TINARIWEN@FUJI ROCK FESTIVAL ’11 LIVE REPORT
[2011/08/16]
TINARIWEN
2011年7月31日(日) @ FUJI ROCK FESTIVAL ’11
マリ共和国のサハラ砂漠で1970年代後半に結成され、ワールド・ミュージックの最高峰としてアフリカのみならず欧米を中心に高い支持を得ているTinariwen(ティナリウェン)
アフリカン・ブルース、砂漠ブルースなどといった形容詞を用いられるその独特のグルーヴとリズムでグラストンベリーやLIVE 8をはじめ全世界で数々のフェスティバルへの出演経験やアワードでも多くの受賞歴を誇る。
今回のフジロックではFIELD OF HEAVENの自然の中の雰囲気にピッタリで、心地よく吹く風の中、無心でこの音に身をゆだねて魅入るも良し、そのバイブスに揺らされ踊るも良し、椅子に腰掛け眠りに誘われるも良し。 いずれもそれは至福の時であった事だろう。
民族衣装、ターバンにその身を包み、ギター、ベース、打楽器、それぞれの楽器を手に奏でる音色は優しく苗場を包み込んだ。
まさに「考えるな感じろ!」
こんなにも終始ゆったりした曲でこれほどまでにグルーヴを感じるとは。
やっぱりリズム感って重要なんだよね。
そして、飛び交うしゃぼん玉がとても美しかった。
『FIELD OF HEAVEN』=天国。フジロックにおいて実はこのエリアのファンはかなり多い。
こうした自然と空気と異国の音楽が融合しての格別な情緒が癖になるのだ。
異彩で見様によっては地味なんで決して万人受けはしないかもしれない。
でも、こういった落ち着きと情感は絶対必要なんだよ!
Report by KISHIMOTO
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