粋響-suikyo- Vol.5 Tokyo Local Psychedelic Underground Party @ clubasia (2019.03.24) ~REPORT~
2年ぶりに開催された東京のアンダーグラウンドパーティー『粋響-suikyo-』ベースミュージック中心であったこれまでからさらにスケールアップを果たし、時間を掛けて交わってきたことで起こる変化や循環が異次元へ誘うであろう様々なポシビリティーを予感させる賑わいを見せた。
人知を尽くし感性を呼び起こす。雑踏感と煌びやかさが往来するその場所は自由で研ぎ澄まされた空間。そこにある高水準な音楽はインスピレーションを刺激し、ジャンル無用に奏でられるそれぞれの音塊は時に妖艶に、時にリズミカルに、時には暗黒に覆われ、またある時は爆発的な狂想曲が場を掌握する。多ジャンルとも言えるし、ジャンルレスとも言えるのかも知れないが、根底にはレベルミュージックという柱が存在し、愛すべきエゴイストたちが五感を張り巡らせ、観るものを魅了していた。
東京という環境とアンダーグラウンドで培った発想。あらゆるものを消化、吸収、転換してきたことで築き、成し得たパーティーなのだと思う。楽しむことを忘れなければ広がる世界は必ずあるし、想像することで、豊かに描ける世界がある。そんな事を想わせてくれる気立てと色気が漂う『粋』な計らい。多ジャンルが混在するが故の秩序ある自由さも気楽さと純粋に楽しむという事を助長してくれる。その純粋の純は時に濃度の濃さを示す醇に置き換えられ、噛めば噛むほど味がでる。
赤い光と白い薄光の中で育まれる嗅覚と創造力。
様々な表現があって然り、その腰つきに夢中になりつつ、あらゆる豪傑さに衝動をよみがえらせる。一撃必殺のダンスミュージックが響き渡るとき、フロアで踊る多くの人の笑顔を眺めながら分かち合うことの軌跡を観た。
2014年から続いているこのパーティーも基本軸を失わず積み重ねたからこそ今があり、変わらず居続けることで起こる変化は必ずある。それこそが面白味の要素で、その中で何かが起こりそうな気配を常に漂わせている。
尽きることのない探求心が疼き、ざわめく東京渋谷の喧騒の中で余韻が浮遊する。
凝り固まらず感じたままに行こうじゃないか。出会いや新たな発見はまだまだ無数にあるはずだから。
『粋響-suikyo-』Vol.5
2019/3/24 (sun)◆PLACE Shibuya clubasia
◆OPEN 15:30~ END 23:00
■MAIN FLOOR
-LIVE-
光風 & GREEN MASSIVE
DUB 4 REASON
KILLER BONG
SUZISUZI
SARATOGA
GROUNDCOVER.
MASTARICA
燐-Lin-
THE ↑↓←→
Saaya Samba Crew
LA SEÑAS
-INSTALATION-
MES
-VJ-
La cosmos
■2nd FLOOR
-DJ-
メメ
Jeremy Yamamura
TERUBI (神眼芸術 / Tokyo Underground Style)
CD HATA(Dachambo)
DJ EMOKEN
ZEN◯ (ZIPANG)
-DECO-
〼meL-Hen
■Rubyroom & 粋響ラウンジ
-LIVE-
Ryucy In The Sky With Diamonds
(digda.spiceplayboyz.ex らぞく.(仮)ALBATRUS)
-DJ-
TAKUMI (MINOR LEAGUE)
POPPO
Naoki Sakurai (Amp Lifier)
DJ TAN
シライマサキ (青空camp)
DJ PHILOR (PHILOR DUB I / EACH OF THE DAYS)
-LIVE PAINT-
a!chi*
-Balloon Drawing DECO-
CONTROL CENTER
-FOOD-
hadaka kitchen
-flyer design-
HARUNOBU MITSUI
粋響-suikyo- Vol.5 LIVE PHOTO
■ 燐-Lin-»
■ LA SEÑAS»
■ MASTARICA»
■ DUB 4 REASON»
■ THE ↑↓←→»
■ SUZISUZI»
■ 光風 & GREEN MASSIVE»
■ Saaya Samba Crew»
■ GROUNDCOVER.»
■ SARATOGA»
■ LA SEÑAS & Saaya Samba Crew»
■ Rubyroom & 粋響ラウンジ»
■ 2nd FLOOR»
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