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書籍『残したい手しごと 日本の染織』著者:片柳草生 刊行。

[2017/06/05]

書籍『残したい手しごと 日本の染織』著者:片柳草生 刊行。

日本各地の美しい染織を取材した貴重な一冊!

全国の希少な染織を取材した『残したい手しごと 日本の染織』(片柳草生/著)が刊行。味わい溢れる 草木の布、染織作家の至極の技がつまった一冊。


『残したい手しごと 日本の染織』

■内容
アットゥ〓(小さいシ)織
越後上布
小千谷縮
葛布
薩摩絣
紙布
太布
丹波布
南部菱刺し
芭蕉布
花倉織
帽子絞り
宮古上布
木版摺更紗
八重山上布
結城縮
結城紬
弓浜絣
ほか、 日本の素材も紹介

■発売日:2017年6月1日(木)
■定価 :2,808円(税込)
■刊行 :株式会社 世界文化社
http://amzn.asia/2HLjlFx
※一部書店により発売日が異なります。


味わい溢れる 草木の布

今年、重要無形民族文化財に指定された、川に楮の繊維を晒して作る「太布」(徳島)。 96歳の人間国宝・平良敏子氏が手がける、重要無形文化財「芭蕉布」(沖縄)。 織れる人が2名しかいないというアイヌの伝統「アットゥ〓(小さいシ)織」(北海道)、美しい雪晒し風景の「越後上布」「小千谷縮」(新潟)など、他にも数々ある、草木から生まれる自然の織物の魅力に迫ります。

「芭蕉布」より

「芭蕉布」より

「太布」より

「太布」より


染織作家の至極の技

人間国宝・鈴田滋人氏自らが彫る精巧な木版で細やかな文様を染め表す「木版摺更紗」(佐賀)。 琉球王朝の伝統織物に、研ぎ澄まされた色彩感覚が映える伊藤峯子氏の「花倉織」(沖縄)など、手しごととは思えないほど精緻で美しい染織をご紹介します。

「花倉織」より

「花倉織」より


片柳草生(かたやなぎ・くさふ)

文筆家。 横浜市生まれ。 青山学院大学卒業後、婦人雑誌の編集者を経て、フリーランスの編集者、文筆家に。 工芸、染織、旅などを中心に執筆。

多くの手仕事を紹介すると共に、日本美術、茶道、骨董などの取材、編集を行う。

著書に『手仕事の生活道具たち』『手仕事の贈りもの』(共に晶文社)『暮らしのかご』(平凡社)、編著書に『白洲正子への手紙』(文化出版局)『名碗を観る』(世界文化社)『インド大地の布』(求龍堂)他多数。


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