海辺の音楽祭 あわのネ2014 at 白浜フラワーパーク ~REPORT~
5年目を迎えた海辺の音楽祭 あわのネ 2014【館山野外フェス】今年は会場を白浜フラワーパークに移しキャンプインフェスとして開催された。
広大な海と大地と植物に囲まれし南房総で秋の訪れを感じると共に、ゆるやかな音色に踊り、ゆったりとした時間の経過に癒されし時を過ごすことができた。
イベントは様々なジャンルでありながらナチュラルな野外でも実力を発揮できる良質なアーティストが浜辺に作られたメインステージとパーク内プール付近に作られたサンセットステージという2つのステージでライブを繰り広げるのに加え、飛び入りでの演奏も可能なセッションステージ、地元のダンスチームがその洗練されたパフォーマンスを披露するダンスステージ、その各ステージ付近ではライブペイントも行われイベントを鮮やかに彩る。ドーム状に形成された植物園の中はclubさながらにDJ陣が迫力あるサウンドを響かせていた。さらに会場内には地元スケーター達によるランプも設置され賑わいを見せた他、様々な出店ブース、飲食はもちろん、衣料品、雑貨、インテリア、リフレクソロジー、ボディーアートに加えソーラーパネルを用いた無料充電所など味わい深いユニークなものまでバラエティーに富んでいた。
さらに宿泊者限定の夜の部、通称【夜のネ】ではベリーダンスにライブ、キャンドルに囲まれたカリンバといった独創的な空間が形成され、朝方には海を見ながらのヨガワークショップなども行われていた。
当日の天候的には決して満足いくものではなかったかもしれない。しかし小雨が混じり快晴とはいかない若干不安定な天気は雨男と晴れ女の傷つけ合うことのない戦いを発生させ、そのやりとりひとつが微笑ましいコミュニケーションとなる。極めて生産性の無い、たわいも無い会話や見ず知らずの者同士も共有することのできるリラックスしたその時間は解放感に満ちた野外イベントならではの光景だと思う。そんな中、海と植物に囲まれたこの環境下ではわずかな気温の差や吹く風の向きだけでまた違ったインスピレーションが刺激される。そして時間とともに景色の色は、その形相を美しく変えていく。時に白く、時に赤く、時に青く、そして真っ黒の中に輝く空からの閃光が太刀打ちできない宇宙の片鱗を魅せつけてくれた。
完全手作りな野外フェスにして、リーズナブルな一般入場料。さらに地元の方は半額、公式Tシャツ着用者や中学生以下は無料という地域への関わりと子供達へのきっかけとなりうる配慮もさることながら、なによりイベントスタッフ自らが楽しむ姿やその笑顔は周りに爽快感と気持ちの面での快適さをもたらし、会場の雰囲気と相成って心に余裕を持つことができた。
若き大人達が真剣に遊ぶことで生まれるそのパワーには言葉では説明できない周りを引き込む求心力と原動力がある。そして『もっとやろう!』『ずっと続けて行こう!』っていう想いの共有が新たなアイディアやさらなる推進力を生み出していく事だろう。
常に無邪気で楽しい野望を抱えし、海辺の音楽祭 あわのネ、来年のアナウンスはまだ正式にはされていないと思うけど、来年もきっとこの場所で会えることでしょう!!
実感として素直に感じる事は、やっぱり外で遊ぶのって楽しいもんだよねって事ですよ!
〜海辺の音楽祭〜 あわのネ2014
2014年9月20日(土)
「昼の部」10:00〜20:00「宿泊者限定 夜の部」21:00〜
会場:千葉県最南端の土地 白浜フラワーパーク内
【Main stage】
marianjuna
近所のメンバー
no entry
ending note
namband
SAIRU
RaBiRaBi/ラビラビ
CHAN-MIKA
【Sunset stage】
田中 光
KANDO BAND
Three Primary Colors
Comugi
OJI
digdub
トレモノ
toconoma
バーバーフィッシュ
Auto & Tatsuyama Ippei
【夜の部】
GAKU-MC
Diamond Bellydance Company
sage
photo by Ahlum Kim (http://ahlumkim.tumblr.com/)
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