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FISHBONE (2011/08/08) LIVE REPORT

[2011/08/18]
FISHBONE (2011/08/08) LIVE REPORTFISHBONE (2011/08/08) LIVE REPORT

Profile of |FISHBONE|

FISHBONE
2011年8月8日(月)Shibuya O-EAST
OPEN 18:30 / START 19:30

1979年にカリフォルニアはロサンゼルスで結成されたバンド。
それが”FISHBONE”(全身バンドはホットアイス)。1979年というと僕が2歳の頃である。現在西海岸系バンドやミクスチャーなるバンドがたくさんいるがこの”FISHBONE”は同じ西海岸出身のモトリークルーやLA ガンズなどのいわゆる80年代ハードロックと言われるジャンル、Dead KennedysやBLACK FLAGといったハードコア/パンクとはまた別の部分で多大なる影響を残している。皆も知ってる”SUBLIME”なんかが多大なる影響を受けたバンドなんです。要するに、僕らの世代からみたら2つ世代も上のバンドなわけですね。そんなバンドが昨年の2010年フジロックフェスティバルに続き、単独公演で来日しちゃいました!
どんなライブになるのか?

と、バックドロップも無いシンプルなステージにメンバーが登場し演奏開始。そう。このバンドにギミックやオーバーなSHOW要素はいらない。7人がそれぞれの楽器を持ってステージに立っていればいいのだ。

特にFISHBONEのジャンルを説明するのは物凄く難しく、SKAでありROCKであり時にMETAL要素もあり、もちろんREGGAEでありFUNKであり。今この音楽界に存在するミクスチャーというジャンルの大元を辿るとこのFISHBONEにたどり着く。よってライブ感も同じくミクスチャーで、時には激しく時には優しく時にはハッピーな多面性を持っているのが印象的。

何度も何度もメンバーが客席に突っ込みフロアーの半分以上奥までダイブし大暴れ。特にボーカルでサックスプレイヤーのアンジェロは何度フロアーを煽りダイブしただろうか?その度にフロアーの温度は上がり、緩く始まったSHOW、いやこの場合PARTYはSUBLIMEの名曲DATERAPEで一気にピークへ。この曲はSUBLIMEのトリビュートアルバムに提供したカバー曲で会場のテンションはマックスになり、それでいてやはり心地よいグルーブ感が常にある。なんとも不思議な感覚。

物凄くPEACEでHAPPYでいて、物凄く哲学的で政治的でPUNK。

きっと誰もが知っているであろうアンコール2曲目で演奏した彼らの名曲”Party At Ground Zero”。ground zeroとは戦争や原爆の跡地を意味する場所で、当時の政治家や米ソの冷戦の皮肉を歌っています。でも彼らの陽気でUPテンポな曲調で踊りださずにはいられない。当然フロアーはもう誰も止める事が出来ない位踊って騒いでみんなハッピー。

最後はなんとダブルアンコールで2曲披露し、合計約2時間近くに及ぶPARTY AT O-EASTは皆終始笑顔で終演。

物凄く緩くて物凄くPUNKで超ピースなバンド。また直ぐにでも再来日期待しています!誘って頂いたPunk Rock Confidential Japanのwakaaanさん!そして関係者の皆さま!ありがとうございました!

Report by kenichi kono

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