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左刀大地 個展『Meet on the Horizon』2021年11月19日(金)~12月6日(月)at OIL by 美術手帖(渋谷パルコ2階)

[2021/11/14]
左刀大地 個展『Meet on the Horizon』2021年11月19日(金)~12月6日(月)at OIL by 美術手帖(渋谷パルコ2階)

左刀大地 An Injured Boy And His Carer 2021


映画やポップミュージックを起点としたペインティングを手掛けるアーティスト・左刀大地の個展を11月19日(金)より開催。

このたびOIL by 美術手帖ギャラリーでは、沖縄を拠点に活動するアーティスト・左刀大地の個展「Meet on the Horizon」を開催いたします。

左刀大地は1985年埼玉県生まれ。 2009年に大学を卒業後、沖縄を拠点に作品を発表してきました。 左刀の東京での初個展となる本展では、新作のペインティング作品を多数発表。 同時期に開催されるマイアミのアートフェア「Untitled Art Miami Beach」にて発表される作品と、互いに関連した作品群となっています。

展示に向けて、あるいは制作を通してある1つのテーマに向き合うとき、左刀はその作品群にパブリックとプライベートのような、表裏一体な2つの側面が現れるといいます。 それは曰く「呼吸のように吸い込む作品と、吸収したものを形にするための作品」でもあり、1つの展示空間では同時に展示すると混乱を起こしかねないとも話します。 今回は、マイアミと渋谷という2つの場所にそれぞれを構成し、マイアミでは左刀がパブリックと捉える作品を、渋谷では内に向かうようなプライベートな作品を展示することを試みます。

子供の頃から絵を描くのが好きだったという左刀は、美術系高校に進学後、本格的に美術の勉強をはじめました。 当時は美術全集や古い画集に没頭し、ヤン・ファン・エイクをはじめ、ニコラ・プッサン、エドゥアール・マネといった古典絵画や北方ルネサンス、俵屋宗達といった日本の絵師らの表現から、特に大きな影響を受けたといいます。

自身の制作について、「絵を描いているというより自分の人生を表している感覚」だと話す左刀。 「アーティストとは、作品という媒体を通しイメージされた人物像に限らず、その人となりが自然とにじむような表現を持つことが重要」であるとし、様々な時代の絵画を自分なりに認識し解釈してきた個人的な歴史が積み重なって、現在の自身の作品があると語ります。

左刀の絵のなかで、登場人物たちはそっと会話を交わし、ときに音楽を奏でます。 無音のはずの絵画から台詞が聞こえてくるようなそのイメージは、左刀が昔から触れてきたという、古典絵画の持つ寓意性や物語を彷彿とさせる技法や構成にも、通じるものがあるのではないでしょうか。
また、古典と同時に映画やポップミュージックを起点としたモチーフを描くことで、自身がリラックスし、「見る人にも肩肘をはらず、自分らしく幸せに生きることができるようになってほしい」という作家の願いを伝えます。 すべての人が自分らしく生き、幸せになることを願って描くという左刀大地の作品を、この機会にぜひご高覧ください。


左刀大地 個展『Meet on the Horizon』

【日程】
2021年11月19日(金)~12月6日(月)
※会期中無休
開場時間|11:00~20:00

【料金】
入場無料

【会場】
OIL by 美術手帖
(東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ2階)

【作品販売について】
本展出品作品は、店頭・アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」にて販売いたします。
オンライン販売|11月20日(土)16:00~
販売URL| https://oil.bijutsutecho.com/gallery/733
※作品は事前のセールスで一部販売が終了することがございます。 予めご了承ください。
※会場での販売開始後の公開となります。

アーティストステイトメント
「地平線で会おう」というのは果たせない約束のことです。
たどり着くはずのない地平線での待ち合わせは決して叶うことはないでしょう。
これはBadly Drawn Boyの曲のタイトルですが、
絵を描いているときにぼんやりと思い出していました。

果たせない約束を、沢山交わしてきました。
それを叶えるために、はるか遠くを目指しているときがあります。
今回の展示はそんな約束の周りをぐるぐると回っている作品群です。
約束の地平線は、現実世界と混じり合うこと無く平行に存在しているけど。
絵を描くときは、そんな次元を超えてその接点に触れているような気がするときがあります。

けど、絵は現実を変えないので、
今度は現実を頑張らないといけません。

左刀大地

oy rescuing a drowning boy

oy rescuing a drowning boy


左刀大地 Daichi Sato

左刀大地 Daichi Sato


1985年生まれ、沖縄を拠点に活動。 国内外のアートフェアや展示に参加。 沖縄で最も歴史のあるリゾートホテルでの展示(2019年「Paradiso」)や、ハンバーガーショップでの展示(2017年「食べよう、考えよう、孤独な時間を共有しよう。 」)、東京都美術館でのグループ展(2013年「CHAIN REACTION」)など、そのときの作家の気分に関わる内容、場所での展示を行う。

<主な個展>
2011年「Repair」(gallery M&A、沖縄)
2015 年「Good paintings」(One’s Room gallery&studio、沖縄)
2016年「Planedo」(tomari、沖縄)
2017年「食べよう、考えよう、孤独な時間を共有しよう。 」(BABYBABY HAMBURGER&BOOKS、沖縄)

<主なグループ展>
2013年「ジュネチック」(Ikei island、沖縄)
2013年「CHAIN REACTION」(東京都美術館、東京)
2018年「Metamorphosing Reality」(Souvenier、バルセロナ)
2019 年「Paradiso」(Moon Beach hotel、沖縄)
2019 年「Untamed vol.2」(CHOJU contemporary art、京都)


過去作品  ※本展出品作品とは異なります

Bedtime Talk

Bedtime Talk

Two boys in a tree

Two boys in a tree

2点とも《Girl singing by the pool》

2点とも《Girl singing by the pool》


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