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【INTERVIEW】
L…Deep Open Air インタビュー / A-FILES オルタナティヴ ストリートカルチャー ウェブマガジン
L…Deep Open Air
西丹沢 大滝キャンプ場を舞台に5年目の開催を迎える神奈川・湘南発、野外パーティー...


【INTERVIEW】
Mr Wim インタビュー / A-FILES オルタナティヴ ストリートカルチャー ウェブマガジン
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どこかネジがぶっ飛んでいて、それでいてどこか可愛らしさも感じられ。でもやっぱりちょっと変態...


【INTERVIEW】
CYLON(GRASSHOPPER RECORDS) x DJ Comer(3rd EYE Japan,etc) Interview / A-FILES オルタナティヴ ストリートカルチャー ウェブマガジン
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YUKI (VITAMIN-Q Byron Bay) インタビュー / A-FILES オルタナティヴ ストリートカルチャー ウェブマガジン
YUKI (VITAMIN-Q Byron Bay)
同じ瞬間は二度とないという意味での一過性、不定期でありながら永続的に先を見据える成長曲線。90年代後期、都内をはじめ、各地で数々のパーティーを繰り広げてきた...


【INTERVIEWT】
西田 優太 (海旅Camp、RAINBOW CHILD 2020) × 佐野 碧 (HIKARI SONG GIFT) インタビュー/ A-FILES オルタナティヴ ストリートカルチャー ウェブマガジン
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災害支援とアクティブマインドという共通項。起こった悲劇を受け止めながらも楽しむ姿勢と、もたらす出会いをパワーに変え先導する牽引者...


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LafLife インタビュー / A-FILES オルタナティヴ ストリートカルチャー ウェブマガジン
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DAN、OOgによる2MCラップクルー「LafLife」が、『Sons of the Sun & nomad 7 Inch Remixes』を...


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ILL-BOSSTINO [THA BLUE HERB] 『20YEARS, PASSION & RAIN』(LIVE DVD) リリースインタビュー / A-FILES オルタナティヴ ストリートカルチャー ウェブマガジン
ILL-BOSSTINO [THA BLUE HERB]
特別な日、長い年月の中でそう言える日はどれだけあるだろうか? 2017年10月29日、日比谷野音で行われたTHA BLUE HERB 結成20周年ワンマンライブ...

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GOSSIP@FUJI ROCK FESTIVAL ’12 LIVE REPORT

GOSSIP@FUJI ROCK FESTIVAL ’12 LIVE REPORT

Profile of |FUJI ROCK FESTIVAL|

GOSSIP
2012年7月27日(金) @ FUJI ROCK FESTIVAL ’12

こういったFESに付き物なのが予定外の新しい音楽との出会いである。完全にノーマークだったアーティストに遭遇する事は暫しあって、この場合色々なパターンが存在するのだが、このGOSSIPにおいては音源は何度も聞いた事があるし、ライブ映像やPVなども何度か拝見済みでジャンルで言えば好きなジャンルだし普通にIPODにもしっかり数曲入っている。という具合に事前にどんなバンドか知っていたのにも関わらずさほど興味が沸かずにライブはノーマーク。といった感じで次のライブを見る為の移動の際に通りかかったWHITE STAGEで、知人と遭遇。立ち話をしているとそのままGOSSIPが始まってしまったわけである。

興味本位で後ろで見ていると、大きな体を軽快に動かし、それでいて置物の様な愛らしさを持ったレズビアンボーカル”ベス “に一気に釘付けになってしまった。とにかく物凄いインパクト。黒にややゴールドがかったキラキラのドレスをまとい、大きな胸をユサユサ揺らしながらステージを自由自在に徘徊する。正直に言おう。決して彼女はモデルの様な体型では無いし、顔立ちもどちらかと言えばキュートだが男性受けする様な感じでもない(本人は女性受けしたいのだろうが…)要するに何が言いたいかというと、女性特有のビジュアル面と色気で男性を惹きつけるタイプのシンガーでは無く、歌唱力、声質、存在感で自分の持ち味を存分に出すタイプの本格派シンガーなのである。Adeleをはじめ最近はこういう実力派シンガーがしっかりと音楽シーンで立ち居地を持つ事が出来る様になってきた感があるが、日本ではまだまだな気がする。もっとこういうシンガーが日本のシーンで支持されてもいいんじゃないかな?なんて思いながらこのバンドをじっくり見てしまいました。

オルタナティブとダンスとロックを上手くミックスさせて、基本リズムとなる四つ打ちを限りなくロック色に染めた成功例がこのバンドだと思う。なので、物凄いエネルギッシュだし、演奏と歌の抑揚であっという間に沸点を作り出してしまう割りに、意外と体は心地よく踊っているのである。ソウルフルでパンクでそれでいてダンスなのです。

曲の合間にふてぶてしく唾をステージ上に吐いたり、女王様の様に振舞ったり、スタッフに水を持ってこさせたり、FUCKと呟いたり、そんな事をしても全て彼女のキャラクターとキュートさで全く嫌な気分にならないのが物凄く不思議であった。アツイー!なんて日本語をお茶目に連呼していたりもしてましたね。
そしてそんな彼女が成立する理由がソロボーカルとしてでは無く、バンドのボーカルとしての立ち位置だからなのかなと、やや控えめでいながら物凄くタイトな演奏をする楽器隊を見て強く感じました。ああいう実力派熱唱系シンガーをフロントに持つバンドをバンドとして表現するのはなかなか差し引きが難しいものであって、彼女の持ち味を知り尽くしてるからこそバンド”GOSSIP”が物凄くバランス良く魅力的に見えるんだと思う。

そしてこのSHOWのピークでハイライトとなるイントロの楽器隊全員のユニゾンが最高にロックな”Standing in the way of control”では会場中みんなが踊りながら『ウォゥウォゥウォー』と大合唱。ベスはステージを縦横無尽に踊り続け、そしてなんと間奏辺りからNIRVANAの”Smells Like Teen Spirit”のMASH UP。ベスが『ハロ~ハロ~ハロ~』とNIRVANAの曲を熱唱すれば会場の熱気はマックスに。興味本位で覗いたライブだったはずが、気がついたらバンドの熱に反応するかの様に前の方へ前の方へ。しっかり最後まで楽しませて頂きました。

更に全曲終了後のベスは、何やらお気に入りの女子を見つけたのか?なんとドレスを脱ぎ始めそれをオーディエンスにプレゼント(当然下には下着の様な衣類を着用してましたが)。ウィグまでも外してプレゼントし投げキッス。楽屋にいるような姿となった彼女はそれでも大きな体と胸を揺らしてオーディエンスにアピール。そんな自然体で熱血で真っ直ぐな彼女が更に愛らしく感じてしまいました。

しかし、女子力強し。日本にもこんな性別さえも超えたパワフルな女子シンガーがいたら、きっと音楽に対する根本的な見方が変わるんじゃないかなって思いましたね。何気にこの初日のベストアクトだったのでは?いや、実は全体を通してもかなりベストなSHOWだったのではないでしょうか?期待ゼロで偶然に見たライブがこうも良いと自分の事前判断力を疑ってしまいますが、それもフェスの楽しみ方のひとつなのです。このGOSSIPを見たお陰で一バンド逃してしまいましたが、そのバンドももしかしたらGOSSIPを超えた素晴らしいステージを見せたかもしれません。とにかくフェスで全バンドを見る事は不可能なわけですから、貴重なバンドを見るワン・チャンスを良質なバンドと過ごせて素直に良かったと思います。GOSSIPお勧めします。


Report by kenichi kono

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