OBLIVION DUST – Static Sound Tour 2012 Tour Final at 赤坂BLITZ LIVE REPORT
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4年ぶりのアルバム『9 Gates For Bipolar』を携えて4/14からスタートした全国ツアー”Static Sound Tour 2012″。 その最終公演が5/20赤坂BLITZにて行われた。
4/30に行われたSHIBUYA-AX公演では、土屋アンナがサプライズ出演を果たし、今回はどんなライブになるだろうかと胸を高鳴らせていたが、公演前に突然の機材トラブルに見舞われるアクシデントがあり、およそ20分押しでスタート。しかし、そういったマイナス要素をパフォーマンスで圧倒し結果的に最高のパフォーマンスとなった。
1曲目はこれまでの公演どおりニュー・アルバムのエントランス的位置づけのダンス・ナンバー「Gateway」。鮮やかな照明とともに、会場は一気にダンスフロア状態に。次曲「Never Ending」では、ダンスフロアから一変してクラウドサーファーが続出し、早くもニュー・アルバムのテイストのひとつでもあるROCKとDANCEの二面性=Bipolarを見せつける。
その後も、さらなる高みを目指さそうとする彼らの貪欲で攻めのパフォーマンスは、曲を追うごと自分たちの限界を越すように、アクセル全開で駆け抜けていく。
「オブリとしては、お客さんが暴れてグチャグチャになって、ゾンビみたいにブサイクになるのが、一番幸せなので。だから、気にしないでブサイクになってください。」とKEN。 アッパー・チューンの前フリかと思いきや、バラード・ナンバー「Baby It’s All Good」で、一度深呼吸をするかのようにクールダウン。しかし、嵐の前の静けさだったようで、「Future womb」「Ghost That Bleeds」「HAZE」と骨太でエネルギッシュなサウンドを展開していった。
そして、最後のMCでは、
「重大ニュースがあります。あんまり細かいこと言えないのですけど、夏ごろにライブやります。さっき楽屋で決まったばかりなんだけどね。」とさらっとビッグニュースを公表するKEN。この日一番の歓声が響き、その熱が冷めやらぬなか、アルバムのリード曲「Sail Away feat. 土屋アンナ」を披露。 4/30に行われたSHIBUYA-AXでは、土屋アンナがサプライズで出演し、最高潮の盛り上がりを見せたダンス・チューンだ。曲中にKENが「今日はアンナはいないみたいです。だから今日は僕がやります!」と、まくしたてるようにアンナPartを歌い上げた。そして、ここから「Microchipped」「Designer Fetus」「Sink The God」とテンションが上がらざる得ない怒濤のキラーチューンで、ツアー・ファイナルという愁いを感じさせずに、トップスピードのまま”Static Sound Tour 2012″が終了した。
今回のツアーは、『9 Gates For Bipolar』の楽曲を中心に行われた内容だったが、これまでの楽曲も違和感なく溶け込み、むしろ初期の曲など時間がいくら経っても”OBLIVION DUSTの音”が普遍的であることを証明したものとなった。
そして、次の夏のライブはどのような内容になるのか今から楽しみで仕方ない。
–セットリスト–
01.Gateway
02.Never Ending
03.Syndrome
04.NO REGRETS
05.In my Rainy Field
06.WHICH HALF DO YOU OWN?
07.S.O.S
08.Baby,It’s All Good
09.Future womb
10.Ghost That Bleeds
11.HAZE
12.TUNE
13.GOODBYE
14.YOU
15.Sail Away
16.Microchipped
17.Designer Fetus
18.Sink The God
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