『DIALOGUE』2018年1月20日(土)~3月24日(土)at THE CLUB [GINZA SIX 6F 銀座 蔦屋書店内]
ブラジル人アーティスト:アントニオ・ディアス、ミラ・シェンデル、デタニコ・アンド・レインによるグループ展。
本展覧会はブラジル人アーティストのグループ展となります。 コンクリート・アート・ムーブメントが盛んだった1960年代から活躍し、世界的な評価を集めるミラ・シェンデルやアントニオ・ディアス、彼らに影響を受けた新世代のデタニコ・アンド・レインの作品を展示いたします。
ここ数年、世界のアートシーンではブラジル人アーティストの再評価が進んでおり、2017年春のニューヨークMET Breuerにて開催されたリジア・パペの個展は非常に話題を呼びました。 今回THE CLUBにて展示予定のミラ・シェンデルの作品は、テート・モダンやニューヨーク近代美術館(MoMA)のコレクションにも収蔵されています。
近年国際的な注目が高まるミラ・シェンデルやアントニオ・ディアス、デタニコ・アンド・レインの作品を集め本格的に展示する、国内ギャラリーでは初の試みとなります。 言語がもつ可能性に着目し、音声と意味の成り立ちのみでなく、視覚を伴うアートへ昇華させたコンセプチュアル・アーティストたちの対話をどうぞお楽しみください。
『DIALOGUE』
【会期】
2018年1月20日(土)~3月24日(土)
11:00 -19:00
【休廊日】
2018年2月26日(月)、 27日(火)
【出展作家名】
デタニコ・アンド・レイン
アントニオ・デイアス
ミラ・シェンデル
【会場】
THE CLUB [GINZA SIX 6F 銀座 蔦屋書店内]
【URL】
https://store.tsite.jp/ginza/event/art/1478-1043090105.html
デタニコ・アンド・レイン
アンジェラ・デタニコ(1974-)とラファエル・レイン(1973-)は共にブラジルに生まれ 、現在はパリを拠点に活動している。 彼らは、言語学者とタイポグラフィックデザイナーでもあり、「書くこと・読むこと・翻訳すること」をテーマに作品を制作。 彼らは、2007年ヴェネツィア・ビエンナーレのブラジル館代表に選ばれ、2013年京都芸術センター、2017年ストックホルム近代美術館等での展示歴をもつ。
「Sunset to sunrise, Sunrise to sunset (Local Time), 2017」
アーティスト:デタニコ・アンド・レイン
ミネラルプリントインクジェット、 紙
各:80 x 120cm – 二連作 1/2(エディション 2 + 1 AP)Courtesy of Galeria Vermelho
アントニオ・デイアス(1944-)
アントニオ・ ディアスは1944 年ブラジルに生まれ、現在はリオデジャネイロとミラノで活動している。 1960年代初め、製図エ、グラフィック・デザイナーとして働き始め 、美術についての知識は独学で習得した。 政治やジェンダーを主題にした作品を多く制作。 作風はミニマリズムやポップ・アートの影響も受けている。 1965年、パリ・ビエンナーレの絵画部門で受賞。 テート・モダンやフィラデルフィア美術館等での個展開催歴をもつ。
「Cloud, 1974」
アーティスト:アントニオ・ ディアス
アクリル絵具、 紙
1/2(エディション 2 + 1 AP)Courtesy of Antonio Dias and Galeria Nara Roesler
ミラ・シェンデル(1919 -1988)
ミラ・シェンデルはチューリヒに生まれ、その後ブラジルで活躍。 戦後ラテン・アメリカ美術における最も重要なアーティストの一人。 ミラノのサクロ・クオーレ・カトリック 大学で哲学を専攻。 彼女の代表作には、ライス・ペーパーを使った作品の他、ヴィトゲンシュタイン哲学への解釈に基づく作品がある。 2012 年にはテート・モダン、2013年にはニューヨークMoMAで個展が開催される。 シェンデルの作品は MoMAをはじめ数々の美術館に所 蔵されている。
「Untitled, from the series Toquinhos (Little things), 1972」
アーティスト:ミラ・シェンデル
水彩、 インスタントレタリング、 紙
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