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FUNERAL FOR A FRIEND (2013.01.15) at Shibuya CLUB QUATTRO LIVE REPORT

[2013/02/09]

FUNERAL FOR A FRIEND (2013.01.15) at Shibuya CLUB QUATTRO LIVE REPORT

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FUNERAL FOR A FRIEND (2013.01.15) at Shibuya CLUB QUATTRO LIVE REPORT

FUNERAL FOR A FRIENDがメンバーチェンジ、レーベル移籍といった紆余曲折を乗り越え、NEWアルバム『CONDUIT』をリリース。
“good evening with… FUNERAL FOR A FRIEND”と題した1日限りのプレミアムな来日公演が実現した。

思い起こせば2002年ウェールズで結成以来、あっという間に頭角を現し常にスクリーモシーンの中枢を担ってきた。THE USEDやMy Chemical Romanceといったバンドほどのメガヒットは無いまでも、デビューから常に世界水準で活動を繰り広げ、コンスタントにリリースやツアーを重ね、ここ日本でもリリースのたびに必ず来日し、Extreme The DojoやTaste Of Chaosといったイベントにも登場するなど着実にその存在感、知名度を高めてきたように思う。

この日はメンバーチェンジや新曲が増えた事もあり試し試し感は若干あったけど相変わらずラウドでハードな音と共にシャープな激しさと肩に力の入り過ぎないナチュラルな緩急は際立っていた。初期の楽曲と新曲を織り交ぜてのセットリストながらオーディエンスは確実に盛り上がるポイントを掴み、シンガロングやサークルピットなどが沸き起こっていた姿にこのシーンやバンドの根底からのファンが日本にも多くいる事を改めて実感した。

常にライブを意識して楽曲製作しているスタンスが伺えるような安定感の中、ダイナミックかつスムーズに展開していく。総称でいうとこのスクリーモという言葉で表現されてしまう事が多いのだが疾走感あるファストチューンから叙情的で美しいメロディ、切れ味鋭いリフといったメタリックな要素など振り幅の広さも魅力的であった。

バンドとしてはこれまで培ってきたものと新たな流れを模索するかのようにライブを重ねている時期なのかも知れないが、これからNEWアルバム『CONDUIT』を引き下げてこのメンバーでツアーを重ねてきたらもの凄い変貌を遂げるのではないかと妄想が膨らむ。
すでに充分な知名度と経験値を持っているだけにここからさらに進化していくであろう予感めいたものが楽しみでしょうがない。ヨーロッパを中心とした本格的ツアーを経て、恐らく今年は各地のフェスティバルにも多く名を連ねると思う。
是非、ツアーを周り熟成した段階での再来日が実現する事を切に願う。

-セットリスト-
01. RED IS THE NEW BLACK
02. RECOVERY
03. THE DISTANCE
04. SHE DROVE ME TO DAYTIME TELEVISION
05. ROSES FOR THE RED
06. TRAVELLED
07. CONDUIT
08. YOU WANT ROMANCE?
09. THE END OF NOTHING
10. GREY
11. DAMNED IF YOU DO, DEAD IF YOU DON’T
12. HIGH CASTLES
13. BROKEN FOUNDATION
14. ALVAREZ
-ENCORE-
01. JUNEAU
02. HISTORY



text by KISHIMOTO
photo by Masanori Naruse

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