CAMP SITE@FUJI ROCK FESTIVAL ’12 REPORT
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さて今回はキャンプサイトのご紹介。このフェスティバルの特徴はなんといっても自然を堪能しながら寝泊り出来るキャンプサイトの存在。もちろん苗場プリンスを含め周辺にはたくさんのホテルが点在しますが、やはり少しお値段は高め。なるべく節約したいフジロッカー達やアウトドアを好む人々はこのキャンプエリアでそれぞれの時間を過ごすのです。
当然テント生活をしていれば、お手洗いやお風呂などはどうするのか気になるところ。シャワー施設や苗場温泉なる湯治場もしっかり設けていますがここばかりは都会と変わらず時間帯を間違えれば大渋滞。コンクリートに囲まれた都会で列を待つよりは、こんな大自然の中で待つ方が余程良いと言いたい所ですが、出来ればあまり待ちたくないですよね。人によっては早朝を狙ってお風呂に入る人や、メインアクトの演奏中に入る人。それぞれ時間帯を工夫しているようです。聞いた話ですが、近くの川で朝水浴びをして済ます人もいるようですが…
そして外で遊びつかれ、飲み歩き、倒れるようにテントへ辿り着き寝る人々。仲間で大きなテントをシェアし持参のお酒を嗜み夜な夜な語り会う人々。恋人同士でテントの下でロマンチックな時間を過ごす人々。色々な人がいますが、都会を離れて非現実的だと思われがちな大自然の中で時を過ごす間に、実はこういう生活もリアルに存在するのだと気がつく頃にはもう最終日の夜。またそれぞれの土地へ戻っていくのです。そして、長い時間並んで入ったお風呂、遠くから微かに流れてくるDJの音、あまりの蒸し暑さによる朝の目覚め、テントを這う芋虫、隣のテントから聞こえてくる囁き声、楽しかった事も辛かった事も結局は良い思い出となりまた来年戻ってきてしまうフジロッカーズ。ある意味これは中毒ですね。
ちなみに僕は今回取材機材などもあったのでホテルを取りつつも、その内の二日間は友達のテントで就寝。ホテルの良さもテントの良さもどちらも体験したわけですが、アウトドアが苦手な人でも一日は是非テント生活を体験して貰えたらなと思います。単純に、一生の間でこのビニールの布一枚に囲まれた空間で寝る機会ってそんなにあるわけでは無いし、確実に良い思い出になる事でしょう。
最後にオフィシャル発表によると今回のフジロックでは19,000人がキャンプサイトを利用したとの事です。
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