『西洋の木版画 500年の物語展』2020年9月26日(土)~11月23日(月・祝) at 町田市立国際版画美術館
[2020/09/27]
長い歴史をもつ西洋の木版画。 初期の素朴な作品、驚くほど緻密なデューラーの作品、木口木版による可愛らしい絵本、現代作家による大型作品など、 これまでの「木版画」のイメージをかえる多彩な作品120点
ヨーロッパで木版画が作られるようになったのは1400年ころのこと。 やがてグーテンベルクが活版印刷を発明すると、木版画は本の挿絵に広く用いられ発展し、15世紀末にはデューラーの登場により最初の頂点をむかえます。 しかしヨーロッパの版画の中心は銅版画に移り、木版画は日常的な印刷物に細々と残るだけとなります。
18世紀末、ごく細かな線まで表現できる木口木版の技法が発明され、多色刷りの技術が開発された19世紀にはカラフルな絵本が人気を集めました。 近代以降は日本の浮世絵をはじめとする異文化の影響をうけ、木版画は芸術表現のひとつとして見直されることになります。
本展では、西洋の木版画の特色を15世紀から現代までの作品120点でご紹介します。 初期の素朴な作品から、驚くほど精密な表現へとのぼりつめ、近代以降は浮世絵など異文化の影響を受けて新たな表現を切り開く、その流れをご紹介します。
関連イベントでは、国際版画美術館が立地する芹ヶ谷公園に設置されたポケモンマンホール「ポケふた」のフシギダネの図柄を使用した木版画の摺体験を実施し、刷り見本を会場内に展示します。
『西洋の木版画 500年の物語展』
【日程】
2020年9月26日(土)~11月23日(月・祝)
※月曜休館。 ただし11月23日(月・祝)は開館。
-開館時間-
・平日: 午前10時~午後5時(入場は午後4時30分まで)
・土・日・祝: 午前10時~午後5時30分(入場は午後5時まで)
【会場】
町田市立国際版画美術館
【ウェブサイト】
http://hanga-museum.jp/exhibition/schedule/2020-448
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