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CARDOPUSHER Interview

[2015/07/08]

CARDOPUSHER Interview


ベネズエラ出身の変態ハチャメチャDJ”CARDOPUSHER”が再来日!絶妙なバランスでベースミュージックやドラムンベースやダブなどの要素を自由奔放に楽曲に組み込み、オリジナリティーに溢れたREMIXとDJを披露する彼のショウは期待大!そんな”CARDOPUSHER”の来日直前インタビューです!

CARDOPUSHER インタビュー

—–まずは、出身や経歴などを教えて貰えますか?

僕はベネズエラのカラカスで生まれたんだ。南米はロックカルチャーが根強かったから友達とかとFaith No MoreとかMr. BungleとかNirvanaとかToolなんかを聴いて育ったよ。でも、その内にStereolabやCorneliusやBroadcastや初期のweenのようなもっとエレクトリックな音に興味を持ち始めたんだ。特に、4トラックテープにドラムマシンで作られたようなレコードにはまったかな。それまで弟がプレゼントで両親からギターを貰ってたから、彼が僕に最初にコードとかそういう音に関しての事を教えてくれたんだよ。少し習ってから、いくつかのバンドを時々だけどやったりして。でもそれ以上は興味をあんまり持たなかったな。それで、音楽シーンでもっと実績が欲しかったし、もっとエレクトリックな音楽にはまっていったから、バンドみたいに他のメンバーと一緒とかじゃなくて、自分で何かをしたくて始めたのがCARDOPUSHERだったんだ。

—–いつ頃の話ですか?

音楽プロダクションで仕事をした後位の2002年から2003年の間にカルカスや近辺の国の他の都市ででライブをやり始めたんだ。その当時は、ラップトップを持って行って古いカオスパッドを友達から借りてライブをやってたよ。それが楽しむ為のすべてだったんだよね。

—–幼いころ聴いていた音楽や影響を受けたアーティストは誰ですか?

若い頃は、オルタナ音楽を基本に聴いてたかな。インターネットも普及していなかったし、そんなにたくさんの選択肢はなかった。1996年から1997年位の頃にインターネットが世の中で普及し始めてからは、あまり親しみの無かった新しい音楽なんかを漁り始めたんだ。僕をエレクトリック音楽に導いて、多大な影響を与えてくれたのがAphex Twinだったよ。

—–CARDOPUSHERをジャンルで例えるとどんな音ですか?

明確などんなジャンルかっていうのは難しいね。ほとんどの自分の人生でも、僕は出来るだけ違う事をしようと試みてるからね。でも考えてみたら、ここ最近ではハウスとかテクノとかオールドスクールなレイブスタイルとかダンスクラブベースの音楽っていう感じだと思う。明確なスタイルだけをやってるって認知されたくないし、すぐに退屈になっちゃうからね。

—–曲を作る過程などを教えて貰えますか?またソフトウェアーなどを良ければ教えてください。

いつもビートから作り始めてるよ。だからいい感じのループとグルーブが出来上がるまでかなり時間をかける。それから、基本的にはシンセとかサンプルとかを足してってアレンジをしていく。すべての事を、アベルトンライブでこなして、ハードウェアー類は、Electribe ESX, a x0xb0x, TR-707, TR-505, Novation Drumstation, Vermona Mono Lancet, Korg Volca Beats, Oberheim Matrix 1000それにいくつかのペダルエフェクターとボックスを使ってる。僕のスタジオから5分のところに住んでる仲間のNehuenは、僕と一緒にClassicworksを運営していて、いろんな音とかを交換したりしているんだ。

—–だから凄くオリジナルサウンドなんですね!それらのアイデアは一体どこから?

ありがとう!僕の音楽のバックグラウンドは多くの初期のWARP RECORDSやRephlex RECORDSの作品とか、あとはアシッドハウス、テクノ、オールドスクールなレイブ物だったりジャングルとかハッピーハードコアみたいな当時に作られたような音なんだよね。でもそういう影響受けた音をコピーしないっていうのが僕にとっての敬意であって、最近の自分のビジョンでもあるんだ。

—–スペインではどこでプレイしてるんですか?

あまりスペインではプレイはしないんだけど、するとしたらバルセロナとかマドリッドが多いよ。

—–スペイン以外ではどんなところで?

2008年にバルセロナに移ってからは、幸運な事にほとんどのヨーロッパのたくさんの街でプレイさせて貰ってるよ。その中でも僕のお気入りの場所は東京だよ!

—–お!素直に嬉しいですね!他に行きたい場所などは?

フィンランドとスウェーデンを除いてはスカンジナビア地方は行った事ないから、ノルウェイとかアイスランドは行ってみたいかも。アジアとか北アメリカなんかも行ってみたいね。

—–最近お気に入りのアルバムなどはありますか?

Palmbomen II – Palmbomen II (RVNG Intl.)
Tony Allen – N.E.P.A. (Kindred Spirits)
Sun Ra and His Astro Infinity Arkestra – My Brother The Wind (Saturn Research)
Paranoid London – Paranoid London (Paranoid London)
辺りかな?

—–音楽以外で好きな事は?

旅行と料理と食べる事。読書も映画も好き。

—–スペインのクリエイティブなシーンは最近はどうですか?

一般的なシーンに対してここ最近は凄くあまり関わっていないんだ。確実にクリエイティブなシーンはあるんだけど、この国の一番大きな音楽のコミニュティーの一つはバルセロナにあると思うけど、でも自分がやってる事に対しては物凄くリミットはある感じがする。

—–今後の野望や予定などはありますか?

今年は結構たくさん音を出せると思うから、みんなにチェックして貰うのが凄く待ち遠しい。数週間前には、イギリスのTHEM Recordsからリミックスで”Mindwarp w/ JoeFarr”をリリースしたし、CardopusherとNehuenのスプリットEPを自らのレーベル Classicworksからリリースしたよ。8月末か9月頭には、BNRからアルバムが出る予定。これは凄く楽しみ!その他の情報としては、ベルリンのレーベルZodiac44から12″ EPをリリース予定だし、オムニバスのリミックスなんかの話もあるよ!

—–最後にまた再度日本に来日となりますが、日本の音楽ファンにコメントをください!

何年か経ったけど、遂に日本に戻れるよ!今回はBNRの10周年パーティーが8月15日に渋谷のWOMBがメインで、他のクラブとか都市でもプレイ出来る可能性もあるから僕のSNSとか要チェックしておいてね!

—–僕は確実に行きますよ!凄く楽しみです!ありがとうございました!

CARDOPUSHER Interview


Interviewed by Kenichi Kono

EVENT INFO

#BNR10YR TOUR
2015年8月15日(土)
at Shibuya WOMB

OPEN: 23:00 | DOOR: ¥3500 W/F&MEMBER: ¥3000

-GUEST-
BOYS NOIZE
HOUSEMEISTER
DJEDJOTRONIC
CARDOPUSHER
HOSHINA ANNIVERSARY

-VIP LOUNGE-
ALYN

-MIDDLE LOUNGE-
BLACK MONSTER
ILINX, ICKY
WHAT’S UP (GR8)
HIDEMI NAGAO
MNZ
TATSUYA WATANABE


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