GO-BANG’S 復活記念スペシャルインタビュー 『GO-BANG’S 森若香織 × BOYZBOYZBOYZ AKIRA-BOYZ の秋対談』
80年代~90年初期にかけて日本のガールズバンドシーンならずバンドシーンを多いに盛り上げ、”あいにきて I・NEED・YOU!”などの大ヒットソングを世に放ったあの『GO-BANG’S』がなんとなんと!復活致します!
その復活とBOYZBOYZBOYZの11月の企画参戦を記念しまして、GO-BANG’Sの森若香織とBOYZBOYZBOYZのAKIRA-BOYZの豪華対談をお送りします!
蘇る昭和のバンドブーム!要チェックです!
—–まさかまさかのGO-BANG’S復活!(以下、ゴーバンズ)ということで、まずはおめでとうございます!
いえいえ、こちらこそ呼んでいただいてありがとうございます!でも、オルタナティブウェブマガジンなんですよね、A-FILESさんをご覧になられてる人たちって私のことというか、ゴーバンズを知ってるのかな?
—–入れ墨にハードコアにイカついお兄さんにと、どこを切ってもおっかない印象はごもっともですが大丈夫です!少なくともこのサイトの読者の8割5分はスペシャルボーイフレンド電波に思春期脳髄をやられてるはずです(勝手に断言)
だったら嬉しいな。
でも、知らない人でもこの記事を見てゴーバンズを知ってくれるだけでも私は嬉しいから!GO活(ゴーバンズ活動)に壁はないからね!
—–GO活の一端を担がせていただけるだけで僕も嬉しいです!ではまず、今年がゴーバンズ25周年ということで、リマスターベストアルバムがポニーキャニオンから5月にリリースされたわけですが、その経緯というのは?
これまたロックバンドっぽくないというか、カッコいい話ではないんですけど、当時私たちの宣伝担当だったポニーキャニオンの方から『25周年だよ!なんかやろうよ』というお電話を頂いて
—–それだけですか?
それだけなんです(笑)実際、私は25周年ということすら気づいていなくて、そのとき『へぇそうなんだぁ』みたいな感じで。で、その方も当時は宣伝担当だったんですけど、今は別の通販とかそういった部署で、しかも偉くなられてて、『何か出すなら僕が個人的に関わる感じで、今の部署からになるけどやろう!』って言っていただいて、じゃやるか!みたいな
—–ってことはポニーキャニオンからだけども、実際は森若さんとその方との二人三脚で?
そうです、二人きりのD.I.Y!って感じで。それもなんかパンクチックていいかぁと思って(笑)でもその後、スタッフは10人くらいに増えました。さすがゴーバンズ
—–パンク精神溢れまくりですよ!ってことは、最初は通販のみでの販売でしたが(2013年5月25日 ポニーキャニオン・ショッピングクラブ先行発売、その後9月18日より全国販売店で発売)、その方が通販系部署のお偉いさんだったから?
その通りです(笑)
—–凄まじ過ぎるいい話ですね!で、ベストアルバムのリリースを機に活動名義をゴーバンズに?
そうですね。こうやって25周年にベストアルバムを出させていただいて『はい出しました、さようなら』じゃなんだか寂しいし、ファンのみなさんにも、このアルバムで初めてゴーバンズを知ってくれた人にも失礼かなって思って。なのでゴーバンズやりましょうと。で、今年の5月にゴーバンズ宣言なるものをネットでやったら、思ってたより反響があって(笑)
ゴーバンズ宣言はこちら> http://ameblo.jp/moriwaka/entry-11537749767.html
—–僕もその大騒ぎしたうちのひとりです(笑)
喜んでくれる人や話題にしてくれる人がこんなにたくさんいるんだって嬉しかったですね。で、どうせやるんだったらいろんな活動や、もちろんライブなんかもしっかりやろうと、喜んでくれた人をガッカリさせないようにやらなきゃ!って。そもそも、ソロ活動のときの表記にいつも森若香織の隣に(元ゴーバンズ)って付いてるのもなんだかアレだなーって思ってて、だったらもういっそのことゴーバンズでいいじゃん!みたいな
—–ゴーバンズというものともう一度向かい合えた?
そうですね。でも、『またもう一度ゴーバンズをやりたかった』とか、そういうことではなくて、あくまで(森若香織)と(ゴーバンズ)を区別したほうがいいんじゃないかな?って考えてたことの結果というか、ややこしさを取っ払ったかんじです
—–なるほど!で、あのぉ…やっぱり一応は聞かれたんですか?
え? あぁ、光子(斉藤光子 Dr)と美砂(谷島美砂 Ba)にですか?(笑)
—–はい。差し支えなければ教えてください。みんな気になってるとこだと思うんで…
『復活させるんだよね』って一斉送信メールで
—–そんな大切なことを一斉送信メールで(笑い)
で、何回かやり取りして、一応『どうする?やる?』って聞いてもみましたよ
—–なんて返ってきたんですか?
『うん、やらなぁーい!』って(爆笑)
—–アハハハハ!
ふたりとも揃えたように(笑)でもまぁ光子も美砂もミュージシャンはもう辞めてて今の生活が大切だろうし、でも私は今でもミュージシャンをやってるわけで、そう簡単にこっちには簡単に戻れないですしね。でも、彼女たちはなし崩し的なところがあるんで、特に美砂はもしかしたらもしかするかも
—–谷島さんはその気ありな感じなんですか?
私たち、地元が札幌なんですけど、札幌でGO活があったのでふたりに『よかったらおいでよ』って連絡したら、光子は仕事で来れなかったんですけど、美砂は『行く行く~!』って来てくれたんですよ。で『見に来るならやればいいじゃん!』って言ったら『それはちょっとぉ~』って感じだったんで『そこはやっぱり線を引いてるんだなぁ』って思ったら『でもね、ベースの練習はしてるんだよぉ』ってポツリと(笑)
—–おもいきりその気ありな感じじゃないですか(笑)
でね、『練習してるのあんた、じゃやればいいじゃん!』って言ったら『でもぉ、コンサートって2時間くらいあるでしょ?2時間はちょっとなぁ~ないかなぁ~』って
—–問題は尺でしたか!(笑)
『1曲くらいならいいかなぁ』って言ってましたね。で、そんなこんなでGO活が進んでって、ちょっと私その時声の調子が悪くてあんまりしゃべれなくてラジオに出演してもらったんです。そしたらみなさん森若香織だけだと思ってたら谷島美砂もいるのでビックリされて
—–そりゃもう嬉しい悲鳴とはこのことですよ!
本人もけっこう楽しそうにやってくれて、あぁよかったなみたいな感じで終わったんです。でね、帰りがけにサインを下さいって色紙を渡されたんでサインしてたら美砂も色紙を渡されていて、なんて書くのかなって見たら色紙に(谷島美砂
GO-BANG’S)って書いてて『あんたゴーバンズって書いてるじゃん!辞めたんじゃないの!』って(笑)
—–アハハハハ!いい話だなぁ
そんななし崩し的な感じなので、今後どうなるかはわからないですね。もしかしたら、近い将来美砂がベースを弾いてるかもしれないし…、私たちってこう何かこうガッチリと決めてそこに向かって!みたいなんじゃないので。でもまぁ、全員揃ってやるっていうのはないかもなぁ、札幌限定でみたいなことはあるかもしれないですけど
—–だとしたら札幌のライブはかなりプレミアムになりますね!ファンとしては全員でのリユニオンも見たいですね。でも、やはり森若さんがソロライブで数曲やるとかじゃなく、ゴーバンズとしてゴーバンズの曲をプレイされるというのは本当に嬉しいことです。
ありがとうございます!でもまぁ、のんびりやろうかなと思ってますけど。あーもうめんどくさい!辞めた!ってこともあるかもしれないし
—–まだ早いですよ!でも、なんていうんでしょうか?80年代のバンドブームを席巻したミュージシャンの再結成的なのとは同じにしてほしくないなーと。
それはどういうこと?
—–例えば同じガールズバンドでプリプリ(PRINCESS PRINCESS)が期間の違いはあれど再結成したじゃないですか。同じように感じる人がいるかもですけど、それとは違うかなぁと。
そうですね、私の場合はライフワークみたいなものというか
—–ミュージシャンを生業とされている上での活動のひとつですもんね
そうなの。あと、私は物事をいつも斜めから見てるし、とにかく根性ないし(苦笑)
—–そういう問題ですかw 今思えば、プリプリとかメジャー系バンドブームな方々と露出しているメディアが同じだったこともあってか、バンドブームの中の~って感じにも見られがちですけど、ゴーバンズって音は洋楽志向ですよね。
そうなんですよね!今になってそういう目や耳でゴーバンズを感じてくださる方ってスゴく多いし、そういう方にとってはたまらないバンドなんだと思います。私が勝手にシンパシーを感じてるんですけど、少年ナイフさんとかの活動のあり方ッてスゴく良いなーと思うんですよね
—–しょ、少年ナイフですか!
でも、私自身はとてもミーハーで、時代に乗っかるというか、その時代に合わせてってのがホントに大好きなんですね。なので私たちが出てきたのは丁度バンドブームの真っ最中だったわけですけど、アレはアレで良かった。私たちが少年ナイフさんのようなあり方でもしやってたら、多分少年ナイフさんの域にまでなんて到底いけなかっただろうし、今ここにいないと思うし、25周年なんて迎えられてないと思う
—–なるほどなぁ。25年前のスタート時を思い出してみてほしいんですか、そもそも「ゴーバンズでこうなりたい!」みたいなのってあったんですか?
最初、事務所に入った時、事務所の人に真面目な顔で『ゴーバンズはどういう売れ方をしたいですか?』って聞かれたんですよ
—–いきなりですか!
そうなんです。で『どういう売れ方って?』聞き返したら…、ストロベリー・スウィッチブレイドってご存知ですか?
—–80年代序盤に活動してたグラスゴー出身のニューウェーブな女の子デュオですよね(即答)
よくご存知で(笑) ストロベリー・スウィッチブレイドってサブカルですごくかわいくてって感じでしょ。そんなストロベリー・スウィッチブレイドとTMネットワークをあげられて『どっちがいい?』って
—–「ストロベリー・スウィッチブレイドとTMネットワーク、ゴーバンズはどっちになりたいんだ?」ってことですか?(笑)
そうなんです(爆笑)
—–これまた強烈な振り幅で聞いてきますね(笑)
で、3人でちょっと相談して『TMネットワークでお願いしまーす!』って(笑)
—–アハハハハ!さすがです(爆笑)
だってストロベリー・スウィッチブレイドはかわいいし、雑誌の表紙とかにもなれそうだけど、やっぱ札幌からせっかく東京に出てきたんだからTMネットワークでしょ!みたいな。TMネットワークになれたらテレビもバンバン出れて、思い出になるし親だって喜んでくれる!しかも良いマンションとかに住めそーだよー!!!みたいな
—–そんなバカみたいな選択肢を真面目に選ばせてくれる瞬間がある人生って凄まじいですし、単純にうらやましいですし、選択は絶対に間違ってないと思いますよ!
そうなの、そんな感じで私たちはまず“売れ方”をこんなデタラメな感じで決めたんですよね。そういう感じだったので、サウンドの方も『今のガレージな音じゃダメだ、こんな演奏じゃメジャーじゃ無理だよね』みたいな感じで3人で話し合って、当時はものスゴくバブルで、制作費なんかもスゴくあった時代だったから、秋元康さんとか、当時の仕掛人みたいな大人たちにもうお任せしたんですよね
—–実際、サウンド面でもこだわりをお持ちなのに、いろんな人たちにいじくられるって、当時はどう思いました?
逆ですね。私たちは自分たちだけで好きなようにやりたくなかったんです。プロって何?ってことを学びたかったし、いろんなアレンジャーの人、ミュージシャンが私たちみたいな小娘に関わっていただいて、自分たちだけで出せないもの、自分たちだけじゃ到達できないものが作り出せるようになったことのほうが嬉しかったですね
—–そういう考え方もあるんですね!どうです?TMネットワークな実感というのはあったんですか。
そう言う時期もあったかも…ですね。でも、私たちがテレビによく出てたのって1年~2年くらいなんですよ。その2年くらいあったTMネットワーク的なものを感じれた期間の余波で今もやってられてるみたいなもんですよ
—–いやいやいや!
だって、ストロベリー・スウィッチブレイドを選んでたら今回のベストアルバムなんてなかったと思うし、出せたとしてもこんな大きな感じではないです。少年ナイフさん的な活動も素晴らしいけど私たちにはできない、あの当時あそこまで海外を視野になんて思いもしなかったですし、もはや少年ナイフさんって当時から外タレの域じゃないですか、カッコいいけど、私は日本でやりたかった。日本語の歌詞を書きたかったので
—–サウンドに関しても時代に合わせて変化し続けたかった?
ラモーンズは大好きですけどラモーンズみたいに同じことを一貫して続けるなんてこと、スゴくカッコいいと思うんですけど、私にはできないですね。私はやっぱミーハーなんで(苦笑)
—–ミーハーというか、プライマルスクリームみたいな感じですよね。1枚1枚狙ってるところが変わるバンド。
ホントそう言う感じ!でも、当時はそんなこと言ったらネガティブに誤解されるんですよね、きっと私たちは当時『軽い』と思われてたと思う。でも、音楽って私の中じゃファッションと同じなんですよね。なので、ずっと同じ音って、ずっと同じ服を着ていることと私の中じゃ同じなんですよ
—–僕も<音楽=ファッション>という方程式を肯定しいる人間ですのでものスゴくよくわかります。逆に、最近は音楽をファッション間隔で聴けない人間が多くて、たまにつまらないなぁと思うときがあります。
私、ニューウェイブが好きなんですけど、その理由はその時代の新しい要素を取り入れて進化させるとかそういう小難しいことじゃなくて、ニューウェイブってスゴく根底がミーハーだと思うんです。ロックTシャツひとつにしたって、そのまま着てたらロック親父。でもおしゃれにね、ファッション間隔でミーハーにミックスしてあげたらものスゴくカワイクなるでしょ?私の音楽はそれと同じなんです
—–ミーハーという音楽解釈が存在するという意味ですね。
そう、時代を巧く取り入れるために頑張るとかイヤなの。カッコいいと思うことを全部ミーハーにやりたいだけ。ゴーバンズってギターがいないんですけど、私たちはそれをフル活用したもん。メタルっぽいことをやりたければメタルなギタリストに、テクノっぽいことをやりたければそういう人に、みたいな感じで。私はですね、そんな感じでゴーバンズで音楽を楽しんでた気がするんですよね
—–様々な音楽を吸収されて楽しまれていると思いますが、その中でも特に影響された人っているんですか?
誰々ってのは特にないんですけど、“外さない”って部分で強いて言うならブロンディかな。ブロンディっていつも違うでしょ?時代と共に進化する感じがスゴく好きだし共感が持てるんですよね。簡単な感じで見られてるけど実際は音楽はスゴく複雑でクオリティが高いし、パンクにも寄らず、後半は打ち込みのダンスミュージック。なんか私の生き様と似てるんですよね、ずっと同じはイヤ、同じ服でずっといるのなんて耐えられないですね
—–あの当時と比べて、ガールズポップ、ガールズバンドの進化はとてつもないと思います。ただ、ゴーバンズを超えたと思えるバンドがなかなかいないんですよね。
なんだろうなぁ、最近のバンドって音楽のクオリティがスゴいじゃないですか。でも、ゴーバンズに関しては単純に頭が悪いから(笑)
—–ゴーバンズは頭が悪い(笑)
なんかね、私たちの世代でバンドやる子って頭が悪い、バカ丸出しの子がやることだったと思うんです。私なんてもう特にバカ丸出しでしたから。でも、最近のバンドの子たちって頭がスゴく良い、頭がいい子が作る音楽だなーって思う
—–わかる気がしますねぇ、それは。
バンドなんてやる子なんてバカで勉強ができない、仲間も悪い、もうまんま劣等生というか。でも、最近のバンドはもうなんか歌詞ひとつとっても『哲学入ってます』みたいな感じで、なんかこう自分の中の鬱積したものを発信して共感し合ってるような感じがするんですよね
—–ラブソングひとつにしても「君が好きだ」にどれだけ回り道するんだよ!みたいな(笑)
もちろん悪いことじゃないと思いますけど、鬱々とした世界をロックにして外に出す必要ってあるのかなぁって、なんかね、私にはみんな大学生に見えちゃうんです。これはもうガールズだけじゃなくボーイズも
—–たしかに…。
なんだろう、単純に言うとチャラくないんですよ。私たちはもうとにかくミーハーでチャラい。私の世代が親の世代になるわけだから、もしかしたら『こうはなりたくない!』っていう反面教師なのかもしれない…(震)
—–アハハハハ!
でもね、私はそういうのチャラいのが好きなんです。音楽ってものはそれを受け止めてくれる自由があったから。でも、私には自信があったんですよね。(故・忌野)清志郎さんに褒めてもらって、拾ってもらって、清志郎さんのお墨付きで東京に出てきたわけで、ものスゴく自信があったんですよね
—–清志郎さんとの出会いは衝撃的だったんですよね
清志郎さんが釣りかなんかのついでに札幌のスタジオに立ち寄られて、そこでたまたまゴーバンズのデモテープを聴いてくださって『いいじゃん!』って。で、当時私は東京に出てきてたんですけど、光子と美砂を東京に招待してくれて、そこまでしてくれる理由が『聴いていいと思ったから』って
—–とんでもない話ですね!
でね、当時私はヴォーカルじゃなかったんですけど、ヴォーカルが抜けちゃって、私がやってるみたいな状態だったんですよ。そしたら清志郎さんが『君がやりたまえ』って、『君には味がある』って。『どんな味ですか?』って聴いたら『うーん…バター味だね』って
—–北海道産だけに(笑)ヴォーカリスト森若香織が産まれたのは清志郎さんのおかげってのもこれまたスゴい話!
清志郎さんがいなかったら今の私はないですね。で、スタジオを使わせてもらってレコーディングまでさせてもらったんですけど、出来上がったデモを『このテープだったらどこのレコード会社もきっとOKだぜ!』っておっしゃって、そのままサラリと私たちの前から消えたという
—–めちゃめちゃかっこいいじゃないですか!
その後私たちがちょっとテレビとかに出て話題になったとき『俺がゴーバンズを育てた』みたいな人がたくさん出てきたんですけど、清志郎さんはまったく何も言わなかった。ゴーバンズはもう出だしがあの忌野清志郎なんで、何があっても、誰が目の前に現れても、あまり動じませんでしたね(笑)
—–自信の裏付けとしてはここまで堅固な裏付けはないですからね!
なので自分が好きなことにスゴく素直でいれたんですよね。いろんな人にいじってもらって、それが“素”よりもっとよくなったって思えるのは、そもそもの“素”に自信があったからなんだと思う
—–当時のことをはよく笑い飛ばされてますけど、かなり大変だったんだろうなと思いますよ。
そうですね。等身大異常なものにしなきゃって、若いなり以上のプロ意識はものスゴくあったと思います。好きなようにじゃなく、メジャーで売れるべきことを日々やっていた、それでいて自分が好きなことをやっているという部分を保ってなきゃいけなかったし、今考えたら頑張ってたなぁって思いますね
—–これからもまだまだ頑張っていただかないとなんですけども、どうですかひとりゴーバンズの感触というか?
逆に質問なんですけど、こないだイベントでカラオケをバックに歌ったミニライブを見てもらってるじゃないですか、どうでした?カラオケって!?
—–正直アリだと思いますよ!
ホントですか!良かったぁ。実際、カラオケバックにひとりで歌ってるってどうなのかなって思って、でも良かったならいっか!
—–今後はバンドをバックにってのももちろん?
12月4日に渋谷のDUOでワンマンやるんですよ、そのときは当時ゴーバンズをプロデュースしていただいた白井良明さん、會田茂一さんをはじめ、いろんなミュージシャンの方々とバンド形式でやります、でもカラオケコーナーもあるかも!
あと、11月23日の新宿アンチノックでもBOYZBOYZBOYZをバックに…何曲やる?
—–とりあえず2曲くらいはバックでやりたいですね!
じゃそのくらい、そのときもカラオケ主体ですね。でも、カラオケといっても入ってるドラムは光子だし、ベースを弾いてるのは美砂なわけで、あのふたりとゴーバンズで歌ってる感じというか、バンドの阿吽の呼吸ッていうんですか?そういうの感じれながらできてますよ
—–実にいい話です! 今後は新曲も期待されるところですけど。
どうなんだろう…ずっとゆるーくやっていこうと思ってるんでそこまではまだ考えてないんですけど、ひとりなわけだし、ガッツリ打ち込みでもいいかな。もしくは大人なポップ、AORみたいなジャンルでもいいし。いきなりノイズでもいいし、なんだって今のゴーバンズはできちゃうと思うから、自分でも楽しみですね
—–作詞家・森若香織としての活動とゴーバンズのコラボなんかは?
まだ言えないこともたくさんあるんですけど、読み物を作りたいなって想いはありますね。歌詞カードが主体でそこに音が付くみたいなイメージ。バンドじゃなくてヴォーカリストの視点から歌詞カードを重点に置いたものとかあったらいいなって。で、私は市原悦子みたいな語り部で
—–アハハハハ!
なにがやりたいっていうよりも、なんでもできちゃうぞ!みたいな感じですかね。まぁやるかどうかわかんないですけど
—–テキトーだなぁ(笑)
そうなの、私はミーハーだしテキトー(笑)楽しいこと、人が喜んでくれることをゴーバンズでできるのならもうなんだっていいと思ってますね。私ね、こないだ『森若は先天性ポップスだ』って、言われました。ある意味、病的?
—–しかも先天性(笑)
そう、後天性みたいに頑張って努力してポップになったんじゃないと。生まれもってカラフルでポップだよねって。私が歩けば暗黒街もカラフルになるみたいな(笑)そういうこと、なんでもできちゃうって思ってるんですよね、ひとりで勝手に
—–生まれつきのカラフルポップ、まさに森若香織って感じですね!さてさて、最後に9月18日から全国販売店で流通が始まったリマスターベスト『スペシャルGO-BANG’S』の聴き所を森若さんご本人からお願いいたします!
この作品を懐かしんで聴いてくれる人、初めての経験として聴いてくれる人、いろいろいらっしゃると思うんですけど、私としては10代の頃に影響されたもの、感動したことや恋愛だってそう、良い意味でも悪い意味でも私のベースになっている初期衝動のすべてがここにあります。これを聴いてくださった方、どんなシュチュエーションなのかはわからないけど、そういった大事な衝撃を思い出してくれたり、感じてもらえたら、このアルバムを通してみなさんの衝撃と繋がることができたら嬉しいですね!
—–ありがとうございます!ちなみに、ずっとゴーバンズを聴き続けてる僕としてはどう繋がれるんでしょうね?
ずっと初恋みたいなもんですよね、それって大問題ですよ(苦笑)
—–大問題ですか(苦笑)
…マザコン?
—–違いますよ!
アハハ!今日は楽しかったです!いつものインタビューとなんか違う感じで、音楽が大好きな人にしか話しちゃいけない話ができた感じです!
森若香織
’88年GO-BANG’Sでメジャーデビュー。数々のヒットを輩出し’94年に解散、
’95年ソロデビュー。
以降、シンガーソングライター&作詞家を中心に多方面にて活動。
25周年を機に”ひとりGO-BANG’S宣言”発信、
GO活を活発化&進化中。
BOYZBOYZBOYZ 企画 HATE COMPRESSION vol.14 〜SPECIAL BOYZFRIEND IS BACK!!!
孤高の哀愁オルタナバンド、BOYZBOYZBOYZが毎年末、微弱な電波で持ってお届けし続ける新宿アンチノック恒例企画にGO-BANG’Sがまさかの参戦!加えてあの猛毒まで!?怒濤のメンツはまさにミラクル!!!11月23日はアンチノックで決まりだねってことはすでに想定内(超絶死語)なのだ!
Profile of |BOYZBOYZBOYZ|
BOYZBOYZBOYZ 企画
HATE COMPRESSION vol.14
〜SPECIAL BOYZFRIEND IS BACK!!!〜
☆201311/23(土)新宿アンチノック
BOYZBOYZBOYZ
ゴーバンズ
猛毒
掟ポルシェ
SHIMA(北九州)
THRH
EL NUDO
THE BORDER
ADV2,000 DOOR2,300
START 17:30〜
http://eplus.jp/
info:03-3350-5670
スペシャルGO-BANG’Sショー
【GO-BANG’S】ワンマンライブ決定!!!
現在はヴォーカル・森若香織のソロユニットとして25周年を機に再出発したGO-BANG’S。その活動を”GO活”と称してメディア出演など活発化させる中、待望のワンマンライブが12月4日(水)渋谷duoにて開催、四半世紀を経てなお進化し続けるGO-BANG’Sを今こそ堪能してほしい。
GO-BANG’S 森若香織 ワンマンライブ
『スペシャルGO-BANG’Sショー』
2013年12月4日(水)渋谷duo MUSIC EXCHANGE
OPEN 18:30 START 19:30
自由席 5,500円 / 立見 5,000円(各税込/1D別)
[出演]
森若香織(Vo / from GO-BANG’S)
白井良明(Gtr)
會田茂一(Gtr /from FOE)
佐藤研二(Ba / from FOE)
小松正宏(Dr / from bloodthirsty butchers / FOE)
村原康介(key)
ゆうき(cho / from ダイナマイトしゃかりきサ~カス)
たろう(cho / from ダイナマイトしゃかりきサ~カス)
[チケット一般発売日]2013年9月29日(日)
・チケットぴあ(Pコード: 209-932) TEL: 0570-02-9999
・ローソンチケット(Lコード: 72401)TEL: 0570-084-003
・e+
[問合せ]duo MUSIC EXCHANGE (TEL) 03-5459-8716
GO-BANG’S Official Website
http://gobangs.com/BOYZBOYZBOYZ Official Website
http://boyzboyzboyz.web.fc2.com/BOYZBOYZBOYZ/BOYZBOYZBOYZ_OFFICIAL_INFORMATION.htmlPosted in ALL ENTRY, BOYZBOYZBOYZ, EVENT, EVENT INFO, GO-BANG’S, INTERVIEW |