FUJI ROCK FESTIVAL ’19 ~フジロック事前展望スペシャル~
1997年に産声をあげた日本最大級の野外音楽・アートイベント「フジロックフェスティバル」。昨年の2018年は会場を今の苗場に移し20周年のアニバーサリーを迎えた。初のライブ配信、XJAPANのYOSHIKIのゲスト参戦、昨年限定の大人の移動遊園地「アンフェアグラウンド」、新旧入り混じるアーティストの中でも別格の存在感を放ったレジェンド「ボブデュラン」の出演等々、数えだしたらキリがない程の新しい苗場を毎年経験するわけですが、昨年は、途中で中止となった第一回目以来の台風直撃だった事も忘れてはいけません。
-天災を教訓に。空の怖さを再認識-
それは2日目の夜のことでした。グリーンステージの「ケンドリック・ラマー」が終わりを迎える頃から天気は徐々に変わり始め、レッドマーキーでは「MGMT」がプレイ。風は囂々と吹き荒れ、雨はほぼ地面とは直角に降り狂う。レッドマーキー内は、「MGMT」を見に来たオーディエンスと雨宿りの人々でパンパン状態。何度も第一回目のあの光景と重ね合わせ、震えながらジッとライブを見ていました。苗場に天候の変化は付き物。ちょっとの雨なんてむしろ1年分の雨を吸収してやろうって気持ちで楽しめるわけですが、人や会場に危害となる台風はまた別。こればかりは、毎年祈るばかりです。いつどんな天災が待ち受けているかわからないという教訓を再認識した。そんな、2018年でもありました。
-ザ・ケミカルブラザーズが7度目の出場!-
昨年のアニバーサリーに出演するのではないかな?と踏んでいたのですが、既に6度も苗場の地を踏み、強いフジロック愛を持った「ザ・ケミカルブラザーズ」が再度君臨します!実に3分の1の割合ですよ!最後に出演したのが、2011年。個人ごとですが、この「A-FILES」でのフジロック取材初の年でもありましたので強く印象に残っている「ザ・ケミカルブラザーズ」。(LINK https://a-files.jp/thechemicalbrothers20110731.html)音楽ってよく最先端とか、流行りとか言いますよね?でもその指標ってみんなそれぞれ違うと思うんですね。メディアに出てれば最先端?むしろ聴感、体感的な流行り?僕の勝手な指標はこの「ザ・ケミカルブラザーズ」。ビジュアル、音、すべてにおいて彼らが発信することが最先端。そしてそれはきっと20年後も変わらないでしょう。
と、ある記事で、彼らはフジロックのリハーサルに半日以上費やすというのを見かけました。それくらいストイックな仕掛けと大がかりなセットを持ち込んで臨む2019年の彼らのライブは2019年のハイライトの1部でもあります。お見逃しなく!
-ごみはゴミ箱に!これは万国共通!-
フジロックフェスは、「世界一クリーンなフェス」として世界中でも認知度の高い野外フェスの1つでもあります。ボランティアの方々やスタッフの方々の設営により、常にゴミが捨てられる環境にあるのは一目りょう然。しかし、ここ数年このマナーも崩れ始めてきたという話を頻繁に耳にします。確かに、河原などでもゴミを見かけたり、カップが捨てられていたりと、実際会場の人たちの意識も低くなっているのかな?
また、ビックリするような場所に折り畳み椅子を置いて座っている人や、喫煙マナーが悪い等(せめて吸い殻は灰皿へ!)、個人的にも気になっている点はいくつかありますが、楽しく安全に3日間を過ごすには、みなさんの意識の向上と協力が必要。野外という自由な空間で遊ぶ以上、最低限のルールは共通意識として持っておきたいですね!「世界一クリーンなフェス」を神話にしてはいけませんよ!
-違った景色が見たければミニキャブを探せ!-
毎年心がけていることが、何か1つでも新しい発見をするという事。どうせなら冒険心を持って臨みたい。音楽のみならず、アートやレクリエーションや食べ物等々、苗場にはたくさんの遊び道具が散らばっているわけです。そこら辺りに生えている草だって、もしかしたら何かのハーブで美味しいかもしれません(責任は持ちませんよ)。
昨年だったと思いますが、FIELD OF HEAVENからオレンジコートに抜ける道の左側に矢印と共に「xxx温泉」なる看板を見かけました。行くべきかどうか本気で悩み、とりあえず少し小道を入ってみたのですが、やはり危険と判断。そもそも趣旨が変わってきちゃいますので(笑)。実際行った人もいるのでは?気になってはしますが、今年はやめておきましょう。
そして、昨年の開催後、存在を知って逃してしまったのが、キューバから持ってきたミニキャブ。どうやら会場外からレッドマーキーまで100円で運んでくれる自転車らしいのです。これはちょっと気になるので、もし今年も走行するようであれば何としてでも乗せて頂きたい!楽もしたいし、いつもと違った景色が見れるはず!
-改めてラインナップを見てみると!-
改めて第1回目開催からの過去のラインナップを見るとフジロックの根っこの部分は変わらずとも微妙な変化を遂げていることに気がつきます。特に、昨年の20周年の2日目のグリーンステージのトリを飾った「ケンドリック・ラマー」。過去のヘッドライナーの名前を並びからすると世代もジャンルもやや異色ではありつつも、どこか納得できてしまう選出。今までヘッドライナーでヒップホップってあったっけ?って思ったのが昨年でしたが、今年はなんと「SIA」が登場!
今までヘッドライナーでポップスってあったっけ?
ある意味全く新しい世界観が感じられる選出で、イワユル意外なアーティストではあるのですが、なぜか「SIA」がグリーンステージで歌っている姿が想像できてしまったのです。僕が、想像できる位なので、当然オーガナイズ側もイメージが沸いてのブッキングだとは思うのですが、実は、今年の楽しみの1つは「SIA」なのですよ!
そして、第一弾発表際に真っ先に飛び込んできたのが、「RED HOT CHILLI PIPERS」。共通の理由で(笑)ほとんどの方の目に留まったかと思いますが、みなさん音源はチェックしました?バグパイプがオーケストラを組んだような雄大で勇ましいロックバンドなのですよ!初日のグリーンステージ1発目。三日間のドラマの幕開けを華々しく飾ってくれます。
この、「RED HOT CHILLI PIPERS」からの三日間は、少ない時間でも時間の許す限りより多くのアーティストを見ようと思っています。
2019年フジロックフェスティバルの気になるアーティスト
1日目
TYCHO、MITSKI、ORIGINAL LOVE、WRENCH、Ouzo Bazooka、NICOLA CRUZ 、THE LUMINEERS、THE CHEMICAL BROTHERS、KING GIZZARD & THE LIZARD WIZARD、THE WATERBOYS
2日目
SIA、CAKE、DEATH CAB FOR CUTIE、UNKNOWN MORTAL ORCHESTRA、ZOO、ALVVAYS、MATADOR! SOUL SOUNDS、INTERACTIVO、SIM CASS
3日目
THE CURE、HIATUS KAIYOTE、JAMES BLAKE、TAKKYU ISHINO、QUANTIC、NONE THE WiSER、PYRAMID SILENT NIGHT/青葉市子 阿部芙蓉美 ヒグチアイ
まだまだ決め兼ねますが、すでにもう時間枠がパンパンです。旅行の計画は立てない方なので、、、また今年も思うがまま、感じるがまま、風の吹くがまま、、。レポートしますのでお楽しみに!
FUJI ROCK FESTIVAL ’19
【日程】
2019年 7月26日(金)27日(土)28日(日)
9:00開場 11:00開演 23:00終演予定
【会場】
新潟県 湯沢町 苗場スキー場
【料金】
-入場券-(税込)
一般発売 6/1(土)〜
1日券:¥20,000/2日券:¥36,000/3日券:¥45,000
※中学生以下は保護者同伴に限り入場無料
-駐車券-(税込)
¥3,000(1台・1日)※2名以上より受付
-キャンプサイト券-(税込)
¥3,000(1名・開催期間中有効)
-ムーンキャラバンチケット-(税込)
オートキャンプ施設「MOON CARAVAN」専用チケット
4輪専用駐車券¥12,000(1台) + 専用キャンプサイト券¥3,000(1名) + 3日通し券 ※料金上記参照(1名)
2輪専用駐車券¥6,000(1台) + 専用キャンプサイト券¥3,000(1名) + 3日通し券 ※料金上記参照(1名)
【オフィシャルサイト】
http://www.fujirockfestival.com
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