KIM SONGHE EXHIBITION『天国 − HEAVEN』2021年2月5日(金)~ 22日(月)at PARCO MUSEUM TOKYO(渋谷PARCO 4F)
活動15周年を記念して、シャンデリア・アーティストキムソンヘの最新展『天国 − HEAVEN』開催が決定!キムソンヘ本人が会場で公開制作を実施!
株式会社パルコは、渋谷PARCO 4F「PARCO MUSEUM TOKYO(パルコミュージアムトーキョー)」にて、2020年に活動15周年を迎えたシャンデリア・アーティスト<KIM SONGHE(キムソンヘ)>の最新展を開催いたします。
在日朝鮮人として生まれ、幼少期よりどこか不自由さを感じながら育ってきた彼女は、ある日、ふとした瞬間に自らの姿を写し出しているかのように目に飛び込んできた、古くなり行き場を失ってしまったおもちゃたちを素材に、人々が集まる明るい場所としての光=シャンデリアをモチーフにした作品を主な表現として制作し続けています。
本展では、キムソンヘにとっての“自由”の象徴である『天国』をテーマに制作した新作を中心に展示、販売いたします。 また会期中には、展覧会来場者様より遊ばなくなったおもちゃを募り、会場に設置されたボックスに入れられたおもちゃたちを使用してキムソンヘ本人が、会場内の特設スペースにて公開制作いたします。
KIM SONGHE EXHIBITION『天国 − HEAVEN』
【日程】
2021年2月5日(金)~ 22日(月)
11:00~20:00 ※短縮営業(1/8(金)~当面の間)
※入場は閉場の30分前まで
※最終日18時閉場
※営業日時は感染症拡大防止の観点から変更となる場合がございます
【料金】
入場料:一般 500円 学生 300円
※小学生以下無料
【会場】
PARCO MUSEUM TOKYO(渋谷PARCO 4F)
東京都渋谷区宇田川町15-1 tel:03-6455-2697
【主催】
PARCO
【企画制作】
PARCO、Yosuke Fujiki Van Gogh
【協賛】
株式会社中川ケミカル
【協力】
白井グループ株式会社
【公式HP】
https://art.parco.jp/
「私が表現する『天国』とは、死後の世界を意味するものではなく、天国のように上も下もなく、怒りや傷つけ合うことのない世界を願って始めたプロジェクトになります。 在日朝鮮人3世として東京に生まれ育ち、物心ついた時から差別という存在が日常でした。 なぜ人は互いを許し認め合わないのか?人と違うことを排除しようとするのか?幼い頃からずっと疑問に思って生きてきました。 どんなに人類が進歩しても終わることのない戦争や人種差別。 この世界を天国にするか地獄にするかは私たち次第です。 互いの違いを受け入れて許すこと。 生まれ持った才能を皆とシェアできる豊かな心を持ち、理想の世界を彩れますように。 」
KIM SONGHE(キムソンへ) / シャンデリア・アーティスト
キムソンヘは1982年に在日朝鮮人の三世として東京に生まれた。
18歳まで朝鮮学校に通い、その後、織田ファッション専門学校に進学。
卒業後作家活動を始め、2005年セレクトショップ「Loveless」にて展示したシャンデリア作品が注目を集めたのを契機に、シャンデリア・アーティストとして独立。
以降、国内外の企業やブランドへの作品提供、空間ディスプレイ、プロダクトデザインを手掛けてきた。
2009年には韓国・ソウルのハンガラム美術館で開かれた「U.S.B: Emerging Korean Artists in the World 2009」展や、アメリカ・サンフランシスコのSUPERFROG Galleryにて作品展示を行ったほか、2016年には初となる作品集『TROPHY』を刊行。
それに合わせ、ラフォーレ原宿で大型展覧会「トロフィー」を開催し、好評を得た。
ぬいぐるみやアメリカン・トイ、達磨や招き猫、熊手といったアイテムをコラージュして作られるキムの作品群。
「ジャンク・コラージュ」と評されるこうした手法をキムが採用するのは、キムの在日朝鮮人三世という出自と無関係ではない。
作品には、常にマイノリティーとして生きてこざるを得なかったキムの多文化主義に対する理想が投影されている。
だからこそ彼女の作る作品は一見ごちゃごちゃな「ジャンク」であるようでいて、その世界は奇妙なバランスで均衡を保っているのだ。
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