CULTURE.ART.MUSIC.LOCAL.EGO = SCENE

SOULFLY

SOULFLY/ソウルフライ

(MEMBER L to R)
Tony Campos - bass
Max Cavalera - throat & guitar
David Kinkade - drums
Marc Rizzo - guitars

ブラジル発のスラッシュ・メタル・バンドとして世界的な人気を博したSEPULTURA を、96年に発表されたアルバム『ルーツ』を最後に脱退したマックス・カヴァレラが中心となり結成。98年に『ソウルフライ』でデビュー。結成当初のラインナップは、元CHICO SCIENCE のジャクソン・バンデイラ(g)、元SHELTER、現STONE SOUR のロイ・マイヨルガ(Dr.)、元SEPULTURA のライティング・スタッフであったマルセロ・ディアス(b)。アルバム発表後、ギタリストが元MACHINE HEAD のローガン・メイダーに代わったもののすぐに脱退、元SNOT のマイキー・ドーリングを迎え、’99年2月に初の来日公演を果たしている。が、大絶賛を受けたこの来日公演直後にロイ・マイヨルガも脱退を表明、新たにマックスの友人であるデイヴ・ロンバード(SLAYER)の推薦を受けて、ジョー・ヌネズという当時まだ無名だった若手ドラマーを迎え、2000年9月にセカンド・アルバム『プリミティヴ』を発表。ゲストにSLIPKNOT のコリィ・テイラー、SLAYER のトム・アラヤ、DEFTONES のチノ・モレノ、ショーン・レノンら超強力なラインナップを迎えた今作で、前作で見せた強烈なヘヴィネスに深みと奥行きを与えた、新化したサウンドを聴かせてくれた。


『プリミティヴ』発表後もツアーにつぐツアーをこなし、2001年末からオリジナル・メンバーであるロイ・マイヨルガを再度メンバーに迎え、2002年6月にサード・アルバム『3』を発表。ラウド&アグレッシヴかつスピリチュアルな作品となったこの作品を引っさげ、SLAYERをヘッドライナーに迎えたツアー、H82K2 TOUR へ参加するなど、世界各地で圧倒的なパフォーマンスを見せつけていく(同年12月に行われたBEAST FEAST にもヘッドライナーとして参戦)。その後もSOULFLYはツアーを続け、各地で大絶賛を浴びて行くのだが、突如マックス以外のソウルフライ・メンバーがこのプロジェクトから脱退。新たにマックスは元ILL NINOのマーク・リゾをギタリストに、そして元PRIMER 55のギタリストであったボビー・バーンズをベーシストに、そしてジョー・ヌネズをドラマーに呼び戻し、新たなラインナップによるSOULFLYを始動させ、ワールド・ミュージックとヘヴィ・ミュージックを高次元で融合させた4作目となる『プロフェシー』を2004年3月に発表(今作にはMEGADETH に電撃復帰をしたデイヴ・エレフソンもゲスト・ベーシストとして参加している)。2005年に入ると、まず初の映像作品『ザ・ソング・リメインズ・インセイン』を発表、その間もヨーロッパ、アメリカを再度ツアー、3月から4月にかけて世界中でツアーを行いながら、セルビア、トルコ、ロシア、フランス、そしてアメリカでレコーディング作業を行い、各地のトラディショナル・サウンドを貪欲に取り入れた、ソウルフライ史上初となる同じラインナップで作られた5作目『ダーク・エイジズ』を2005 年に発表する。

2006年、毎年行われている彼の甥、D-LOW のメモリアル・コンサートの場で96年以降交流のなかった実弟、イゴールと奇跡的に共演、これをきっかけに2人の関係はまた昔のように戻り、共にプロジェクトを始動させることを決意、08 年に奇跡のリユニオン・プロジェクト、CAVALERA CONSPIRASY名義でのアルバム『インフリクテッド』を発表、全世界のメタル・ファンを熱狂の渦に巻き込んで行ったのだが、同時にSOULFLY名義のアルバム制作を行い、同年7月、通算6枚目『コンクァー~征服~』を発表。ワールド・ミュージックとヘヴィ・ミュージックの融合させたトライバル・ヘヴィネスの探求を続けてきたマックスが、その探求の旅の末に見つけた聖地、原点回帰とも言えるアグレッシヴさに満ちた怒涛のヘヴィネスを吐き出した今作は、より幅広いメタルヘッズ達に熱狂的に迎えられた。2009年にはCAVALERA CONSPIRASY名義でSUMMER SONIC 09 へ出演、圧巻のパフォーマンスでメタル・ファンのみならず幅広い層をノックアウトした彼らは、その後次なる作品のレコーディングに突入、前作で見られた怒涛のヘヴィネスをより強靭に磨き上げた、7作目『オーメン』を2010年に発表、作品を重ねる毎に初期セパルトゥラの持つ獰猛なヘヴィ・グルーヴをより強靭に磨き上げていく。その直後にCAVALERA CONSPIRASY名義のセカンド・アルバム『ブラント・フォース・トラウマ』を同年に発表、その留まる事のない創造性を作品として残していく。

その後もSOULFLY名義、CAVALERA CONSPIRASY名義での活動を同時進行で行い、世界各国をくまなく回るツアーを続けていく。そして前作『オーメン』に伴うツアーの間にデヴィッド・キンケイドとトニー・カンポスという新たなドラマーとベーシストを迎え、より獰猛な音楽性を手にした彼らは、ツアー終了後休むことなく次なる作品のレコーディングに突入。そしてバンド結成から15周年を迎える2012年、バンドにとって通算8作目となる最新作にして、更なる獰猛性を手にした最凶作品『エンスレイヴド』を完成させた…。

関連リンク

SOULFLY Official Website
Roadrunner Records Japan

関連記事一覧

SOULFLY 『Enslaved』

SOULFLY 『Enslaved』

Profile of |SOULFLY| 機は熟した、マックス・カヴァレラが抱き続けた思想が遂に解き放たれた・・・。 吠えるカリスマ、マックス・カヴァレラ率いるSOULFLYのニューアルバム『Enslaved』が日本先行 […]