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THE REDEMPTION presents『ROUGH DANCE CONVENTION Vol.9 ~10th Anniversary Special ONE MAN SHOW~』 @ 下北沢SHELTER(2018.10.28) ~ REPORT~

[2018/10/31]

THE REDEMPTION presents『ROUGH DANCE CONVENTION Vol.9 ~10th Anniversary Special ONE MAN SHOW~』 @ 下北沢SHELTER(2018.10.28) ~ REPORT~  

THE REDEMPTION10周年記念ライブは当日券無しのSold out。この日は入場者特典としてオリジナルデザインの巾着袋が配られた。19時の開演時刻を過ぎた頃、ステージ上に設置されたスクリーンに”ご来場の皆様へ”と THE REDEMPTIONメンバーから観客への感謝のメッセージに続き、津田紀昭(Ba)とMai(Tp)がサポートをした”JUNIOR”、初代VoのRYOJI(POTSHOT、THE LAST CHORDS)等ゆかりのあるバンドからのお祝いメッセージ、結成から現在までの秘蔵映像が映し出されると、早くもメンバーが出てきたかの様な歓声やメンバーの名前を叫ぶ声がフロアから響き渡る。

スクリーンが上がるとステージ上手からムライアン(Tb)、Mai、津田、マコト(Dr)、クラッチ(Key)、Ryoma(Gt)がゆっくりと立ち位置に着き、7人がずらりとステージに並ぶ。階段までびっしりと埋めた満員の観客が大歓声で迎えるなか、能勢(Vo)が中央に歩み寄り”みんな準備できてるか!”と叫ぶとともにSKA PUNKナンバーの”WAKE UP !”でスタート。ライブの始まりをウズウズしていた客席からは早くも目が覚めたと言わんばかりのダイブが起こり、メンバーの想像を遥かに超えた盛り上がりを見せる。
序盤は今回のイベント名でもある2ndアルバム”Rough Dance Convention”から4曲を間髪入れずに畳み掛ける。
続いて、能勢が加入後に初めてメンバーと合わせたという”DRIVE ON”を披露。自由で柔軟な、THE REDEMPTIONの音楽スタイルのように観客も楽しみ方は自由だ。

続いて1本のマイクスタンドがステージ中央に置かれると、”皆さま、お待ちかねですよ!”と津田のMCに続き本日のスペシャルゲスト伊藤ふみお氏(KEMURI)がスーツ姿で登場。”精一杯のお洒落をしてきました。どうぞよろしく!”伊藤ふみお氏と津田が顔を見合わせると、THE CLASHの名曲”ハマースミス宮殿の白人”を披露。伊藤の歌声とTHE REDEMPTIONが奏でるREGGAEサウンドがフロアを鷲掴みにしていく。曲が終わると後ろを振り返り、伊藤ふみお氏と津田が笑顔で手をタッチする。続いてKEMURIの”THUMBS UP!”という観客にとっては嬉しいサプライズ。フロア一体の”オーオー”という両手を上げての大合唱が始まると、待ってましたばかりにモッシュ、ダイブが発生。ステージ上にはKEMURIのコバヤシケン(Tp)と平谷庄至(Dr)そして田中‘T’幸彦(Gu)がコーラスで登場というまたまた嬉しい演出。これも津田の人柄とSKAシーンを盛り上げたいというKEMURIメンバーの気持ちの表れだとつくづく感じた。
伊藤氏の”THE REDEMPTIONの充実がKemuriの充実に繋がっている。皆様、心ゆくまで楽しんで下さい!”という胸が熱くなるMCに続き、伊藤ふみお氏との最後の曲となるTHE REDEMPTIONの”BRAVE NEW WORLD”を披露。伊藤ふみお氏が去り際に津田とハイタッチ!三曲のコラボ曲が終了。

“BRAVE NEW WORLDでダイブが出たの初めてじゃない?定番化していこうよ!”と笑顔で津田が語りかけ、”(伊藤ふみお氏との共演が終わり)これで飲めるね!”とムライアンが笑いを誘った後に、メンバーと観客でグラスを掲げて、津田の乾杯の発声からライブは後半戦へ。

最新アルバム”HORNS OF PEACE”から”RAISE A REVOLUTION”、”SACRIFICE”とDUB要素が色濃くなった、今のTHE REDEMPTIONらしさのある曲が続く。フロアは違うライブ会場に来たかのように、前半とは打って変わり観客も身体を横に揺らして音楽を楽しむ。このステージとフロアが創り出す空気感こそがTHE REDEMPTIONのライブの楽しさだと改めて感じる。
THE REDEMPTIONのサウンドの要は何と言ってもクラッチの鍵盤だ。前半のSKA PUNKナンバーから後半のDUBナンバーまで、クラッチの音色を軸にどんどん曲もフロアも一つになっていく。クラッチ自身はTHE SKA FLAMES のVO.伊勢氏がVO.を務める”Uncaba Authentic Band”や最近1stアルバムをリリースした”The SKAMOTTS”にも参加している。
“皆さんの力を借りて、今幸せな気分と同時に感謝の気持ちで一杯です。”と能勢が感極まった表情で感謝を伝えた後、ジャマイカンサウンドが気持ち良い”SUNSHINE”、メロデアスなの”STARBOARD”と続く。

“最後までみんなで汗撒き散らして歌って帰りましょう!”とアルバムタイトル曲でもある”HORNS OF PEACE”。満員電車状態のフロアだが、みんな譲り合って踊ったり、途中でお酒を買いに行ってまたニコニコ踊ったり。SKAの楽しさ、REGGAEの自由さ、まさにライブハウスでしか味わえない楽しさをわかってる老若男女がいっぱいだ。
本編ラストとなる”ALL TOGETHER”はこれまでにない盛り上がりを見せ、本編終了。

“今日はありがとう!”とメンバーは下がるが、もちろんこれでは終われないフロアからはクラップとアンコールが鳴りやまない。そして、メンバーが再びステージに登場。

この日のライブはスペシャルな夜とメンバーが予告していたとおり、二代目VoのHALが登場。HALの加入により、REDEMPTION97からTHE REDEMPTIONと改名した歴史がある。アンコールの2曲目”BRING YOUR GUN”。帰国子女のHALならではのリリックやステージ、トースティングに引き込まれていく。

津田が”HALが出てきたって事はあの人もでしょ?”と言うと初代VoのRYOJIが満を持して登場。大歓声の中”すいません、今日はビールとダンス担当で!”と茶目っ気たっぷりなRYOJIのMCに続き、3人のVoで歌い継ぎ今もライブのラストナンバーとして人気の”A Dance & A Beer”。津田ともう一人のオリジナルメンバーであるRyomaのギターのカッティングとRYOJIのジャンプ、そしてRYOJIとは”THE LAST CHORDS”で気心の知れたマコトの8ビートに合わせて観客も一体となりジャンプとコールを続ける。この日最後となる曲は バンド仲間を巻き込んでの1stシングル”Good Friends Good Music”
3度のボーカルチェンジと幾多のメンバーチェンジを経てそれでも活動休止をせずに走り続けてきたTHE REDEMPTIONは、追いかけてきた観客、会場にも多く見られたバンド仲間、”良き友と良き観客”へ今までの感謝とこれからの期待という最高の贈り物をくれた 。
自分達のSTYLEやRootsを探る音楽を表現しながらも、決してライブに足を運んでくれる人を忘れない。

11年目のTHE REDEMPTIONも最高の仲間、観客と共に歩み進化を続けていく。


Text by PARKING LOT SOUNDS

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MORE INFORMATION

THE REDEMPTION Official Website
http://the-redemption.jp/

PARKING LOT SOUNDS Website
http://pls.tokyo/


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