタリングだけでなく、レコーディング、DSDライブストリーミング、音響空間のコンサルティングなども手がける。

オノ セイゲンHP
http://www.saidera.co.jp/seigenono/ono2.html

サイデラ・パラディソHP
http://www.saidera.co.jp/


オノ セイゲン – 『MANHATTAN』(マンハッタン) ダイジェスト映像


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