SAIRU インタビュー
Profile of |SAIRU|
レゲエ、ロック、ジャズ、ヒップホップ、民族音楽などバックボーンの異なる5人からなる雑食系インストバンドSAIRU。今年5月にリリースした2ndアルバム『NOW OR NEVER』も好評を博す中、バンドを代表してKohei氏と松浦氏にご登場頂き、SAIRUが辿ってきたこれまでの流れなどを中心に自身のルーツも交えてお話を伺った。
SAIRU(サイル)
Kohei – Agitator,Gut guitar,MPC,Keyboard
尾崎高太 – Guitar
松浦要介a.k.a団長 – Drums,Electric PAD
KINOSAN – Saxophone
Leverett – BASS
SAIRU Interview
—–SAIRUは今のメンバーでやるようになってどれ位経つんですか?
kohei : 5年位ですね。
—–結成自体はもう少し前ですよね?
kohei : 始まったのは2006年なんですけど、今のメンバーになって『やってるゼ!』っていうのはこの5年位ですね。
松浦 : 元々はkoheiが打ち込みとかで音源を作りはじめて、それを全国に旅をして配るっていうのがスタートで、ちゃんとバンドとしてはじまったのがここ5年位って感じですね。
kohei : まっちゃん(松浦)はHamlaってバンドをやっていて、それで俺がSAIRUっていうのを始めてその旅で日本中を縦断して、最後は東京でイベントをやりたいってなった時にHamlaと一緒にやろうって。
—–ツアーファイナル的な!?
kohei : そう、勝手にひとりで盛り上がっているだけのやつなんですけどね(笑)でも一応 “WONDERLUST”って名前はつけていて、ただひとりで旅をしているってだけなんですけど、その帰りに東京でイベントをってことで、Hamlaと主宰を一緒にやったんです。
—–そのHamlaはどういった感じのバンドだったんですか?
松浦 : Hamlaもインストバンドで、SAIRUと比べたら、もうちょっと土臭くない感じですね。
kohei : なんか金持ちバンドのイメージですね(笑)でもセンスは凄い良かったんです!
—–その前に2人が仲良くなったきっかけはあったのですか?
kohei : まっちゃんは吉祥寺のスターパインズカフェ(SPC)って所で働いていて、うちらはそこでイベントをやっていて、そこで繋がった仲間なんだけど、数年経って一緒にイベントやろうよってなって、どんどん近づいていった感じですね。
—–それはいつ頃ですか?
松浦 : 2010年ですね。2010年の5月3日だっけ?
kohei : 2日!
—–おっ、かなりきっちり覚えているんですね!
kohei : ブルーハーブ(THA BLUE HERB)の六本木公演と同じ日ですね!
—–そういうのって意外と記憶しちゃいますよね(笑) それで、そこからどうやって今のSAIRUになっていったんですか?
kohei : 最初、ひとりで音源を作ろうと思った時にドラムとベースだけはどうしても生音が良くて、それで知り合いの所に俺の方からヘルプで行って、そこで曲作ろうよってなった時にギター面白いやつがいるからって事で来たのが今のSAIRUのギターの高太で、高太は最初ずっとヘルプだったんだけど、俺が高太の事が大好き過ぎてずっと一緒にいたらいつの間にか今の感じになっていましたね。
—–そもそも音楽をはじめたきっかけはなんだったのですか?
kohei : 幼稚園の時からずっとピアノを習っていて、音楽は習い事だって思っていたから、音楽が嫌な時期が結構あって・・・、その頃作曲とかしてたからね(笑)
—–幼稚園で?
松浦 : 天才少年だ(笑)!
kohei : すごいスパルタだったんですよ~。いや、作れないんだよ、だって作った曲が”ゲゲゲの鬼太郎”って曲だもん(笑)
一同 : 爆笑
—–それやっちゃってますね(笑)
kohei : テレビ見てのオマージュです(笑)鬼太郎見てイメージしたのを作ったんですけど、それでその後、一度音楽はもう嫌だなってなってバスケの方に走ったんですけど、その後、高校の時、学校辞めて暴れる場所がないから、そうしたら友達が誘ってくれてライブハウスに連れって行ってくれて、そこからまた第二の音楽人生がはじまっていきましたね。
松浦 : 俺は中学生の時からバンドをずっとやっていて、その時はNIRVANAとかを見て「やべぇー」って思ったのが最初で、高校生位の時はハイスタ(Hi-STANDARD)とかが凄い盛り上がっていた時期だったから周りがパンクとかを聴きはじめていて、俺もすげぇ好きでそういうのもやったんですけど、地元の掛川から東京に出てきた時にもっと面白い音楽ないのかなって探している時に、その”WONDERLUST”ってイベントをやった吉祥寺のスターパインズカフェって所がちょうどバイトを募集していたんで、それでバンドもやっていたんけど、クラブの方ちょっと行ってみようかなって思って、当時まだ何も知らなかったから、なんならヒップホップの奴とかちょっと嫌いだったし(笑)、DJも人の曲かけて何偉そうにしてるんだ位思っていたんですけど、あえてクラブとかに自分で飛び込んでいって、そこから広がっていきましたね。
kohei : DJって人の音楽流してって思っている人結構多かったと思うけど、実際は全然違ったよね~。
松浦 : そう、行ったことなかったから知らなかっただけで、一回行ってみたら、「DJ やべぇー」みたいに思いましたね。
—–その最初に行ったのはジャンル的にはどんな感じの所ですか?
松浦 : 俺が最初、DJでくらったのはBLAST HEADのDJ HIKARU君っていうDJで、今は沖縄に行っちゃってるんですけど、その人が吉祥寺のSPCでやった時に、4つ打ち、ハウス、トライバルみたいなやつなんですけど、それが一番最初ですね。
—–そういった影響で今はDJもやられているんでしっけ?
松浦 : DJもちょいちょいやっているんですけど、やっぱりバンドで何かやりたいっていうのがすごく強かったので、バンドをずっと続けて、DJはちょいちょいですね。
kohei : へ~、俺、まっちゃんのそういうルーツは知らなかったからすごいわ~。でもライブカルチャー、クラブカルチャー両方イケてる世代でもあったもんね。
松浦 : ちょうどクラブでもライブやりつつってイベントが増えていた時期なんですよね。
—–そうか、ちょっと下火になってきてどこも新しい展開を模索して色々とリンクしだした時期ですね。
kohei : 俺らの世代ってちょうどバンドブームもあったし、レコードのブームもあったし、それでSAIRUはじめた頃っていうのは、レコード屋は潰れて、クラブも潰れて、CDじゃなくて配信になるって時だったんですよね。
松浦 : Myspaceがすげぇグワァーっていっていた時ですね。
kohei : がっこーん来ていたよね!だからどうしようっていうのはあったよね?!
—–その2010年頃に今のメンバーになった時っていうのは、こういう風にやって行こうみたいな話しはあったんですか?
kohei : ない!
松浦 : 特になかったですね(笑)
kohei : 『こうなりたい』っていうのはなかったけど、『こうしたい』っていうのはあったから、それを突き詰めていって今に至っているから、サーファー気分だよね。
松浦 : ゴールは無い感じですね。
kohei : 来た波にどう乗っていくかっていうのと、波を探しにみんなで向かうっていう。音楽を作ってライブがしたいっていうシンプルな事だけですね。
—–バンドとしてインストをやろうってなったのはどうしてですか?
kohei : 俺としてはもちろん聴くのは歌ものも好きだし、ラップも好きだし、なんでも好きなんだけど、音楽って聴きながら妄想するのが楽しいし、景色をみたりするのが楽しいから、その中で歌詞が入ってきちゃうと今その気分じゃないのにっていうのがあって、歌い手のその言葉を聴くことももちろん楽しいんだけど、どっちかって言うと妄想したいんですよね。あと映画とかも凄い好きで、サウンドトラックがすごい好きで、18歳くらいの頃は歌がないもの、最初はイントロとか間奏をずっと聴いていたんですよ。インストがあるなんて分からなかったから。それで、段々もっと何か長いのないのかなぁ~って思うようになって、イマージュでしたっけ?
—–ヒーリングのコンピレーションみたいなやつですね。
kohei : そういうの聴いたんですけど、俺的にはビートが弱くて太さがもの物足りなくて、そこで出会ったのヒップホップのB面で、
松浦 : ラップが入ってないやつね!
kohei : そう、それでこれは良いと思ったんだけど、ループミュージックだから、もうちょっと展開が欲しいなって思った時にDJ Shadowにガコンやられて、なるほどねって思いましたね。ヒップホップも好きだし、今SAIRUでサンプリングを入れているのもその頃の影響がすごいでかいんだけど、結局はインストをやりたいっていうのは、音楽は聴く方が主人公だと思うんで、レイブだったり良いクラブイベントもそうなんだけど、やっぱり聴いているお客さんが主役だったりする方が良いかなと。
—–元々はバンドがやりたいっていう事じゃなくて、音を作りたくて、その時リズムは生音が良いっていう入りですもんね。
kohei : 当時自分の中でビートが太くて展開があってっていうインストを知らなかったんで、あったら良いなぁ~、自分で作っちゃえって。
松浦 : 俺の場合は先輩とかで周りにインストバンドが結構いたっていうのがあったんで、すっと入れたっていうのはありますね。
kohei : 教えてよ!俺は友達少なかったからさ、単純に知らなくて無いなら作っちゃえって感じでしたね。
—–今のSAIRUの音っていうのもkohei君が作っているんですか?
kohei : 今は色々な作り方があって、みんなで持ってきてスタジオでジャムる時もあるし、俺が90%位作ってきたやつをこういうのをやりたいって言って色付けするやつもあるし、後はライブで試しつつライブでどんどん肉付けしていくのもあるし、今のこの編成になってからは本当に色々なやり方がありますね。
—–じゃあ特に制作期間とかはなくて日常的に作っていっている感じですか?
松浦 : ライブで何回もやっていると自然にみんな新しい曲がやりたいってなって、それぞれがネタを持ってくるようになるんですよ。それでこれやろうぜっていうのをみんなでやっていく感じが最近は多いですね。
kohei : だから今が一番楽しくて、当時自分だけでやっていた時は頭で出来たものを形にする作業だけだったけど、今はこういうのをやりたいっていうのに加えてメンバーが色々なアレンジをくれるんで、自分の想像していたものって、やっぱり自分が想像してきたものでしか無いから、60%70%位でもう出来ているしってなるんだけど、彼らがいると、あぁ~、こうなるのか~とか凄い面白いんでみんな大好きです!(笑)
松浦 : ハハハ、すげえまとめ方だな(笑)
kohei : 今のメンバーになった2010年頃は俺がなんか言ってて合わせながらやりつつみたいな感じだったのが、段々今はみんなでやって行こうって感じになって、この間の2ndアルバムは全員で作ったって感じが本当にありますね。
—–ちょっといいなって思ったフレーズをすぐに試せる環境があるのは良い事ですよね。
kohei : そう!プラスイメージしていない事とか、自分の考えをぶっ壊してくれるのは、頭でっかちにならずに良いなって思いますね。昔はそれも絶対嫌だったんですけど、今はそういった想定外な事が楽しいですね。
—–そういったセッションを繰り返しながらの曲作りの時って最後の完成って誰がどうやって判断しているんですか?
kohei : その辺はあるんですよ!『ココだ!』っていうのが。そこまでは、もちろんちゃんと練るけれども最後の『ココだ!』っていうのは、なあなあじゃなくて感覚的にちゃんとあるんですよ。
松浦 : 曲作る時にこのバンドで一番すごいのは、一人楽器がほぼ出来ないっていう(笑)koheiだけスタジオで4人がやっているのをほぼ聴いているっていう瞬間がかなりあって、
kohei : 裸で踊っているっていう(笑)
松浦 : 『今の良かった!』とかそういうので決まっていくから、
—–プロデューサー的な!
松浦 : そうそう!全員楽器を弾きながらやるとまとまらないものも、一人だけ楽器弾けない奴がいると客観的に聴いているからまとめやすいんだと思う。これは他のバンドには多分ないですね。
—–楽曲のタイトルはどのタイミングでどうやって決めているんですか?インストだと特にある種のテーマやイメージを植え付ける部分になると思うのですが。
松浦 : テーマはだいたい後付けですね。この曲作った時はこんな気持ちだったよねとか。
kohei : やっぱり聴いている人が主役であって欲しいっていうのがあるから、全曲こういうメッセージでっていうのは一応あるんですけど、あくまで聴いている人が聴きながらなんかブツブツ喋ったり、今思っている事とかを形にしてメモったり、フリースタイルに使ってもらったりとか、旅している時の景色に使って欲しいとかっていうのがあるから、なるべく題名に縛られたくはないんですよね。 想いのある曲もたくさんあるんですけど、半分は適当、半分はまじめな感じですね。
—–5月にニューアルバム『NOW OR NEVER』がリリースされましたが聴き所などあれば教えてください。
kohei : 音に関してはさっき言ったように聴いてくれた人が各々感じてくれるのが嬉しいんですけど、今回は初めて三宅洋平くんが声を入れてくれたっていうのも面白かったですね。
—–かなり以前から親交はあったのですか?
松浦 : 俺は吉祥寺のSPCで働いていて、彼も以前働いていて、一緒に働いている時期はなかったんですけど、彼が犬式やっている時にライブとかで結構出ていたんで、それで僕は店員で結構知り合いではあったんですけど。
kohei : 元々ライブとかも、うちら結構オープンマイクにしてMCに入ってもらったりシンガーに入ってもらったりしていて、レコーディングもそのノリが出来たかなって。たまたまスタジオでうちらがレコーディングしている時に洋平くんがいて「やる?」って言った時の瞬発力はやばかったよね。「OK!」って言って。
松浦 : 一曲聴いてバコって入れたら超カッコ良くて、「ヤベー」って。
kohei : 凄かったよね!
—–この間、一緒にライブもやったんですよね?
松浦 : 4月の選挙フェスで。
kohei : 洋平くんがレコーディングの時に「やってくれない?」「やるよ!」って言ってくれた瞬発力にうちらも応えたかったから、前日に選挙フェスやるからSAIRU出てくれないって言われて、
松浦 : 前日の朝、俺の携帯に電話かかってきてマジかって思ったけど、
kohei : でもそれはお互い様で、レコーディングもそうだし、うちらもそうだし、同じ瞬発力でやろうよってなって、実際楽しかったし、吉祥寺でやった事にもすごく意味があったと思うし、イイ男だったよね!
松浦 : いつも偽物のうしろでやってるから、あっ、本物ってこういう事なんだって(笑)
kohei : ご本人登場みたいな、ものまねで美川憲一が来た時のコロッケの気持ちがわかった(笑)
一同 : 爆笑
—–でもメンバー全員がちゃんと反応できるっていうのが素晴らしいですよね。
kohei : そうですね。あとSAIRUは音楽性の違いで解散する事はまずないと思います。元々違うんで(笑)
松浦 : 違い過ぎるんで、誰も一緒じゃないっていう(笑)
kohei : でも、みんな好きなものが違っても嗅覚とか匂いとかイイなって思う感覚はジャンルは違っても、
松浦 : ルーツが違うだけで別にイイなって思う所は一緒だから。
—–年齢とか出身もバラバラですか?
松浦 : 年齢はだいたい、今、33、4位なんですけど、出身は全員違いますね。
kohei : 一人アメリカ人もいるしね。
松浦 : アメリカ人はちょっとオタク気質がある、バックボーンはメタルだし、
—–メタル好きの人って僕の勝手な偏見かもだけど、本当にすごくオタクっていうか、とことん詳しくて、意外と行儀は良いみたいな。
松浦 : 行儀は良いですね(笑)
kohei : うちのレブ(Leverett)は本物のメタル好きですからね!
松浦 : LOVE METALだね!(笑)
—–出身もバラバラって事ですが、SAIRUは吉祥寺のバンドっていう触れ込みですよね。
松浦 : 一応、出会ったのが吉祥寺だったんですよね。
kohei : 吉祥寺にマービンっていう、スターパインズで働いていたボスがいて、みんなそのマービンに惹かれて吉祥寺にいるんだけど。うちらみんなマービンチルドレンなんですよね。
—–そういう中心となる方がいるんですね。実際に吉祥寺に住んでいるわけではないんですか?
kohei : 俺が今住んでますね!
—–住みたい街ランキングNo.1でしたっけ?!
kohei : 絶対住んじゃいけない所ですね(笑)
—–あれっ、そうなんですか?
松浦 : 吉祥寺でずっと働いていたけど、住みたいと思ったことはないですね(笑)
—–僕の吉祥寺の情報はろくでなしブルースしかないんですけど(笑)
松浦 : 俺もろくでなししか知らないです(笑)
kohei : 井の頭公園での葛西戦ね!
—–でもやっぱり魅力もあるんですよね?
kohei : そうですね。でも一般的に言われている魅力とうちらが知っている魅力はちょっと違うかもしれないのですが、弁天通りのCheekyだったりBAOBABだったり、昔はFUNK STEPがあったり、
松浦 : 基本的には深夜です。深夜の吉祥寺カルチャーで俺らは揉まれてきたから。
—–結局、お店とか出会う人で好きになる街って決まりますもんね。
kohei : そうそうそう。無理してお洒落しているけど結局中央線のあの感じですね。
松浦 : 周りの友達とかは昼間の吉祥寺に行くとみんなソワソワしていますね(笑)
—–吉祥寺でライブやると、ちょっとテンション上がったりするんですか?
松浦 : テンション上がるけど、最近はあまりやる機会がないんですよね。
kohei : 俺はどこでも一緒かな~。どこもやっぱり同じような匂いのする奴がいるし、そいつらと会えば場所はどこでも。色々見てきたけど、どこに行っても、その土地で波長が合う人はみんな一緒だよね。
松浦 : 輩みたいな奴ばっかりだからね(笑)
—–最近は野外でビール飲みながらのライブも増えてますよね?
kohei : どっちも好きですね。もちろん室内のあの煙たい感じも、どっちかというとそっち上がりで、フェスでライブやるっていうのは元々無かったタイプなんで、もちろんフェスも凄く楽しいし、どっちも違うけど一緒だけどなんか違うよね? 元々地下上がりだからそっちの方が安心はするよね。この間の青空campみたいに太陽の出ている所でやる時はちょっとドキドキする時はあるよね。
松浦 : そう明るいとちょっとドキドキするね(笑)俺とかkoheiは昼間のライブだとサングラスかけちゃいますね。
kohei : 俺なんか、さらに油性ペンで塗ってるんですよ。見えないように。
—–本当に?ギター弾く時見えないんじゃないですか?
kohei : あれ弾いてないもん(笑)
一同 : 爆笑
松浦 : 最近はほぼ弾いてないですね(笑)
kohei : 本当に周りのメンバーに支えてもらっていますね。
—–それとこの間、タワレコでやったインストアライブも大盛況だったんですよね?
松浦 : ありがとうございます。
kohei : でも明るすぎてびっくりしたよね(笑)まず、親がいたしね。楽しかったし、身内がこいつら音楽やってるんだっていうのを知ってくれたっていうのは良かったですね。でもあまりどこに行っても気張らずいつも通りにやれたら良いかなと思っています。
—–でもそういった誰でも知っている場所でやるとか何かの賞を取るとかもそうなんだろうけど、若いころは毛嫌いしていたとしても、本人以上に身内が反応してくれるのは嬉しい事ですよね。
kohei : 親が喜んでくれるのはちょっとまあ嬉しいですね。
—–そういう年齢になってきたんですよ。
松浦 : 素直に親に感謝ですね(笑)
kohei : この間、静岡でライブやったときは高太の親も来てくれたり、うちは嫁さんの親も来てくれて嬉しかったね。なんかまあ、良いよね~。
松浦 : ハッハッハ(笑)家族に応援されているっていうのは有難い事だよね。
kohei : 有難いよね~。
—–今はそうやって色々な所でライブをやることがモチベーションになっている感じですか?
松浦 : ライブをやって友達増やしたいってことですかね(笑)
kohei : それ!本当それ!音楽作ってライブして、やっぱり仲間と輪を広げて、ちょっとでも一緒に幸せになりたいじゃんって。
松浦 : もちろんバンドで知名度っていうか、色々な人に知ってもらいたいっていうのは根本的なところであるんだけど、
kohei : 知ってもらいたいっていうのは結構自分の中であって、311のうちらも悶々としたのがあった時に、スターパインズでチャリティーイベントをやって、やっぱり届けたくても知名度がないと届けたい人に届かないんだなって。それでやっぱり届いている人達を見ると「良いなぁ」っていうのは正直思ったよね。だからもっと色々な人に知ってもらって届くバンドにはなりたいなぁ~。こうしたいって思った時に届かなかったら自己満になっちゃったりする所もあるから良い意味で知ってもらいたいっていうのはあるかな。
松浦 : そうだね、それが目標っちゃ目標だよね。
—–まだまだ話は尽きないのですが時間もありますのでその他何かあれば。
kohei : いつも通り、ホームページとFACEBOOKを見てもらえればライブ情報は載っているんでチェックしてもらえれば嬉しいです。あと、俺の我が子の成長も注目していただいて、
—–なるほど、大事ですね(笑)曲とかにも影響してくる可能性がありますからね。
kohei : あと、アルバム出してからも新曲がいっぱい出来てきているんで、また楽しい時期に入ってきているんで是非!
松浦 : アルバムよりみんなでライブで騒いだ方が絶対面白いバンドだと思うので、もちろんアルバムを聴いてもらうのは有難いし、そういう曲もやるんだけどライブの方が一癖も二癖もあるんで現場で会いましょうって事は伝えておきたいです!
SAIRU – New Album『NOW OR NEVER』Release
生音、サンプリングで創造するインストグルーヴバンドSAIRUの最新アルバム「NOW OR NEVER」
世界の様々な音楽性を呑み込んだ「旅する音楽」と言える1枚。
HIP HOP、PUNK、REGGAEなど路上から吐き出された精神、オールドスクールな空気感、自然からのインスピレーション、都会の日常から溢れる遊び心が詰め込まれている。
レコーディングはアンダーグラウンド・ミュージシャン達に愛され続けるスタジオ月桃荘で行い、レコーディング当日に(仮)ALBATRUSのリハで偶然にも居合わせた三宅洋平が急遽ポエトリーで参加するなど現場で起きたLIVE感が詰まったユニークな作品に仕上がっている。
SAIRU
『NOW OR NEVER』
2015.05.20 Release
01. Eilant reef
02. RUN & GUN
03. 哀華街
04. Mr. Johnson
05. Deep under orange
06. Land of Hope ~voice 三宅洋平~
07. KALAKUTA
08. Clavel
09. Rebel Minded
WDLST-001 2,000円+税
発売元 WONDERLUST
販売元 株式会社ウルトラ・ヴァイヴ
SAIRU – Rebel Minded (short version)
MORE INFO
SAIRU Official Website
http://www.sairu-a.com/
FACEBOOK
https://www.facebook.com/sairu031
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