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名もなき実昌 個展『@Sanemasa5x #絵画以上落書き未満』2021年11月3日(水祝)~15日(月)at OIL by 美術手帖(渋谷PARCO 2F)

[2021/10/28]

名もなき実昌 個展『@Sanemasa5x #絵画以上落書き未満』2021年11月3日(水祝)~15日(月)at OIL by 美術手帖(渋谷PARCO 2F)


名もなき実昌「@Sanemasa5x #絵画以上落書き未満」展を11月3日(水)より開催。5メートルを超える大作も発表。

このたびOIL by 美術手帖ギャラリーでは、名もなき実昌の個展「@Sanemasa5x #絵画以上落書き未満」を開催いたします。

本展では、作家自身の暮らす土地・福岡の美術の歴史や動向と、自身の日常的な体験をもとにした新作を発表いたします。
特に見どころとなるのは、幅5mを超える大作です。 2020年の展覧会(布施琳太郎、名もなき実昌「Pandora Battery」IAF SHOP*、福岡)で発表した映像作品をさらに発展させた本作は、福岡の「大浜流灌頂」と呼ばれる祭りで使用される武者絵大灯篭を起点にしています。 また、博多の絵師・海老崎雪溪の絵画、青森のねぶたなどとともに、キャラクターやインターネット上の画像をモチーフとして制作。 それらがノイズに飲み込まれていくような絵図が、その類似性や喪失についての作家の私的なメモや思考のように記されています。

名もなき実昌は、@Sanemasa5x のアカウント名で2015年頃よりTwitter上で活動を開始し、日常的なつぶやきとともに、キャラクターを画像的に解体したドローイングをアップし続けてきました。
近年では、ワタリウム美術館での「水の波紋展2021」(2021、東京)への参加や、NADiff Galleryでの個展「未定のイメージ(⽩紙)」(2021、東京)など、国内各地で作品を発表。 いっぽうで現在も地元福岡を拠点とし、地元では他地域の作家とのグループ展も精力的に行っています。

本展では、「コロナ禍における内省的な作品であり、個人的につながりを感じ、関心を向けた有象無象のモチーフを煙のようなノイズの中であいまいな状態で固定するため」と作家が語る大作のほか、最新作数点を発表します。 この機会にぜひご高覧ください。


名もなき実昌 個展『@Sanemasa5x #絵画以上落書き未満』

【日程】
2021年11月3日(水祝)~15日(月)
開場時間|11:00~20:00
※会期中無休

【料金】
入場無料

【会場】
OIL by 美術手帖
(東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ2階)

【作品販売について】
本展出品作品は、会場とアートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」にて販売いたします。

・会場での販売開始:11月3日(水)11時~
・オンライン販売開始:11月4日(木)16時~
販売URL: https://oil.bijutsutecho.com/gallery/733

※オンライン販売は会場での販売開始後の公開となります。
※作品によってはオンライン公開時にSOLD OUTの可能性もございます。 予めご了承ください。

【主催】
OIL by 美術手帖

【お問い合わせ】
oil_gallery@bijutsu1905.co.jp

※OIL by 美術手帖の営業時間は館の営業時間に準じます。 状況に応じて変更の可能性がございます。
最新の情報は渋谷PARCO公式ウェブサイトをご確認ください。
https://shibuya.parco.jp/

アーティストステートメント

この数年で都内をはじめ、さまざまな場所で展示をする機会を頂くことが増えたが、その反面外出の自粛や移動の制限などで展示を見たり、作品について話すと言った経験が明確に少なくなってきた。 以前はもうすこし距離感が近いように感じていた“東京”もこの数年の環境の変化で少しだけ遠くに行ってしまったように感じる。 そんなこともあり、ここ最近の作品は自分の地元であったり、より個人的なテーマを主軸に置いたものへと移行しているように思う。 地に足が着いたということだろうか。 今回展示する作品は昨年制作した映像作品(福岡・博多の非常にローカルな祭り)を下敷きにした絵画だ。 ただしあまり真面目すぎる絵画も面白みに欠ける、少し抜けているくらいの完成度、落書きのようなくだらなさで本作は取り組みたい。

名もなき実昌


名もなき実昌

名もなき実昌

1994年生まれ。 展示と並行してインターネットやSNS上での作品発表を行うインターネット画家。 Twitterによる作品の投稿・発表を2015年より開始し、インターネット上の人格や画像と、アニメキャラクターの類似性をテーマにした作品やインターネットミームを取り込んだ作品などを制作している。 主にペインティングやドローイングによって、画像的に解体されたキャラクターが「幽霊的」に偏在するイメージの作品を制作している。


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