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JUSTICE@FUJI ROCK FESTIVAL ’12 LIVE REPORT

JUSTICE@FUJI ROCK FESTIVAL ’12 LIVE REPORT

Profile of |FUJI ROCK FESTIVAL|


JUSTICE@FUJI ROCK FESTIVAL ’12

JUSTICE
2012年7月28日(土) @ FUJI ROCK FESTIVAL ’12

この2日目は相当に悩んだ。21時半スタートのGREEN STAGEの”NOEL”を取材するか、またはその後の22時25分スタートのWHITEステージの”JUSTICE”か。アンコールを含むNOELのSHOWを観たら確実にJUSTICEのOPENINGには間に合わない。実はこの2バンドを今年アメリカ西海岸で開催された”COACHELLA”という砂漠のイベントで観ていて、どちらも素晴らしいSHOWだった事を今でも鮮明に覚えてる。だからどちらを見るか悩んだ末、敢えてJUSTICEを選んだ理由は、その彼らのアメリカ公演が機材トラブルに見舞われ、音的にやや残念だったからである。機材トラブルに見舞われてもあれだけの事が出来たわけだし、個人的にはJUSTICEリベンジ的な感情が溢れつつPAのやや右後ろ辺りをキープ。まだSHOWが始まっていないし、お隣のNOEL様が終わっていないというのに既に凄い人。どんどん前に押し寄せる。NOELはDon’t Look Back In Angerを演奏したのかな?などやや後ろ髪を惹かれつつ音が鳴った。JUSTICEのオープニングは”AUDIO, VIDEO, DISCO”のremixもしくはmash up。

彼らのアイコンでもある十字架と、ルービックキューブの表面の様な3×3の合計9のマーシャルが左右に置かれたDJセットが特徴的なシンプルなステージ。もしかしたら上から見たらちょうどこのマーシャルがターンテーブルかCDJで、真中の彼らのDJ卓がミキサー風なのかな?と思っていると、二人の影が怪しく登場。野郎共の歓声が響き渡る。そうこのDANCE/TECHNOユニットJUSTICEは野郎共にも人気がある硬派なDJなのである。かつてクラブミュージックとされてる音楽は、ややナンパで、オシャレでクールな物であったが、皮を着こなし全身黒に包まれた彼らが完全にこの常識を覆したと思う。メタルという彼らの持つテーマと、ややヘビーでメタリックなサウンドにBPM120位のやや遅めのビートで硬派に攻めながらも、たまにキャッチーでポップな歌物などがMIXされているわけだから、野郎共の歓声が上がっても納得である。これから観るステージは決してただのDJ SHOWではなく、LIVEなのだ。

JUSTICE@FUJI ROCK FESTIVAL ’12

そのまま曲は”Genius”と”Civilization”に続き低音が響き渡る。相変わらずテンポがやや遅めのジワジワと攻めてくるビートがサウンドをより一層重く感じさせるが体は軽快に動くと言うなんとも不思議な体験。シンプルかと思われたステージも背景のライトやマーシャルがリズムに乗って光り出し徐々に温度が上がってくるのが分かる。そして彼らの代表曲”DANCE”ではなんとDJ卓の下が開きピアノが登場。髪の長い方のギャスパールがピアノを弾き幻想的な空間が演出される。こういうロマンティックな部分を持っているのも彼らの特徴。そして最後はみんなで『, 2, 3, 4, fight』を合唱。もうこれは普通にバンドのライブを観てる様な感覚に陥る位の徹底ぶり。『DISCO DISCO DISCO』で踊り狂い全体の照明が赤くなり、無音のままライブが終わったかと思ったらやってくれましたね。

Because we are your friends
You’ll never be alone again
come on!

会場中大合唱。この曲を知らない人でも思わず大合唱してしまう位キャッチーで”ド”が付く位ポップなメロディー。しかしビートはもちろん物凄く硬派なわけだから、決してポップにならない辺りがたくさんの野郎共、もちろん女子にだって支持を受けてる理由なのではないだろうか。最後までとにかくステージから目が離せない度肝を抜いたLIVE であり、それでいて普通のクラブの様にステージを気にしないで踊れるDJ SHOWであり、結果的に汗だくになってどちらにしろそれが他では決して体験出来ない唯一無我のJUSTICEのLIVEである事には間違いない。これだけの間口の広さを持ったアーティストが、今後も色々なジャンルへ導線を張ってくれる事を願い期待したい。天下のNOEL様の事など、終わった頃には当然忘れてた。もちろんグリーンステージにはグリーンステージのドラマがあったはず。しかし、ホワイトステージを選んであのLIVEを観た事に一切後悔はない。


Report by kenichi kono

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