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『みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2016』 2016年9月3日(土)~9月25日(日) at 山形市内14会場

[2016/07/23]

『みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2016』 2016年9月3日(土)~9月25日(日) at 山形市内14会場

開催テーマは「山は語る」
展示作品・公演・イベント・ツアーなどの開催プログラム、および参加アーティストが決定

「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ」は、東北芸術工科大学が主催する、地域密着型の現代芸術祭です。美術大学が主催することから、「これからの東北を担う文化的リーダーの育成」をミッションに掲げて、2014年9月に第1回展を、西蔵王の大学キャンパスと山形市中心市街地を結んで開催いたしました。2016年に開催する第2回 山形ビエンナーレは、荒井良二氏芸術監督のもと「山は語る」をキーワードに、9月3日から23日間にわたり、国の重要文化財・文翔館をはじめ、市内各所の歴史的建造物やリノベーション物件を主な会場に開催します。2014年同様、アーティストと市民による共同制作プログラムを軸に、アートだけではなく、文学、ファッション、食、音楽など多彩な体験型アートプログラムを、地域社会と大学が連携して展開してまいります。


みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ

開催テーマ:「山は語る」
会期:2016年9月3日(土)~9月25日(日)
※開館時間・休館日等は施設による
入場料:無料 (※一部公演・ワークショップを除く)

会場:山形県郷土館「文翔館」、とんがりビル、BOTA coffee & BOTA theater、山形県緑町庭園文化学習施設「洗心庵」、山形県生涯学習センター「遊学館」、水の町屋「七日町御殿堰」緑地、水の町屋「七日町御殿堰」緑地、丸八やたら漬旅篭町立呑処、ミサワクラス、観光文化交流センター「山形まなび館」、旧西村写真館、ギャラリー絵遊・蔵ダイマス、乃し梅本舗 佐藤屋本店、やまがた藝術学舎、東北芸術工科大学

参加アーティスト/45組
アカオニ
アトツギ編集室
あふりらんぽ
荒井良二
いしいしんじ
石巻工房
市プロジェクト
稲葉まり
岩井天志
大槌秀樹
大橋文男
大原大次郎
華雪
川村亘平斎
岸野雄一
熊谷和徳
坂本大三郎
佐藤慎太郎
スガノサカエ
鈴木ヒラク
spoken words project
ソケリッサ!
滞空時間
田中望
寺尾紗穂
東北画は可能か?
トゥルーリ・オカモチェク
ナカムラクニオ
中山晴奈
野村誠
久松知子
ひじおりの灯
平澤まりこ
WHITELIGHT
水野健一郎
三瀬夏之介
みちのおくつくるラボ
ミロコマチコ
村井純平
森岡督行
やまがた藝術学舎スタジオ
吉川倫平
吉増剛造
ラティール・シー
和合亮一 
(敬称略/五十音順)

公式ウェブサイト
http://biennale.tuad.ac.jp


芸術監督は荒井良二さん

芸術監督は荒井良二さん

山形市出身の荒井良二さんは、アストリッド・リンドグレーン記念文学賞を日本人で初めて受賞した絵本作家。2014 年から山形ビエンナーレ芸術監督を務めています。

山形ビエンナーレの軸にあるのは、「この芸術祭は〈芸術祭をみんなでつくるワークショップ〉のようなもの」という荒井さんのスタンス。絵画・オブジェ・ライブペインティング・ポエトリーリーディング・ワークショップなど多彩なプログラムを市民や子どもたちとともに制作し、従来の「山形/東北」のイメージを変える、軽やかで色彩豊かな「みちのおく」の物語を創造していきます。


山と街、人と人をつなぐ本

山と街、人と人をつなぐ本

小説家や詩人など、言葉の表現者も参加する本芸術祭。会期中は各会場で、朗読会や古本市、ブックカフェなど、「本」をツールにして街と人、人と人がゆるやかにつながる場や機会を創出します。また、芸術監督が県内の高校生たちと絵本をつくる「荒井センパイと絵本の学校」、街歩きのガイドブックを兼ねたナカムラクニオさん責任編集の小説集『ブックトープ山形』、野生動物をテーマにミロコマチコさんと市民が制作した立体絵本『あっちの目、こっちの目』など、クリエイターが市民とともに山形をじっくり取材した本×アートのプロジェクトで、開催テーマ「山は語る」を具現化します。


土地と交わるライブ

土地と交わるライブ

ミュージシャンとアーティストが、その場かぎりの即興セッションを繰り広げるライブも、山形ビエンナーレの見どころのひとつ。国の重要文化財である「文翔館」の議場ホールに加え、今回は東北芸術工科大学キャンパスの水上能楽堂「伝統館」と円形劇場「こども劇場」、深夜の山形県立図書館、村山市の旧温泉施設、新庄市の元養蚕試験場などユニークな空間が会場に加わり、週末ごとに音楽・アート・ダンスのパフォーマンスを上演します。


みちのおくつくるラボ

アーティストと市民がともに学び・創造するコミュニティスクール「みちのおくつくるラボ」(平成 25-27 年度 文化庁 大学を活用した文化芸術推進事業)を、2013年11月から開講。これまでの3年間で 12のラボにのべ 175名が参加。活動から生まれた成果物を山形ビエンナーレの市民プロジェクトとして展示しています。

山形ビエンナーレ 2016 に直結する「みちのおくつくるラボ」3年目・3期目のプログラムは、野や街に出て“山形の魅力を掘り起こし、市民目線で表現する”活動を行いました。いずれも過去 2 年の成果を踏まえ、さらに深く山形の暮らしに根ざした取り組みとなっています。


ひろがるリノベーション

山形ビエンナーレ 2014 閉幕後、建築家の竹内昌義さんと馬場尊正さん、アカオニの小板橋基希さんらが中心となって、山形市中心市街のエリア・リノベーションを提唱。運営会社「株式会社マルアール」を共同設立し、基幹プロジェクトとして七日町シネマ通りの空きビルを、ギャラリー、カフェ、デザイン事務所などが入居する複合施設「とんがりビル」に再生させました。とんがりビルには、山形ビエンナーレに関わるクリエイターたちが実験的な店舗を構え、2016 年 4 月のオープン以降、カルチャー発信地として全国から注目を集めています。他にも元洋傘店をリノベーションした「BOTA coffee」、元旅館のアーティスト・シェアアパート「ミサワクラス」が山形ビエンナーレ 2016 の会場となります。


市(ichi)プロジェクト

開催エリアの山形市中心市街地は、「七日町」「十日町」など、かつて定期的に「市(いち)」がひらかれていた市日を町名として残し、戦後は百貨店が立ち並ぶなど物流・交換の拠点として賑わってきた場所です。今回あらたにスタートさせた「市プロジェクト」(平成 28 年度 文化庁 大学を活用した文化芸術推進事業)では、古くから〈市の街〉として栄えてきた中心市街地の文化資源を、観光客や市民が「鑑賞」するだけでなく、意欲的に「消費」するエリアとして再活性化していくことを目指し、手仕事・農作物・アート・服・本の5つの市を立て、東北に根ざした活動をおこなうクリエイターや生産者を紹介していきます。
{市プロジェクト}詳細→http://biennale.tuad.ac.jp/2016/ichi

1)山姥市 [山の手仕事]
有志市民が山のセンダツから学んだ技で、土産のルーツとしての山苞(ヤマヅト)を制作・販売。ものづくりのこれからを見据え、
山の手仕事を伝承・交易させる場としての市庭(いちば)をひらく。

2)山形衣市 iiti [オリジナルウェア]
山形の服飾産業を県内外に発信するため、ブランド4社のコラボレーションでコレクションを制作・発表する。モチーフは安部公
房の小説『砂の女』。山形ビエンナーレでの展示終了後に、コレクションの受注・販売会も開催する。

3)芸術界隈 [アート・クラフト・パフォーマンス]
中山間地の廃校や、セルフリノベーションした元旅館などを拠点に活動するアーティストが集結し、七日町御殿堰の緑地に仮設の
「芸術界隈」を出現させる。山形在住の気鋭のアーティストから絵画や陶器の作品が直接買えるアートの市。

4)ふうどの市 [野菜・果物・加工食品]
旬を押さえた山形の伝承野菜やブランド品種の販売と、地元レストランと連携したケータリングをおこなう他、農作物をつくる人
/食べる人の幸福なつながりを考えるワークショップやトークイベントを開催。

5)本の市「ブックトープフェス」 [本・雑貨]
県立図書館を併設する遊学館で、朝から夜まで 1 日ロビーを借り切り「山形×本」を心ゆくまで楽しむ本のフェス「ブックトープ
フェス」を開催。本のマルシェやゲストによる多彩なワークショップ&トークで、街と人をつなぐ本の可能性を探る。


みちのおくの食体験

山形で地域ごとに継承されている在来作物や郷土料理、新世代の料理人や生産者の活動をひろく伝えていくプロジェクトに取り組みます。旬を押さえた伝承野菜やブランド品種の果物をセレクトし、生産者のストーリーとともに紹介する「ふうどの市」(市プロジェクト)。江戸時代から続く和菓子の老舗「乃し梅本舗佐藤屋」八代目の佐藤慎太郎と山伏の坂本大三郎が創作する「みちのおくの芸術祭」の行事菓子。
人が自然を食べるためにおこなうシンプルな行為「煮たり、炊いたり」を中心に、山形の素材をワンプレートで表現するとんがりビルの食堂「nitaki」など、食を「つくる人」たちによるプログラムにご期待ください。


建築遺産+アート

山形県旧県庁舎及び県会議事堂「文翔館・議場ホール」を筆頭に、山形市立第一小学校旧校舎「山形まなび館」、旧西村写真館、元山形県知事公舎「やまがた藝術学舎」、庭園施設「洗心庵」など、明治から現在に至る山形の歩みを伝える建築群を展示会場とします。なかでもメイン会場の「文翔館」は、創建から今年でちょうど 100年。山形ビエンナーレは文翔館を運営する山形県生涯学習文化財団と連携しながら、山形の素晴らしい近代遺産の魅力を若い世代に伝えていくとともに、これからの活用を考え、次の100年を創造していきます。


『あっちの目、こっちの目(クマの話)』ミロコマチコ/常設・朗読会

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『いしいしんじのその場小説』いしいしんじ/小説

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『BAN BOO NEST』川村亘平斎/常設・影絵・音楽

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平澤まりこと旅するYAMAGATA TRAVEL BUREAU 2016『山伏 坂本大三郎さんといく湯殿山ツアー』/ツアー

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『山姥市』アトツギ編集室/市庭

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