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FALL SILENT インタビュー

[2017/06/22]

FALL SILENT インタビュー

米国ネバタ州リノ原産の伝説的ハードコアバンドFALL SILENT。2003年に一度は解散するものの、2015年に運命的に再結成を果たしたバンドが7月に待望の来日を果たす。さらにSlovenly Recordingsの前身レーベル702recordsより1999年にリリースされた『SUPERSTRUCTURE』がジャパンエディションとして2017年7月5日にリリース。アメリカの田舎町、RENOを拠点にDIYの姿勢を貫き、様々なバンドに影響を与えてきたバンドの歴史、再結成、そして今回リリースされることになった作品に迫ったインタビューです。


FALL SILENT(フォール・サイレント)
Joe Foley— Bass Guitar
Danny Galecki — Guitar
Damon Watson—Drums
Levi Watson — Vocals


FALL SILENT Interview

—– いつ、どんな感じでバンドが始まったの?再結成のきっかけは?

Danny, Damon, LeviとFALL SILENTの最初のベーシストBrian Wohlgemuthで1994年にFALL SILENTをスタートさせた。みんなそれぞれ違うバンドだったのに、同じタイミングでそれぞれのバンドが解散したんだ。
DamonとLeviはDannyと友達で僕らは90年代初期のデスメタルバンドが大好きだった、当時のRENOには存在に無かった、デスメタルサウンドにハードコアに影響を受けた新しいタイプのバンドを始めたかったんだ。僕らがいつも聞いていた大好きな、アグレッシヴで暴力的で怒りに満ちた音を出したかった、高速で、重く、力強い演奏をしていたら、友人たちが夢中になって、叫びだしてくれて、レコードをリリースする力強い力となったんだ。そうやって、2003年までずっと活動して、僕らは全てのエネルギーをFALL SILENTに費やしてしまったんだ。

その後、稲妻が落ちて、寂れた山の5000エーカーに及ぶ森を焼き尽くした2015年に再結成。
火事が鎮火した後に、大気圏の一番上から、預言と言える土の模様が見えたんだ。この予言は、世界の未来を救うために再びスラッシュ・メタル・ファスト・コアをプレイする必要があるリノの4人の人物を予言していた。本当に僕らが再結成を選んだわけじゃなくて、運命だったんだ。

—– バンドの歴史を簡単に教えて。

結成についてはもう伝えてるよね。
バンド結成後はただバンドを続けていたんだ、RENOで数年活動して、時間のあるときは数曲レコーディングしてた。最初はゆっくりだったんだ、そしたら、Mike Cheese from Gehennaが、LPを製作して、USツアーに出ようって話して、それからあっという間にRENOを飛び出して、世界中にツアーに出るようになったよ。
レコードをレコーディングして、アメリカでツアーをして、もっとレコーディングしてツアーも続けた。もっとレコードをレコーディング したら、アメリカ中のの小さなレコードレーベルの気を引いて、ヨーロッパや日本にも沢山ツアーが出来た。仕事のほとんどは自分のバンドの事で、一緒に生活して、一緒に働いて、共に演奏した。僕らは若くて、社会とは無関係で、ただ自分達のやりたいことを、自分達で自分達のためにしていたんだ。
そうしてたら、Revelation Recordsがぼくらを所属バンドにしたいって言ってくれて、僕らは同意した。それから、レコードをレコーディングしてもっとツアーに行くようになった。この頃に僕らはもうそんなに若くなくて、社会的責任も出てきて、2003年にレコーディングも、演奏することも止めて、僕らはバンドと自分自身を切り離すことにしたんだ。

そして、最初の回答に記してあるように、僕らは12年後に山火事が起きて再結成したんだ。

—– バンドのバイオグラフィーを教えて。

Never Forget… 7″, 1994, (No record label)
Wellington/Fall Silent split 7″, 1995, Fetus Records
No Strength to Suffer LP/CD, 1996, Revolutionary Power Tools Records
Nineteenhundredninetyseven 7″/CD, 1997, Moo Cow Records
Ourselves Compilation CD, 1997, (live recording comp.) The Omega

Superstructure LP/CD, 1999, Revolutionary Power Tools, 702 Records, Genet Records (Europe)
Life: Beautiful, But Heartless 7″, 2000, 625 Records
Drunken Violence CD, 2002, Revelation Records

Six Years In The Desert CD (rerelease of older material), 2001, Revelation Records
Cart Return, 2017, Revelation Records

—– 年間どれぐらいのライブの本数をこなすの?あなたの住んでる街にいつも出演してるライブハウスはある?

去年は7,8回ぐらいしかライブしてないね。僕らは2017年に日本でツアーするために力を温存しておいたんだ。僕らは、剣やナイフ、斧、その他中世のさまざまな武器をを製作するのにとても忙しくしているんだ。

僕らのホームグランドは、米国ネバタ州RENOにあるThe Holland Project
ここは米国西海岸でALL-AGEのショーが出来る最高のヴェニューだよ。全てのDIYパンクベニューが正直で、誇りを持って、自立しているべきだ。僕はカウンターカルチャーの音楽や芸術のための素晴らしい場所がRENOに存在していることを誇りに思っている。

—– 最近のアメリカや地元のRENOについて教えて。

さっき話したけど、最近はあんまりライブしてないんだ。
2月に”Cart Return”の7インチレコードのリリースでライブしたぐらい。RENOのThe 40 Mile SaloonとJub Jub’sのスケートジャムでね。楽しかったし、皆に新譜を聞かせることができたね。

僕らは6月に Revelation Records主催のREV Festに出演するんだ。Youth of Today, Gorilla Biscuits, Burn, Bold, Into Another, Beyondなどのバンドが一緒に出演するんだ。
僕らが、米国の伝説的レコードレーベルのフェスに参加できることを誇りに思う。日本に行くまでは、REV Festに参加する以外は特に予定は無いよ。

—– いままで自国以外でライブした場所を教えてください。

2000年にSTATE CRAFTとBIRTHRIGHTで日本ツアーしたよ、東京、横浜、大阪、京都、浜松とかでプレイした。同じ年にヨーロッパツアーにも行って、北米は、カナダを含めて7,8回はツアーしている。
もちろん、地球の核部分に存在するオカルトの聖地 アガルタにも行った。
僕ら、地球の核でライブした世界初のハードコアバンドなんだ。

—– このアルバムを、あなたの好きなバンドのアルバムに例えるとするなら何?

このアルバムを他のバンドのアルバムに例えるなんて考えることができない。
僕らはずっと独自の状況を生み出してきた、ネバタ集RENOの若いパンクスみたいにね。僕らの独特の環境が他のバンドに似ているなんて信じられない。僕らがスラッシュ・メタル・ファスト・コアで世界一のバンドだなんていう意味ではないけど、絶対に簡単に他のバンドに匹敵しない。僕らはもっと本質的な部分に生息しているんだ。

1999年にリリースされた”SUPERSTRUCTURE”と僕らの新譜を比較して聴くと電気分解が起きるかもしれないね。泥だらけの雷雨みたいな。これは火山灰の雲から放たれる雷雨なんだ。日本の南部にある桜島火山がこの雷雨を発生させるって知ってた?

Thank
you for the interview.

FALL SILENT(フォール・サイレント)


リリース情報

FALL SILENT『​SUPERSTRUCTURE -Japan edition 2017-』

再発を熱望されていたFALL SILENTの初期音源!!
2017年7月5日発売!

このアルバムリリース後、彼らはRevelation Recordsと契約、世界中に影響力を与えるDIYハードコアバンドへと成長してゆく。
Slovenly Recordingsの前身レーベル702recordsのアーカイヴより、同郷のFALL SILENTのリリース!!

米国ネバタ州リノ原産の伝説的ハードコアバンドFALL SILENTの1999年に702RECORDSよりリリースされた作品が、Slovenly Recordingsより1997年CBGBでのライブ音源のボーナストラック、歌詞翻訳付きで日本盤CD発売!
2003年に解散し、2015年に運命的に再結成したFALL SILENT、彼らの力強く重い怒りの表現は世界中のハードコアバンドに影響を与え、サウンドだけでなく、メッセージ性の高い歌詞や、アメリカの田舎町、RENOを拠点に世界中をツアーしてまわり、レコードをリリース続けた彼らの姿勢は真のDIYの在り方である。

FALL SILENT
『​SUPERSTRUCTURE -Japan edition 2017-』
2017.07.05 RELEASE

01. Great White Death
02. One More Question
03. Make Up Your Mind
04. What Should I Do?
05. The Day Of the Locust (Part I)
06. The Day Of the Locust (Part II)
07. Something New
08. Six Billion and Running
09. Any Way You Want It
10. Courtesy
11. The Only Truth
12. No Shit For Supper
–BONUS TRACKS–  1997年CBGBでのライブ音源
01: Instrumental Intro
02: Great White Death
03: Looking In
04: Broke
05: Unnecessary Decoration
06: Sometimes
07: Clenched Fists, Black Eyes


来日情報

2017/7/14(Fri) 大阪 @HOKAGE
2017/7/15(Sat) 岡山 @CRAZYMAMA studio
2017/7/16(Sun) 三重 @KAOS
2017/7/17(Mon) 東京 @EARTHDOM
2017/7/19(Wed) 東京 @吉祥寺WARP
2017/7/20(Thu) 東京 TBA
2017/7/21(Fri) 東京 @西荻窪 PITBAR
2017/7/22(Sat) 東京 @下北沢ERA
2017/7/23(Sun) 横浜 @EL PUENTE


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