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『札幌国際舞踏フェスティバル2017』2017年1月31日(火)~2月12日(日)at 北海道札幌市各所

[2016/12/06]

『札幌国際舞踏フェスティバル2017』2017年1月31日(火)~2月12日(日)at 北海道札幌市各所

『舞踏は日本の文化遺産である』日本最北から舞踏(Butoh)の価値を現代に問う

本フェスティバルは国内外から200万人が訪れる「さっぽろ雪まつり」の期間中に開催され、国内外に広く舞踏を発信していきます。1960年前後に日本で生まれた舞踏は、現在世界中に広がり高い評価を得ていますが、肝心の日本では認知や評価が高いとはいえません。世界のダンス史をみますと、ここ50年ほどで新しく生れて、世界にジャンルとして認知された踊りはHIPHOPと舞踏くらいであり、貴重な日本の文化遺産であります。また、資金を募るためにクラウドファンディングにも挑戦します。


札幌国際舞踏フェスティバル2017

写真展、舞踏BAR、ワークショップ、シンポジウム、舞踏公演から構成されます。
「GLOBALとLOCAL」をテーマに、世界に広がるButohと地域に根差す舞踏を取り上げ、そこから新時代の舞踏はどうあるべきかを模索していきます。

【フェスティバル日程】

写真展 in 資料館
日程:2017年1月31日(火)~2月5日(日)
会場:札幌市資料館

写真展 in ススキノ
日程:2017年2月7日(火)~2月12日(日)
会場1:Rhum & Cigar Bar 葉柳
会場2:Salon タレ目

オープニングイベント「舞踏Bar
日程:2017年2月5日(日)
会場:Cafe & Bar Radio&Records + CONTE-SAPPORO Dance Center

舞踏ワークショップ
日程:2017年2月8日(水)9日(木)
会場:CONTE-SAPPORO Dance Center

舞踏シンポジウム
日程:2017年2月10日(金)
会場:レンガの館(FM三角山放送局)

舞踏公演
日程:2017年2月11日(土)、12日(日)
会場:生活支援型文化施設 コンカリーニョ
※全4回公演、国内外から8組が出演

公式ホームページ  http://sapporo-butoh.com/
FACEBOOKページ https://www.facebook.com/sapporobutohfestival/
TWITTER https://twitter.com/butoh_north_sap


資金を募るためにクラウドファンディングにも挑戦
今回の企画は、当団体の規模に見合っていない過去最大の事業となる為、資金が不足しております。
そこで、クラウドファンディングに挑戦させていただくことにいたしました。
支援者には札幌まで来なくてもフェスティバルの様子が全てわかるドキュメンタリー動画や、「あしなが舞踏プロジェクト」という名称でご支援いただいた資金で舞踏を知らない若者を公演に招待します。

クラウドファンディングページ:https://motion-gallery.net/projects/sapporo-butoh-fes
期間:2016年12月1日~2017年1月25日まで


舞踏は日本の文化遺産である

1960年前後に日本で生まれた舞踏は、現在世界中に広がり高い評価を得ていますが、肝心の日本では認知や評価が高いとは言えません。
世界のダンス史をみますと、ここ50年ほどで新しく生れて、世界にジャンルとして認知された踊りはHIPHOPと舞踏くらいです。
HIPHOPは音楽、ファッション、ダンスを通して世界中で高い経済効果を生み出しており、アフリカ系アメリカ人の自尊心の向上や犯罪の抑止など生活環境を改善し、アメリカのブランディング、観光、文化外交にも貢献しています。
世界ではアートの需要が高いことから、舞踏などの日本独自の文化は日本の強みとなります。


舞踏とは何か
舞踏は1960年代前後に日本で生まれた、世界に類を見ないオリジナルのダンスです。
当時の日本ではバレエやモダンダンス、社交ダンスなどにみる西洋の身体性や美意識への憧れが強い中、日本人の身体性、宗教観、死生観などを内包した独自の身体表現を生み出しました。
同時代の三島由紀夫や横尾忠則、澁澤龍彦、大島渚、石原慎太郎など各界の進歩的な文化人達の支持を受け、芸術文化として大きく開花していきました。


若い人は舞踏のことをほとんど知らないという現状

華々しい発展をしてきた舞踏ですが、創始者の土方巽氏の死後は環境が大きく変化していきました。
現代では若者を中心に「舞踏」という踊りが日本にあることを知らない人が増えています
ダンサーとして本格的に活動している人でも知らず、若い日本人ダンサーが海外で外国人ダンサーに舞踏のことを逆に教えられたという話もよく聞きます。


海外ではどうなのか

東洋文化は概念の違いもあり、西洋文化に多大な影響を与えることがありますが、舞踏もまた世界中のアーティストに強い影響を与えました。
今ではたくさんの海外のダンサー、役者、音楽家、芸術家が舞踏を体験するようになりました。
舞踏をその地域の伝統的な価値観や宗教観と融合させ、新たな表現へと変化させている新人類も世界中で出てきています。

また、日本では舞踏のフェスティバルはあまり聞きませんが、海外では舞踏のフェスティバルは様々な国や地域で開催されており、日本人が招聘されることも少なくありません。
日本から海外に拠点を移したり、移住する日本の舞踏家もたくさんいらっしゃいます。


世の中には「わかりやすいもの」だけではなく、「わかりにくいもの」も必要である

人類は太古より哲学、科学、文学、芸術などで価値観や常識を新しく更新し続け、未来に文明を繋げてきました。
幅広い方にわかりやすいものを、わかりやすく伝えることは重要です。
しかし、わかりにくいとされる先鋭的な芸術表現には「人類の価値観を広げる役割」があり、わかりにくくても奥が深い芸術表現には「人類の価値観に深みを与える役割」があるのではないでしょうか。
わかりやすいとわかりにくい、どちらが正しいという訳ではなくどちらも必要なのだと思います。

舞踏だけではなく、日本文化はどれも初めはわかりやすくないものばかりです。
最初の頃は理解ができないけれども、続けていけばある時ふと景色が変わり、芸の深みを感じることができるようになると同時に、美しく生きることを学ぶのではないでしょうか。
人と芸術、文化が共に影響し合って美しく生きていく。
それこそが人類が芸術、そして文化を太古より手放さずに受け繋いできた理由なのかと感じています。

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