福島原発警戒区域に取り残された動物の実情を描いたドキュメンタリー映画DVD『ZONE 存在しなかった命』『みえない汚染 飯舘村の動物たち』2本同時リリース。
[2016/08/07]
福島原発警戒区域の実情を暴いた衝撃ドキュメンタリー映画「ZONE 存在しなかった命」「みえない汚染 飯舘村の動物たち」が8月3日にDVDが2本同時セル&レンタルリリースされた。無人と化した避難区域に置き去りにされた動物たちと、それに関わる人々をありのまま描く。
2011年3月に発生した福島原子力発電所事故の影響で放出された放射能汚染により、その周辺20キロ圏が≪強制避難区域≫に指定された。その中、飯館村は《居住制限区域》に指定され、人の出入りは自由だが居住は禁止という無人の村へと化し、そこには多くのペット・家畜が取り残された。その数、犬で150~200頭、猫で400~800匹、鶏50羽、豚1頭と言われているが 正確な数を把握する者は誰もいない。そして現在、原発事故は事実上、風化し一人の男がその無人の村で置き去りにされた動物たちのために奮闘していた。
事故以来ここでは無数の命が奪われ、今も失われつつある。決して災害によるものだけではない人間の身勝手な理由で飼い主を待ち続けながら孤独と絶望の中で息絶えていった動物たち。そしてその事実を「なかったもの」として黙殺しつづける政府や報道機関。無人と化した避難区域に置き去りにされた動物たちと、それに関わる人々をありのまま描く。淡々と映し出される悲惨な現実と、現地でそれに関わる人々の心の底から絞り出すようなつぶやきが日本人の心の有り様を問いかける内容となっている。
映画「ZONE 存在しなかった命」DVD(本編117分)
映画「みえない汚染 飯舘村の動物たち」DVD(本編92分)
2016年8月3日2本同時リリース
発売元:LILYFILM 販売元:楽創舎
販売価格 税別3800円
監督:北田直俊
音楽:坂本弘道
(C)日本アナログ・デジタル・ギャルド・adg
映画「ZONE 存在しなかった命」予告編
映画「みえない汚染 飯館村の動物たち」予告編
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