『THE TOKYO INTERNATIONAL ART FAIR』 ( 2015年5月22~23日 at 原宿QUEST HALL ~REPORT~)
“THE TOKYO INTERNATIONAL ART FAIR”
2015年5月22~23日
場所 原宿QUEST HALL
日本を含む世界各国から様々なアーティストとアート愛好家が集まり、直接アーティストから作品を購入出来るというユニークで斬新なアイデアを施したイベント“THE TOKYO INTERNATIONAL ART FAIR”。インターナショナルという事もあって、欧米やアジアなど各国から個性的なアーティストの作品を展示し販売。これだけのたくさんの国籍のアーティストの作品を一度に見れる機会はそうなかなか無いであろう。
アートという大きな未知数の中で、ペイントやフォトグラフィー、スカルプチャーなど、一つの枠に縛られない大胆な展示の仕方によって、どこをどう歩いて見て周っても飽きる事が無かったし、作品の前で常駐していたアーティストとシャンパン片手に談笑するのもこういう国際的な場ならではの事だったと思う。
なんといってもこのイベントの最大の魅力は、受賞経験があるオーバーグラウンドなアーティストと、ローカルで活動しているアンダーグラウンドなアーティストが国籍やジャンル関係なく一堂に会している事なのだと思う。NY出身日本在住の男の子の母親がアーティストとして来日していたり、リトアニア出身香港在住のアンダーグラウンドなアーティストや、サンディエゴ出身日本在住のサーファー、普段はシンガーとして活動している日本のペインターや、娼婦を題材にした作品を見せていたブラジル人のアーティストなどそれぞれの背景にあるストーリーが各ブースでキラキラと光り散りばめられていた。
これだけふり幅のある作品が展示されていれば、アートに対して知識や興味があまり無い人達でもきっとどこかの作品で立ち止まり、何か惹き付けられる瞬間があったであろうし、お目当てのアーティストを見に来たアート愛好家が、アンダーグラウンドなアーティストの名前と作品を知るきっかけにもなるし、一見バラバラに見える内容も、原宿QUEST HALLのハイエンドな空間とエレクトロでダンスなDJとシャンパンという雰囲気で見事に統一されていた。
ただでさえ、これだけの人種の人々と同じ空間にいる機会はなかなか無いのに、更に作品まで見ることが出来るなんて、とてもとても贅沢な気分を味わえたし、お酒の力を少し借りて直接アーティストと話をし、アーティストの魂と作品とがシンクロする瞬間を各箇所で堪能出来た心地が良くまた刺激的な素敵な夜でした。
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