光風&GREEN MASSIVE×EL SKUNK DI YAWDIE@FUJI ROCK FESTIVAL ’11 LIVE REPORT
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光風&GREEN MASSIVE×EL SKUNK DI YAWDIE
2011年7月29日(金) @ FUJI ROCK FESTIVAL ’11
NEW POWER GEAR Stage / Gypsy Avalonは電力をバイオディーゼル、太陽光等のソフトエネルギーでまかないCO2 排出量の削減に取り組んでいるフィールド。
このピュアエネルギーのGypsy Avalonで初日のとりを務めたのが光風&GREEN MASSIVEとEL SKUNK DI YAWDIE。
まず最初に登場したのは東北地方太平洋沖地震の被災地でもある岩手より参戦の2人組、EL SKUNK DI YAWDIE
自らのオリジナル曲に交えてルパン三世のテーマ曲や、自由への想いを込めて『Redemption Song』も披露。
ボブマーリーやジョーストラマーにも劣らぬ説得力があったね。
彼らは言っていた。
被災してから本当に多くの人に助けられ、支えられ、想いを感じて受け取った。
有難くてうれしくて温かくて、まだまだ大変だけど、またどこかで逢ったら『ヤーマン』って声を掛けてくれても良いし、一緒に酒を呑むでも、音楽するでも何でも良いのでまた逢えたら嬉しいと。
そして後悔せぬよう大事な人には愛を伝えるべきだと。
降り続ける雨に混じって目頭辺からも水が流れてくるのを感じずにはいられなかった。
3月4日に1stアルバム『民衆レベル』をリリース。奇しくもその1週間後にあの震災が起こってしまうのだが、民衆の民衆による民衆の為の音楽を掲げてきた彼らの音楽には生きるという事への強いメッセージが込められているように思う。
7分近くに及ぶ名曲『舟』をしっとりと歌い上げる。 多くのイメージをかきたてる歌詞、でも伝えたい事はとてもシンプルな事なのだろう。
途中、厚木のラスタマンKARAMUSHIはマリアンナを声高々に歌い上げた。
その後、EL SKUNK DI YAWDIEと合体してさらに数曲を披露した。
何時の時もこういったローカル・シーンでかき鳴らされるレベル・ミュージックに救われる者は多い。
同時刻、わずか数百メートル先のWHITE STAGEではTHE CLASHのギタリスト、ミック・ジョーンズ率いる伝説的レジェンド、BIG AUDIO DYNAMITEが、その先のGREEN STAGEではグラミー賞アーティスト、COLDPLAYが大観衆を前に壮大なライブを繰り広げていた。
その中でGypsy Avalonはどこよりも人間味に溢れ、愛が詰まったステージだったと思う。
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