SiM SEEDS OF HOPE TOUR -2011-2012- 渋谷 O-WEST(ONE MAN SHOW) LIVE REPORT
SiM SEEDS OF HOPE TOUR -2011-2012-
2011.11.04 (Fri) 渋谷 O-WEST(ONE MAN SHOW)
湘南に若くてカッコイイバンドがいると聞いて初めてSiMのライブを見に行ったのは2007年の春先だっただろうか。類まれなるコンポジションセンスとスキルと個性を兼ね備え順風満帆な活動を繰り広げていくのかと思っていた。 しかし、そんなSiMにもメンバーチェンジやメンバーの病気などといった度重なるな困難が待ち構えていた。 そんな困難の中で苦闘しながらも様々な事を考え可能な限り前に進むことを止めずにきたのだろう。 今、そんなSiMに向けられる人気、求心力は日に日に増加の一途を辿っている。
今年10月、遂に2nd Full Album『SEEDS OF HOPE』をリリース。
それを受けての全国ツアー初日は渋谷O-WESTでのワンマンライヴとなった。
スクリーンにカウントダウンが現れ、メンバーの姿がシルエットとして映し出されると期待と興奮に包まれた会場のボルテージは早くもヒートアップ。
幕が開き1曲目“KiLLiNG ME”いきなりの最新リード楽曲。その後も“SEEDS OF HOPE”に収録された楽曲の連発! フロアはサークルピットからスカダンス、ヘッドバンキングまで多彩なノリを楽しみ、それぞれがそれぞれを鼓舞しているのが印象的。音源としても改心の仕上がりをみせた本作、ライヴでもその勢いとクオリティーはより一層の輝きを放っていた。このアルバムが今後のSiMのLIVEにおいて重要なファクターとなる事は間違いないだろう。
中盤以降は旧作などからのキラーチューンも披露。ライヴでもお馴染みの楽曲が多数なので、オーディエンスとバンドとの一体感は強固なものとなっていたと思う。
MCでは、ボーカル MAHが日頃起きている事、そこから考えた事、その想いを丁寧に語る姿に会場中が聞き惚れる。ダウンロードや違法コピーが渦巻く中、CD製作、販売という事にとことん拘ると言う事、そういった部分でアーティストが諦めたら終わりだと思うという熱弁とともにもっと大きなバンドになるという決意も見せた。
本編ラストは“Set me free”この曲は100%盛り上がるからね!
元々のサウンドの魅力もさることながら、細かなアレンジとか本当に演奏を重ねるたびに育ってきた感じが滲み出て、この日のワンマンライブという雰囲気も相成って120%で盛り上がっていたね!
アンコールではメンバーが昇天しそうなほど気持ちよかったとコメントしたRumからA SONG OF HOPEという流れは最高にエキゾチックだったし懐の深さを見せてくれたと思う。
ラストは再びKiLLiNG MEからf.a.i.t.hでフロアはもみくちゃという流れで幕を閉じたのだが終わってみたら全27曲。ツアー初日にこのボリューム。
最高じゃないですか!!!
そして忘れてはならないのが、今回のツアーファイナルとして1月14日(土)に自らがオーガナイズするイベント『DEAD POP FESTIVAL』を恵比寿リキッドルームで開催することもアナウンスされた。 彼らが切磋琢磨して凌ぎを削る盟友と呼べるバンドが多数ラインナップされ相当な盛り上がりをみせるだろうということは容易に想像がつきますね~。
このイベントももちろん年内の各所でのライブ、はたまた来年はさらに大きな舞台での活躍、発信力に期待がかかるSiM。
その爆発力、そのグルーヴ、そのアイデンティティは新世代の核となるだろう。
-セットリスト-
1. KiLLiNG ME
2. SUCCUBUS
3. I’m Alright
4. Misery
5. FiXiT
6. PUNK ROCK iZ COMING
7. On and On
8. Living Dead
9. TxHxC
10. paint sky blue
11. JACK.B
12. in the rain
13. LIVING IN PAiN
14. ANTHEM
15. Mr.Wicked
16. Fall In Love With You
17. Faster Than The Clock
18. I Hate U (It’s Not A Play On Words)
19. Turn Around
20. FUCK iT ALL
21. Murderer
22. Set me free
-EN-1
23. Rum
24. A SONG OF HOPE
-EN2-
25. wishing
26. KiLLiNG ME
27. f.a.i.t.h
photo by Kohei
Posted in ALL ENTRY, REPORT, SiM |