『CONTACT つなぐ・むすぶ・日本と世界のアート展』2019年9月1日(日)~9月8日(日)at 京都 清水寺
展覧会の新たな可能性に挑む、小説家・原田マハ監修のアート展、世界遺産・清水寺で9月1日より8日間限定公開。
CONTACT展とは?
互いに接点を持ち、刺激を与えあってきた日本と世界のアート。 本展は世界遺産・清水寺を舞台に、美術、文学、映画、マンガの各分野で、世界と日本のアーティスト、クリエイターがどのように影響を与え合い、響き合ってきたかその軌跡を展観するものです。 このような時空、ジャンルを超えた作品が集結するのは、世界遺産・清水寺の1200年の歴史の中でも初めてのことで、小堀遠州の作庭による素晴らしい庭園(通常非公開)と共に展覧会を堪能いただけます。 あわせて本展の総合ディレクターを務める小説家・原田マハが本展を舞台に書き下ろした小説「20 CONTACTS消えない星々との短い接触」を幻冬舎より刊行。 展覧会では原田マハによる全作品の解説と小説の一部を掲載したタブロイド紙を無料配布します。
『CONTACT つなぐ・むすぶ・日本と世界のアート展』
【日程】
2019年9月1日(日)~9月8日(日)
開催時間:7時~18時(最終入場は17時)
【会場】
清水寺(京都市東山区清水1丁目294)
成就院、経堂、西門、馬駐
【入場料】
大人1,800円 子供(小学生以下)無料
*モーニングチケット(7時~9時入場)大人1,600円、子供(小学生以下)無料
*トークイベントとのセットチケット5,000円
前売券:公式サイトリンク(https://contact2019.com/)「チケットぴあ」にて発売中
*本展覧会は、ゆったりとご覧いただくために各時間帯に入場制限を設け、「日程(日にち・時間帯)指定の前売券」を販売しております。 前売券で選択いただいた日程のみ入場可能です。 ご旅程・ご参加人数の決定後にお申込ください。
【出品作家】
司馬江漢
アンリ・マティス
オーブリー・ビアズリー
アルベルト・ジャコメッティ
猪熊弦一郎
棟方志功
東山魁夷
ヨーゼフ・ボイス
ゲルハルト・リヒター
三島喜美代
森村泰昌
三嶋りつ惠
ミヒャエル・ボレマンス
加藤泉
荒木悠
宮沢賢治
川端康成
小津安二郎
黒澤明
手塚治虫
竹宮恵子
バー ド・リーチ
河井寛次郎
濱田庄司
ルー シー・リー
シャルロット・ぺリアン
【総合ディレクター】
原田マハ(小説家)
【コーキュレーター】
林寿美
【保存修復】
岩井希久子
【トークイベント】
会期中は清水寺・大講堂にて本展総合ディレクターの原田マハが、竹中直人(俳優)、山田洋次(映画監督)、桂南光(噺家)、御立尚資(ボストン コンサルティング グループ シニア・アドバイザー)など多彩なゲストを迎えるトークイベント「CONTACT.ALK:アート経由・日本と世界のつなぎ方」を開催します。
会場:清水寺 大講堂 円通殿
チケット料金:各回3,500円 /展覧会とのセットチケット 5,000円
※タイトルは変更の可能性があります。
■ 9月2日(月)16時 ~ (開場15時30分)
「CONTACT ARTISTS :もしも私がゴッホに会いにいくなら芝居と小説・アートを探して」
出演:竹中直人(俳優) / 原田マハ
アーティスティックな圧倒的演技力を誇る竹中直人が、もしもゴッホを演じたら? 影響を受けたアーティストや映画について、「なりきる」演技の極意を原田マハが探ります。
■ 9月4日(水)16時~(開場15時30分)
「CONTACTSTARS:星々との交信日本と世界の映画をつなぐもの」
出演:山田洋次(映画監督)/原田マハ
今年「男はつらいよ」50周年を迎え、50回目となる同作の公開が年末に予定されている山田監督。寅さんの創作秘話、世界で注目される日本映画の魅力について原田マハと語り合います。
■ 9月6日(金)14時30分~(開場14時)
「CONTACTSMILES:そらもうアートが大好きでんねん!南光・マハの夢中でアート談義」
出演:桂南光(噺家)/原田マハ
「ちちんぷいぷい」の人気コーナー「美術館に行こう」が評判の南光師匠は、自他ともに認めるアート好き。アート&旅仲間である原田マハとともに、大好きな美術館、アーティストについて熱論します。
■ 9月7日(土)14時~(開場13時30分)
「CONTACTBIZ.アートビズの時代 ビジネスリーダーは美術館にいる」
出演:御立尚資(ボストンコンサルティンググループ(BCG)前日本代表、シニア・パートナー&マネージング・ディレクター 公益財団法人大原美術館理事)/原田マハ
最近、アートに親しみ、アートを語れるビジネスパーソンが注目されています。「アートビズ」をキーワードに、アートを愛するビジネスリーダー・御立氏に美術館を楽しむ秘訣を聞きます。
【主催】
「CONTACT/CONNECT展」実行委員会、京都新聞、BS日テレ、anonyme
【後援】
ICOM京都大会2019組織委員会、京都仏教会、京都府、京都市、京都市教育委員会
【協力】
清水寺、清水寺門前会、三楽苑、MBS、ギャラリー小柳、ペロタン、株式会社オフィスマリーン
【協賛】
株式会社アカツキ、つなぐ-en-システム株式会社
【助成】
文化庁2019年度日本博を契機とする文化資源コンテンツ創生事業「イノベーション型プロジェクト」
【事業名】
CONTACT/CONNECT つなぐ·むすぶ 日本と世界のアート
*「CONTACT/CONNECT展」実行委員会は当事業において、本展覧会のほかICOMの会員を
対象とした一般非公開の企画「CONNECT展」を同時期に開催します。
【お問い合わせ】
「 CONTACT /CONNECT 展 」 実行委員会 事務局
E-mail: info@contact2019.com
TEL: 075-351-9915 (チケット販売窓口:株式会社のぞみ内)
* 電話応対時間: 10:00-18:00 * 土日祝・お盆休暇除く
【CONTACT展公式ホームページ】
http://www.contact2019.com
影響を与え合う日本と世界のアートがジャンルを超えて集結
日本のアーティストやデザイナーに多大な影響を与えたアンリ・マティス、南仏でマティスに師事した猪熊弦一郎、深い交流を持ち響き合った川端康成と東山魁夷、四半世紀以上も日本で個展を開催し続けてきたゲルハルト・リヒターなど、日本と積極的に接触をした外国人アーティスト、そして国際的に活躍した日本人アーティストの作品をあわせて展示することにより、日本と世界のアートがどのように融和してきたかを展観します。 あわせて美術のみならず、文学、マンガ、映画など、ジャンルを横断したユニークな展示もみどころです。
展覧会 の 新たな可能性に挑戦
CONTACTをテーマとした本展では、アーティスト同士のコンタクトの軌跡を展観すると同時に、どうしたら来場者が作品とより深く向き合い、アートやその背景にある世界とコンタクト出来るかを重要なテーマとして掲げています。 そしてこのテーマを追及した結果、展覧会の新たな可能性を引き出す様々な挑戦を行うことになりました。 なかでも注目すべきは開場時間を朝7時からとしていること。 通勤前の時間に、解説を排したシンプルな展示空間で、清水寺の清々しい空気とともに作品を体感する。 特別な一日のスタートを体験していただける非常に貴重な機会です。 そして今回の挑戦は展覧会が持つ可能性を広げるものであるといえます。
以下、総合ディレクター・原田マハの本展についてのコメントです。
展示期間は限定8日間。
会場は世界遺産・清水寺。
展示品は美術品のみならず、漫画、映画、文学の資料も含む。
会場にはキャプションも解説も一切なし。
開場は 朝7時。
書下ろし小説と 連動。
見るだけでなく 、体感していただく 展覧会です。
展覧会が持つ可能性を探 る 展覧会です。
一期一会、見逃して欲しくない展覧会です。
総合ディレクター 原田マハ
京都における 「 ミュージアムの原型 」 世界遺産・清水寺で の作品展示
会場となるのはそれ自体が日本を代表する文化財である世界文化遺産・清水寺。 そもそも寺院は御用絵師を住まわせ、作品を創らせ、それを発表するアートの擁護者としての長い歴史を持ついわ日本におけるミュージアムの原点ともいえる存在であり、ICOM京都大会を記念した本展の会場としてまさにふさわしい場といえます。
通常非公開で小堀遠州の美しい庭園を配した「成就院」では、襖や長押を活かした作品展示を行うなど、伝統的な日本建築のなかで美術作品が置かれていた状況を再現しています。 一方で美術館のような空調設備を備えていない寺での開催には、作品の展示環境をどう適切に保つかが大きな課題でした。 これについては日本を表する修復家・岩井希久子氏の協力のもと、一部作品展示に脱酸素密閉(特許申請中)という日本の最先端技術を導入して、作品を守る額装やケース内で酸化を防ぎ相対湿度を一定に保っています。
このほか同じく通常非公開の「経堂」でも展示があるほか、日本屈指のインスタグラム・スポットである入口正面の重要文化財「西門」、「馬駐」のフリーゾーン(チケット無しで鑑賞可能)では現代アーティストの加藤泉のイスタレーションを展示、清水寺を訪れる世界中からの来場者にアートに触れる機会を提供します。
〔世界文化遺産 清水寺について〕
平安時代に征夷大将軍 坂上田村麻呂(さかのうえ たむらまろ)が開いたと伝えられています。 境内には国宝と重要文化財を含む30以上の伽藍や碑が立ち並び、これらの多くは江戸時代の初め、3代将軍の徳川家光によって再建されました。 その眺めの素晴らしい本堂は「清水の舞台」として親しまれており、平成6年に世界文化遺産に登録されまた。
発起人・ 総合ディレクター を務めるのは小説家・ 原田マハ、展覧会にあわせて関連小説書 「 20 CONTACTS 消えない星々との短い接触 」を発表
本展はキュレーターとしてのキャリアをもつ小説家・原田マハが、ICOM京都大会の開催にあわせて自ら発起人となり総合ディレクターを務める企画です。
原田マハはコーキュレーターの林寿美とともに展覧会のキュレーションを行うと同時に、本展にあわせて書き下ろした短編小説「20 CONTACTS 消えない星々との短い接触」(幻冬舎より8月10日発売)を発表。 会場ではその一部抜粋と、同じく原田による全作品の解説が掲載されたタブロイド紙を無料配布します。 小説とともに展示作品を鑑賞するという特別な体験をお楽しみいただけます。
〔ICOM(アイコム/国際博物館会議)とは?〕
戦後間もない1946年に発足した、世界中の美術館/博物館の国際会議で、3 年に一度30の国際委員会が一堂に会する大会が開催される。
原田マハ
1962年、東京都生まれ。 関西学院大学(近代文学)、早稲田大学(20世紀美術史)卒業。 馬里邑美術館、伊藤忠商事を経て、森美術館設立準備室在籍時、ニューヨーク近代美術館に派遣され同館にて勤務。 その後、インディペンデント・キュレーターとなり数々のアートイベントを手がける。 2005年『カフーを待ちわびて』で日本ラブストーリー大賞を受賞しデビュー。 2012年に発表したアートミステリー 『楽園のカンヴァス』が山本周五郎賞を受賞、ベストセラーに。 2017年『リーチ先生』が新田次郎文学賞を受賞。 『暗幕のゲルニカ』『ジヴェルニーの食卓』『サロメ』『たゆたえども沈まず』『モダン』『常設展示室』など、アートや美術館を主題にした「アート小説」を多数発表。 最新刊は、国立西洋美術館の礎となった松方コレクションを巡る物語『美しき愚かものたちのタブロー』。
Posted in ALL ENTRY, EVENT, EVENT INFO, RECOMMEND |