渋谷慶一郎＋初音ミクによるオペラ「THE END」のワールドツアー、 アムステルダム公演が6 月に決定！
Holland Festival（ホランド・フェスティバル）は、1947 年より開催されたオランダを代表する国際的な舞台芸術のフェスティバル。シアター、ダンス、オペラ、音楽、映画、ビジュアルアート、文学や建築等ジャンルは多岐に渡る。最大の特徴は常に革新性を目指す精神。昨年は29日間開催され、56の団体により計159のパフォーマンスやコンサートが実施、115,000 人以上が動員された。主催者はStichting Holland Festival（スティヒティング・ホランド・フェスティバル）。ディレクターには、Ruth Mackenzie（ルース・マッケンジー）が2015 年より就任。Mackenzie 氏は2012ロンドン大会における文化プログラムのキーパーソンとして国際的に知られている。
そんな国際的な舞台芸術フェスティバル『Holland Festival（ホランド・フェスティバル）』の今年のメインアクトとして渋谷慶一郎＋初音ミクによるオペラ「THE END」が6 月4、5 日の二日間に渡り「オランダ国立オペラ＆バレエシアター」で 上演される。2000席弱の会場のチケットは２日間ともにソールドアウト間近と、上演の期待も最高潮に高まっている。
Holland Festival
（ホランド・フェスティバル）
公演日：2015 年6 月4 日（木）、5 日（金）
公演回数：2 回会場名：Dutch National Opera & Ballet（オランダ国立オペラ&バレエシアター）
Amstel 3, 1011 PN Amsterdam, Netherlands
オフィシャルサイト：www.hollandfestival.nl/
Dutch National Opera & Ballet
VOCALOID OPERA THE END
「THE END」は人間の歌手もオーケストラも登場しない、コンピューター制御された電子音楽と多面立体映像によって構成される世界初のボーカロイドオペラのプロジェクトです。
舞台に登場するのは、初音ミクと動物キャラクター。そして、電子音響、実験音楽、サウンドインスタレーションからポップミュージックに至る、ジャンルに捉われない先端的音楽を追求する音楽家である渋谷慶一郎自身のみ。作品の中で、重要な要素を占める映像ディレクションは、アニメーション表現で世界的に注目されるデジタル映像作家YKBX が担当。渋谷と全体の構成を共同演出しています。
世界的アートシーンの新たな潮流において、常に刺激的な活動を行う彼らが、共同作品制作のプランを構想し、様々なプロセスを経てたどり着いた一つの回答が、この「THE END」。
3.11 以後の世界と「終わり」をテーマに、われわれの「生と死」に対するリアリティと幻視が投げかけられます。
出演:渋谷慶一郎/初音ミク コンセプト、作曲:渋谷慶一郎 共同演出:渋谷慶一郎/YKBX 映像: YKBX
脚本原案:岡田利規 舞台美術:重松象平 音響プログラム:evala ボーカロイド・プログラム:ピノキオP
衣装協力：ルイ・ヴィトン 特別協力：クリプトン・フューチャー・メディア
山口情報芸術センター[YCAM]委嘱作品 2012
※VOCALOID ならびにボーカロイドはヤマハ株式会社の登録商標です。
ill, dir. by YKBX ©Crypton Future Media, INC. www.piapro.net ©LOUIS VUITTON
本事業は経済産業省による「地域経済活性化に資する放送コンテンツ等海外展開促進事業費補助金（J-LOP＋）」の補助を受けております。
渋谷慶一郎（音楽家）
Photograph by Vanessa Franklin
1973 年生まれ。東京芸術大学作曲科卒業。2002 年に音楽レーベルATAK を設立。
代表作に「ATAK000+」、「ATAK010 filmachine phonics」など。2009 年、初のピアノソロ・アルバム「ATAK015 for maria」を発表。2010 年には「アワーミ
ュージック 相対性理論 + 渋谷慶一郎」を発表。以後、映画「死なない子供 荒川修作」、「セイジ 陸の魚」、「はじまりの記憶 杉本博司」、「劇場版 SPEC～天～」、「TBS ドラマ SPEC」など数多くの映画音楽を担当。2013年5 月、東京・渋谷のBunkamura・オーチャードホールにて「THE END」東京公演を開催。同年11月には、パリ・シャトレ座にて「THE END」パリ公演を開催。また、同時にCD作品として「ATAK020 THE END」をソニーミュージック、およびソニーミュジック・フランスから発表。
2014 年4 月、パリのパレ・ド・トーキョーで開催された現代美術家・杉本博司の個展に合わせて、杉本とのコラボレーション・コンサート「ETRANSIENT」を公演。
個展で発表される杉本のインスタレーション3 作品にも立体音響による音楽を作曲、提供した。同年10 月には、昨年「THE END」パリ公演を開催したシャトレ座にて、
ピアノとコンピュータによるソロ・コンサートを開催。2015 年6 月には、ボーカロイド・オペラ「THE END」のオランダ、ホランド・フェスティバルでの公演、１０月には中国で唯一の国家規模の総合国際芸術フェスティバル、中国上海国際芸術祭（CSIAF）における招聘公演を予定するなど国内外を問わず活動している。
Posted in ALL ENTRY, EVENT, EVENT INFO, RECOMMEND |
