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COVER ART iS UNDEAD ~ジャケットワークに迫る~ (作品名:HAKAIHAYABUSA “DON’T CRY” / 作者:黒い霧)

COVER ART iS UNDEAD ~ジャケットワークに迫る~ (作品名:HAKAIHAYABUSA “DON'T CRY” / 作者:黒い霧)

Profile of |黒い霧|HAKAIHAYABUSA|


現在音楽は、ダウンロードというとても便利なTOOlを得たお蔭で、携帯一本あれば気軽に新しい音に触れる事の出来る時代になった。そのお蔭で実際にレコード屋さんへ行き、音に触れ、何を買うか悩む時代はもうとっくの昔に無くなりつつあるのかもしれない。その当時あったCDやレコードのジャケットのデザインで判断し購入する『ジャケット買い』というとてもリスキーでドキドキする文化ももはや衰退しつつある。何枚のレコードに後悔し、何枚の当たりCDに快感を覚えた事であろうか。

そんな目に見えないダウンロードという時代が来る前。音とその音を表現するアートイメージは常に隣り合わせであった。音には必ずといって良い程『アルバムジャケット』としてのシンボルがあり、自分のお気に入りの作品や名盤のほとんどにそのシンボルが存在した。音を聴けばそのアルバムアートが思い出され、アルバムアートを見ればその音が頭の中で流れる。

そんなCDやレコードの顔とも言えるジャケットアートをA-FILESのスタッフが新譜、旧譜問わず紹介していきます。
アート側からの音楽に対するちょっとしたエピソードが聞けるかもしれません。そしてそのジャケットアートは、音と共に一生我々の記憶に留まり、様々な色を音に着色していくことでしょう。

ART OF MUSIC iS UNDEAD

第二弾の今回は2009年発売の旧作HAKAIHAYABUSA”DON’T CRY”のアートワークを担当した”黒い霧”氏にお話を伺いました。


COVER ART iS UNDEAD ~ジャケットワークに迫る~ (作品名:HAKAIHAYABUSA “DON'T CRY” / 作者:黒い霧)

—–絵などを描き始めたのはいつからですか?

絵は小学校から得意だったとは思う。きっかけは鉄拳チンミの模写から。
人のために絵を描きだしたのは小学校5~6年のころに霊幻道士ブームにのっかり
お札作り職人みたいなことしていた時かな。
デザイン料もらって仕事としてやりだしたのは25才ぐらい。

—–このアーティストとの出会いや関係値を教えてください。

ハカイハヤブサとは…
イベントはなんだったか忘れたけど、とにかく渋谷EGGMANで初めてライブを見ておかしなバンド名、ゆるいレゲエらしき音楽なのに、その見た目のイカツさ…に対してVoの声が小さすぎるのに衝撃を覚え(当時のVoはタツオミ)、
当時デザインやってたbumbasticksから紹介してもらった。

—–今回のこの作品を描いたきっかけなどを教えて貰えませんか?

バンド名を聞いて感じたインスピレーションそのもの。
初めてバンド名聞いた時、怪獣の名前かと思ったから。

—–今回の作品を描くのに費やした時間はどれ位ですか?

平均1日2~3時間で休日多めにやって1週間ぐらい。
デジパックタイプだったんで比較的楽でした。

—–今までに作品を提供した主なアーティスト、分かれば作品名も教えて貰ってもいいですか?

過去にABNORMALS/HEY-SMITH/THE SWING KIDSなど…

—–好きな音楽のジャンルや好きなアーティストを教えてください。

国内外今昔問わずハードコアパンク。
今好きなのは日本ではSOBUT、海外ではJello Biafra。

—–今後作品を提供してみたいアーティストなどはいますか?

音楽関係以外の人やモノに興味がある。SKATE・プロレス・武道・飲食とか。
音楽なら全然違うジャンルやってみたい。演歌とかアイドルとか…
頼まれないか…夢です。

—–他のアルバムアートを手がけてる好きなアーティストがいたら教えてください。(海外国内問わず)

PUSHEADと荒木飛呂彦。

—–アルバムカバーが好きな作品を教えて貰えませんか?

好きなアーティストがやってるもの全部。
絵じゃないヤツだとCYPRESS HILLのBLACK SUNDAY、DEAD KENNEDYSの暗殺とか暗いヤツ。

・CYPRESS HILL “BLACK SUNDAY” cover art by Jay Papke
CYPRESS HILL 『BLACK SUNDAY』
・DEAD KENNEDYS”暗殺(FRESH FRUIT FOR ROTTING VEGETABLES)”
Original layout & rope lettering by Annie Horwood / Front cover photograph by Judith Calson, reproduced courtesy of San Francisco Examiner / DK logo by Winston Smith(Fallout Productions) / “Spoon-fed” Drawing by Mark Sorensen / Sleeve concept & original poster collage art by Jello Biafra
DEAD KENNEDYS"暗殺(FRESH FRUIT FOR ROTTING VEGETABLES)"

—–絵を描くこと意外に何か好きな事打ち込んでいる事はありますか?

お酒を飲む事とお酒を我慢する事。


~P.S ARTISTとARTISTのSTORY~

KZ (HAKAIHAYABUSA)
photo by watanabe’kool’syo
from KZ(HAKAIHAYABUSA/Guitar & Vocal)

現在のhakaihayabusaを語る上で絶対に外せない存在の一人、黒い霧氏。

彼との出会いは。。。巣鴨。。。の、ファミレス。。。!!!です。

当時、新しい出会いや刺激を探していたKZが、シーンでも俄然輝いていたBumbasticksのアートワークにも注目し、メールしてアポを取ったのが初まりだったと思います。

最初はハカイのLOGO、フライヤーなどから初まり、HP、Teeデザイン、CD JKT etc…

ハカイといえば黒い霧氏。。までいったかどうかは不明ですがかなり密に公私ともに遊ばせていただきました。
ART WORKを見れば少なからずハカイと黒い霧氏のイメージの構図はあったと思います。

代表的な音源のJKT WORKは”GREEN SHIP CREW” “One Love Is Everything” “Don’t
cry”の3作が黒い霧氏です。

基本的にいつもお任せでイメージ等は伝えずに黒い霧氏のインスピレーションに掛けてるのですが、いつも期待を上回る作品で一同びっくりしています。
あの人の頭の中はいったいどうなってるんだ!?って(笑)

まず作品のタッチやセンスに惹かれた訳ですが、お付き合いの中で特にその人柄に深く共感しました。
個性的な生い立ち、経験、センス、カルチャー、酒癖。
黒い霧氏は黒い霧氏でしかない、その唯一無二なキャラクター。
その人から放たれるARTが面白くない訳がないです。

一つ一つの作品と思い出なども語りたかったのですが、手元に資料もない為(笑)、
さらに数少ないであろうマニアックな人たちへ掘る楽しさを残してこの場を締めさせていただきます。
機会あれば是非ハカイと 黒い霧氏の数々のコラボ作品、特に黒い霧氏のART WORK、CHECKしてみてください!


from 黒い霧

出会いは上で書いたとおり。

そこからハカイハヤブサとは一時期仲良くさせてもらった。
多いときは週1~2で顔合わせていたな、池袋で。

なんせSTAFF BLOGとかって書いてたからな…。
STAFFらしきことなんて一切やってなかったけど(笑)
しまいにはSTAFFの範囲を越えてバンドの方向性、内外の揉め事に足突っ込んだりしてた…。

ホントごめんなさい(笑)

2年ぐらいだけどバンドのデザイン丸々やってたってのは
後にも先にもあの時だけですね。貴重な経験をしました。
今はやりたいとは思わないというか出来ない…1つのバンドの専属とかは(笑)

いつもの流れでジャケはすべてお任せって言われたんじゃなかったかな…いや、
普段もだいたいお任せって言われていたけど、結構お任せではなかったような記憶もありますが(笑)

この時はちょうどKATTOO THE DOG(カトちゃん)が急に脱退した後。
バンド内に不穏な空気が流れていた感じだった。
なので、コレはホントのホントにお任せだった。
途中経過とかあまり見せなかったと思うし。
いま思えばそこまで気が回ってなかったんだろうなと思うよ、あの人たち。

それまでCDジャケに限らず、ハカイのデザイン全般において、
もうちょいハカイハヤブサというバンドに寄せて…
音や雰囲気に合わせて…色々作ってはきたんだけど

このときはそういうのは考えなかった。
なんでか分からないけど。

なんとなくコレ最後かもしんねーなと察していたので、
好きな事やらしてもらおうと。
レゲエも西海岸も…そういう要素は無しで、初めてバンド名聞いたときの印象である”怪獣”を前面に打ち出したもの作りたかった。

あとはレコード屋の試聴コーナーに並んだときのインパクトってのかな。
何コレ?って思われたかったし、完全にソレ狙い。バンドの意思とか関係なく…。
結果、そういう流通には確か乗らなかったんだけど…(笑)

そんな思いがあったので、楽曲(収録曲)もタイトルも知らないまま
何も知らない状態で作り始めました。

とにかくパンチ力だけゴリ押し!
見て分かるとおり、ウルトラマンよろしくの鳥の怪獣が街を破壊している
それが怪獣ハカイハヤブサ…コンセプトこれだけ。

※CDをはめる面、表の絵を黒い影にしたのはウルトラマンオープニング映像へのオマージュ。
そしてハカイハヤブサのバンド名の上に本人たちに了承も得ず勝手に”異次元怪鳥”
COVER ART iS UNDEAD ~ジャケットワークに迫る~ (作品名:HAKAIHAYABUSA “DON'T CRY” / 作者:黒い霧)
よくオッケーしたよな、ホント。

自分の画風の範疇だけど上手くウルトラマンの怪獣的なものを組み込めたと思った。

で、ジャケ、絵のみは出来き、
あとはテキスト情報待ちの状態にして待機。

あがってきたアルバムタイトルが

『Don’t Cry』

この時、電撃が走りました…(オレのみ)
タイトル知らずに作業していたので。

何が電撃かというと…

怪獣がもつ負けの美学、ノーフューチャー感つーのかな…。
そんな怪獣に…

“Don’t Cry=泣かないで”

って…哀しすぎるでしょう!!!
シブくなった!って思ったな…

タイトルのおかげで(笑)

多分、タイトル聞いてから作ってたらコレにはならなかった。
基本、デザインやる人ってタイトルとかに合わせてデザインやるもんだと思うんだよね。
One Love Is Everythingとかはアルバムタイトル聞いてからやった絵だったし。
※アレに関してはもう一つ重大な問題があるのでこれ以上は触れません…。

しょうもないコンセプトではじめた絵がタイトルとの兼ね合いで
こんなにも哀愁漂わせた作品は、後にも先にもこれ以外はありません。
強烈に印象に残っている作品です。

本人たちがコレに関してどう思ってるのかは知りませんが!(笑)

この後、このアルバムの絵の哀愁っぷりがいけなかったのかせいなのか、
オレが察知していた不穏な空気のせいなのか…
ハカイハヤブサからT先輩が抜け、一旦活動休止。

なんとなくハカイハヤブサと最後にバカでシブい良い仕事できて良かったな…って感傷に浸った記憶がある!(笑)

この後、新メンバー加入で復活。
現在は皆様もご存知の活躍っぷり。

あのジャケが最後と思っていたんだけど、
その後もフライヤーとか物販でちょこっとだけ絡ませてもってんですが…

今はこんなバカげたことやらしてくれねーだろうな…って

彼らの活躍を見て思います(笑)

ま、こんなことやっちゃダメだけどね、普通は。

若さと勢いって恐ろしいですね!!!(笑)


LINK
黒い霧オフィシャルサイト
http://www.kuroikiri.com

HAKAIHAYABUSAオフィシャルサイト
http://www.hakaihayabusa.com


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