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コア・ポア 個展『Fallow(休閑)』2020年12月26日(土)~2021年1月26日(火)at GINZA SIX 6F THE CLUB(銀座 蔦屋書店内)

[2020/12/25]
コア・ポア 個展『Fallow(休閑)』2020年12月26日(土)~2021年1月26日(火)at GINZA SIX 6F THE CLUB(銀座 蔦屋書店内)

Kour Pour, Guardian Spirit, 2020, 109.22 x 71.12 cm, Courtesy of the artist


LAで活躍するアーティスト、コア・ポアの個展「Fallow(休閑)」を、12月26日(土)よりTHE CLUBで開催。多文化をリミックスしたキャンバス作品の数々。世界を旅した記録と、新たな時代の一歩を踏み出す願いが込められた新作群。

銀座 蔦屋書店内ギャラリーTHE CLUBでは、THE CLUBで二回目となる、イラン系イギリス人の父を持つアーティスト、コア・ポアの個展を、予約制にて開催いたします。 浮世絵の技法によって生み出された、新作12点をご紹介します。

前回、2019年に開催された個展のあとポアは日本中を旅しました。 その際に訪れた場所の地図をモチーフにし、地域の風土に根ざした色彩の組み合わせを用いて抽象的なかたちに表した今回の新作。 これらの作品は、日本と西洋のアートを通じた対話でもあり、ポア自身の旅の記録という私的な思いを込めたものでもあります。

ロサンゼルスに戻った後に制作された「Maranasati」を含むシリーズは、ペルシャのミニチュア絵画をさらに進化させ、チベット絵画にみられる薬草や傷薬、楽器、日本伝統の料理や飲物、空間に浮かぶタントラ教のシンボルといったさまざまなイメージが描かれ、その前に立つ者に瞑想と治癒をうながすパワーを秘めています。

今回が初公開となる虎を題材としたシリーズは、東アジアの水墨画に影響を受けたものです。 しかしその源泉は明かされず、中国的か、日本的か、韓国的かといった安易な位置づけを拒む複雑さを保っています。 こうした曖昧さは、美しくも恐ろしくもあり、まるで宇宙からの来訪者のような定まった領域に留まらない謎めいた存在を描いています。

前回の個展以来初の展示となる本展覧会は、コア・ポアの休閑に終わりを告げるくぎりとなります。 ペインティングに描かれた虎にはコア・ポア自身の復活がこだましています。 洞窟に潜み、松林や霧の向こう側にいた虎は、生まれ育った土地を離れ、新たな縄張りへと今その一歩を踏み出します。


コア・ポア 個展『Fallow(休閑)』

【日程】
2020年12月26日(土)~2021年1月26日(火)
時間:12時―19時
休廊:日曜、月曜(年末年始休廊:12月31日~1月4日)

【料金】
入場無料

予約:下記URLよりご予約の上ご来廊いただきますよう、お願い致します。
https://airrsv.net/theclub/calendar

【会場】
GINZA SIX 6F THE CLUB(銀座 蔦屋書店内)
(東京都中央区銀座6丁目10番1号)
http://theclub.tokyo/

弊廊では大切なお客様の安全を考慮し、みなさまに安心して作品をご鑑賞頂けるよう、ご予約制での営業とさせて頂きます。 つきましては下記のご協力をお願い申し上げます。 また、スタッフは手洗消毒、マスク着用、体調管理を徹底して、みなさまのご来廊をお待ちしております。 何卒ご理解賜れますようお願い申し上げます。
・発熱や咳等の症状があるお客様はご遠慮ください。
・ご来廊の際はマスクの着用のご協力をお願いいたします。
・ご予約のないお客様のご来廊は遠慮させていただきますので、ご了承くださいませ。
コア・ポア 個展『Fallow(休閑)』2020年12月26日(土)~2021年1月26日(火)at GINZA SIX 6F THE CLUB(銀座 蔦屋書店内)

Kour Pour, Shibuya, 2020, 99.5 x 109 cm, Courtesy of the artist

コア・ポア 個展『Fallow(休閑)』2020年12月26日(土)~2021年1月26日(火)at GINZA SIX 6F THE CLUB(銀座 蔦屋書店内)

Kour Pour, Maranasati, 2020, 76 x 50.8 cm, Courtesy of the artist


コア・ポア(1987 ―)

コア・ポア

1987 年、イギリス、エクセター生まれ。 現在はロサンゼルスを拠点に活動。 2010 年にオーティスカレッジアートアンドデザイン卒業。

近年の展示に「Returnee」(THE CLUB、東京、2019)、「Abrash」(Shane Campbell ギャラリー、シカゴ、2018)、「Polypainting」(Pearl Lam ギャラリー、香港、2018)、「Polypainting」(GNYP ギャラリー、ベルリン、2018)、「装飾は流転する」(東京都庭園美術館、東京、2017)、「Horror Vacui or the annihilation of space」(Misako and Rosen、東京、2017)、白髪一雄との「Earthquakes And The Mid Winter Burning Sun」(Ever Gold [プロジェクト]、サンフランシスコ、2017)、「Labyrinth(s)」(Pearl Lam ギャラリー、香港、2016)、「Onnagata」(GNYP ギャラリー、ベルリン、2016)、「Onnagata」(Feuer/Mesler、ニューヨーク、2016)、「Samsara」(Depart Foundation、ロサンゼルス、2015)がある。


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