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PUNKAFOOLIC! THE GAME CRASH~LIVE REPORT~

[2011/07/03]
PUNKAFOOLIC! THE GAME CRASH~LIVE REPORT~

PUNKAFOOLIC! THE GAME CRASH
2011/06/20(Mon)
at 渋谷the GAME

【BAND】
GUTTERMOUTH (from US)
USELESS ID (from ISRAEL)
COUNTRY YARD (from JAPAN)
QUICKDEAD(from JAPAN)

【DJ】
Ohno (FLJ) 
Wakaaan! (PRCJ) 
KZ(HAKAIHAYABUSA)


神戸で行われたunionway festのextra showとして行われたこのPUNKAFOOLIC! THE GAME CRASH。海外からGUTTERMOUTH、USELESS IDをゲストに迎えての4バンドによるイベント。

既にたくさんのお客さんが会場を埋め尽くす中、最初に登場したのが日本代表”COUNTRY YARD“。

90年代前半のメロディックパンクの懐かしい感じのコーラスメロディーと8ビートが気持ち良い。と思いきやメロディック特有の2ビートで攻め立てるも、メロディーの心地良さは残ったままでとても聞きやすく思わず聞き込んでしまった。それでいて全体的な印象はとても硬派で力強いステージだった。

そして次に登場したのがまたまた日本代表”QUICK DEAD”

このバンドの音を聞けば一発であの頃のメロディックパンクを思い出す。いわゆるメロコア。本人達もスケートシーンとも関わりがあるだけに、早いテンポでグイグイとオーディエンスを引きつけていき、MCで突き放す(笑)。今の時代この手の音を忠実に継承してるバンドはなかなか少なく、このスタイルを貫いて欲しい。MOSH PIT IS NOT DEAD。

転換中はOhno (FLJ)、Wakaaan! (PRCJ)、KZ(HAKAIHAYABUSA)の3人のDJによるpunk rock DJ time。

懐かしいバンドなどを中心にplayされるが意外にもオーディエンスが知らない曲ばかりという印象で、少し寂しい気もしたが、DJ陣がかけてた曲はパンク、メロディック好きなら必ずしも通ったbandばかり。年の差なのであろうか。。。口ずさんでる人達や反応してる人達は同じような年代の人ばかり。久々に血が騒ぎましたが。。。

そして3番手に登場したのが夏にニューアルバムがリリースされるイスラエル代表”USELESS ID”。

何度も日本に来日経験があるこのバンド。やはりステージでの存在感が圧倒的。そして音が分厚い。途中少しオーディエンスとのステージダイブのトラブルがあったものの、メッセージ性の強い彼らの哀愁を帯びたpunk rockはやはり見る者の心を打つ。イスラエルという環境の違う土地でもしっかりと発信する力は圧巻である。

そして本日の大トリ。アメリカはカリフォルニアから”Guttermouth”。

90年代punk rockやメロディックを聞いてきた人達であれば必ず耳にした事はあるであろうPUNKバンドである。もちろんオーディエンスのボルテージは待ってましたとばかりにMAXに達し、メンバー全員上半身裸のスタイルで攻める攻める。決して飾らない、恰好付けない自然体のスタイルはなかなか最近のバンドには出せないPUNK汁である。いい意味で古く、もしかしたら若い子にしてみたらこれがある意味新しいのかもしれない。

当時はメロコアというイメージが強かったがステージ上の彼らは完全にpunk rock。こういう変わらないスタイルのバンドがもっともっとたくさん来日して、たくさんPUNK汁を出しまくって欲しいものである。

本場アメリカのpunkに影響を受けた日本のバンドとイスラエルのバンド、そしてアメリカのbandの3国によるpunkバトル。punk kidsの世代が変わっても結局は伝える事伝えられる事は変わらず、それをしっかりと日本のkidsに見せてくれた来日2バンドに感謝したい。そしてこのような機会を作ってくれた”あの頃”のpunk rockを継承して発信してくれてるunion wayとPUNKAFOOLIC!にも感謝したい。

text by kenichi kono
photo by kool

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