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MOVITS! ~LIVE REPORT~

[2012/02/27]

MOVITS! ~LIVE REPORT~MOVITS! ~LIVE REPORT~

Profile of |MOVITS!|

行って参りました!”MOVITS!”from sweedenの初来日show!2days!

まずは初日2012/02/11(Sat)
新宿にありますclub”音”でのイベント~ Nu Spontaneous Combustion~でのguest live出演。はじめ”音”でのLIVEという事を聞かされ、あのlocalな小さなclubでどういう風にLIVEをやるのか?そしてそのLIVEがどういう風に成立するのか色々想像しながら向い。。。というよりもむしろ心配な要因がたくさんあったのですが。。。

当日その”音”に到着してからも、イマイチその”LIVE”がどうしても想像出来ず、既にCLUBから溢れる位のお客さんの数とCLUBのライティングや実際ステージがない作りなど、どこでライブ写真を撮るかずっと悩んではいたものの、なぜかずっと鳥肌が立ちっぱなしで、期待感とちょっとした興奮を覚えている間に。。。メンバーが登場!始まりました!

DJブースには弟の”アンダース”。そしてそのDJブース下にマイクを立て、上手に兄であるリード・シンガーの”ジョアン”と下手にサックスプレイヤーの”ホアキン”。上手と下手というような幅はもちろん無く、お客さんと演者の間にはもちろん壁も段差もない。そう。完全にカオス状態!

グイグイ引っ張って行くjazz/swing/ska/funkなトラックをバックにサックスの生演奏と母国語であるスウェーデン語によるRAPで煽るスタイルが基本な彼ら。”Sammy Davis Jr.”のようなリズム軽なトラックで体を揺らし、陽気でアコースティックなトラック”Swing For Hyresgastforeningen”ではステップを踏み、そして代表曲でもある”Na Na Nah!”では皆で大合唱!いや~最高に陽気で楽しくて、FLOORの皆も終始笑顔。

実際彼らの何に一番共感を得たかと言うと、やはり彼らの歌詞が母国語のスウェーデン語で歌っている事であろう。現在世界で主流となっている音楽はやはりどこの国でも英語である。そして影響を受けたアーティストなどもだいたいが英詩。英語の歌詞で歌を歌えば、全世界で認めて貰える(可能性がある)。世界を目指したければ、自分達の母国語を一旦忘れて英詩で歌う。少なくとも僕が十代の頃はそれが常識として言われてきた。少なくともそう思っていた。しかしシーンは確実に変わってきているし、こういう母国語のスウェーデン語でRAPをするアーティストが日本の土地でLIVEをするこの”冒険”と”刺激”を絶対に見逃してはいけないと思う。全世界に影響を与えてきた”英語”で歌うという時代は確実に変化してきているし、むしろこういう”MOVITS!”の様なアーティストのお蔭で母国語で歌う勇気と可能性を凄く与えて貰った。しかも、彼らはPVでしっかりと日本語の字幕を入れたりして自分達の伝えたい事の表現方法を常に模索し提供している事も決して忘れてはいけないと思う。

そしてアンコールでは。。待ってました!僕がこのトリオにはまってしまったきっかけの曲”Appelknyckarjazz”!思わず体が動いてしまうSKA基調のトラックが最高に心地良い!当然FLOORでは皆踊り狂い、CLUB内はオシャレで軽快なサウンドだけど、なんだかPUNKな泥臭い箱と化し、この物凄く近い距離感と密着感と汗臭さがこのトリオにははまってるって思った。最初に心配していた不安なんかもちろん最初の一曲目で吹き飛び終始笑顔になれるPARTYでした!いや~本当に最高!ありがとう!MOVITS!!

そして翌日は渋谷にあります”SOUL SMOOTH CAFE”にて菅野克哉氏presentsのUSTREAM番組”TIKI RADIO”での公開生インタビューとゲストLIVE出演。この模様はUSTREAMを通して全世界配信!

MOVITS!   MOVITS!

インタビューでは、影響を受けたアーティストがOUTKASTだったり、好きな日本食が刺身だったり、PVに日本語字幕を入れた理由が日本語の形がビジュアル的に面白いからという理由も一つあったという秘話などが語られ終始和やかなムード。最後は克哉氏のリクエストに答えライブ前にも関わらずテキーラSHOT!

MOVITS!   MOVITS!

スウェーデンからのゲストにもテキーラを飲ませてしまう克哉氏!さすがです!

そしてそのテキーラでエンジンがかかったMOVITS!のライブ!昨夜とはまたちょっと違ったオシャレで少し大人な雰囲気のこのCAFEでもMOVITS!節は相変わらず炸裂。昨日では見せなかったアコースティックギターを持って演奏したり、FLOORに降りて行進?しながら歌ったり。このトリオはきっとどんな環境でもどんな状況でも、会場が大きくても小さくても常に見る物を本当の意味で”楽しませる”事が出来て、その術を知ってるんだなってこの2日間で思いました。最後に克哉氏が言っていましたが、もしかしたら大きなFESで見れるかも?という言葉はきっと近い将来実現するだろうし、必ずそこにいる1万人5万人のオーディエンスをこの2日間のライブの様に”MOVITSマジック”にかける事は間違いないであろう。そしてそれが今からとても楽しみだ!2日間素敵な夜をありがとう!

Report by kenichi kono

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