cro-magnon @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13 LIVE REPORT
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cro-magnon
2013年7月26日(金) @ FUJI ROCK FESTIVAL ’13
大竹重寿(Dr&Per)
コスガツヨシ(G&B)
金子 巧(Key)
小さなクラブから大規模の野外フェスまで国内外のあらゆる会場、シチュエーションで奏でてきたcro-magnonだがフジロックへの出演は意外にも今回が初登場となる。
最近ではcro-magnonとしての活動と並行して三宅洋平のファンディングパーティーや選挙フェスでの演奏も話題を集めた中、今回は満を持してFIELD OF HEAVENへ登場した。
ジャジーな雰囲気を醸し出したかと思えばドラムンベースで翻弄し、さらにシンセサイザーが奏でる多彩な音色に昼過ぎの苗場は空の真下のダンスホールに変貌してしまった。
シンプルに淡々と演奏する雰囲気とは裏腹にダブルネックのギターとベースをトリッキーに使い分け、グルーヴを根底で支えるタイトなドラミングにこの日はサポートにパーカッションが加わっていたのでリズムにも効果的な拡張が、そして鍵盤から放たれる摩訶不思議な色気にいったいどこからどの音が出てるのか解らなくなるほどの魅惑なアンサンブルがクリアに響き渡っていた。
そして、ハイライトとしてやはり注目を集めたのはこの日、同ステージの1つ前の時間帯に登場していた盟友 SOIL&”PIMP”SESSIONSより序盤には社長が登場し煽りを加え、中盤からは元晴がサックスで美しい音色を響かせる。さらに終盤にはトランペットのダブゾンビも加わりライブに強力なアクセントと厚みを含ませ、高揚感とともにドラマチックに展開していった。
あくまで自然体にいついかなる時でも、どこで誰とでも融合できてしまうそのスキルと感性。洗練されつつも変幻自在にアレンジが施されるそのサウンドはストリートやローカルシーンにも根を張りつつしっかり世界に届いている。
この日のライブでも老若男女、様々な国籍な人が彼らのサウンドにからだを揺らしていた。
その光景はなんだか清々しく大自然の中に飛び交うシャボン玉も美しく風に身を委ねていた。
photo by kenji nishida
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