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YOSHIKI SEKISHIRO (FMX RIDER) interview

[2012/08/26]

YOSHIKI SEKISHIRO (FMX RIDER) interview

PROFILE OF |YOSHIKI SEKISHIRO|


今でも覚えている。あの震災後DREADKALIのFMXライダーYOSHIKI氏がカオスと化した街をバイクで乗り回し、BLOGにて常に街の状況や政府の矛盾などを伝えていたあのリアルな姿を。その姿を見てここ東京でも何か感じとり行動に移した人も多いのではないだろか?僕もその一人である。そんな彼が久しぶりに仲間と企画するDKP4。事前にお話を伺いました。


YOSHIKI SEKISHIRO (FMX RIDER) インタビュー

YOSHIKI SEKISHIRO (FMX RIDER)

—–DREADKALI PARTY4について教えて下さい。今回で何回目なんですか?

今回で4回目ですね。

—–元々このイベントを始めようと思ったきっかけというのは?

元々は俺がフリースタイルモトクロスをやっていて、それを広めたいっていうのが自分の考えだったんですけど、そこでseven beach DUBTASTEっていうバンドのSUWA君だったり、HIPHOPとかのイベントをやっていていわきでJUICEってBARもやってるヒデオ君やその仲間だったり、それぞれのジャンルを合わせて地元の仲間と何か野外のイベントをしようかって事ではじめて。

—–それはいわきでですよね?

そうですね。それぞれのシーンの人にそれぞれのシーンを観て貰いたいというか。バンドを観に来た人がバイクを観てみたいにお互いで共有出来たらなっていうのがきっかけですね。

—–それってはじめたのはいつになるんですか?

2006年ですかね。6年前で、合計4回目になりますね。

—–アーティストなどは県外から来て貰ったりもしてるんですよね?

県内を中心に、県外からゲストを招いて。バイクのライダーもいわきのライダーは俺と佐藤英吾君とか位ですね。

—–今までどんなアーティストが出てますか?

バンドであればHAKAIHAYABUSAとか、FLY 81だったり、NO GAINだったり結構サーフやボートカルチャーに関係したバンドが多いですね。もっと呼びたいんですけど、一日しか無いし時間の枠も限られてしまってて全部呼べないのが現状で結構辛くて。最初から出てるのは地元のseven beach DUBTASTEとVELOCITY位ですね。

—–来場するお客さんはどんな人達が多いんですか?

県内からはもちろん、県外からもたくさん来てくれますね。バイクの層も厚いので小さな子供からおじいちゃんおばあちゃんまで来てくれてます。そこにHIPHOPの層だったりの20代だったり30代だったり。そんなシーンを年配の人にも見て貰いたいなって思いますね。

—–それで昨年3月11日に震災がありましたが、それからは初ですか?

そうですね。震災のせいにはしたく無いなっていうのはあるんですけど、昨年はやるタイミングではないなと思ってやってないです。

—–それで、今年の出演のメンバーが割と今年行われたチャリティーイベントの”KIZUNARI”の出演者が多かったりしますがそれは何か理由があるんですか?

seven beachのなばな君とかと話をしてて。いわきに何かしてくれた人達を中心に出て貰おうって。そこを大事にしたいなっていうのはあって。たくさん呼びたい人達がいたんですけど、今回はそこを優先的に選ぼうってなった時に既に時間枠がないみたいになってしまって(笑)

—–今回震災後になりますけど、結構心境は変わりましたか?

震災があったからどうのとかは、俺の中でさほど無いですね。震災があったから何かが大きく違うってわけでもないですし、どちらかといえば、震災のせいで1年遅れたこのクソ野郎!って感じですね(爆笑)

—–それなら割といつもどおりな感じですね。

放射能とか震災とかそこまで打ちだそうとかは思ってなくて。普通に楽しめればって。地元の人からしたらどこか脳みその中で放射能放射能って常に気にして生活してたりもするので、むしろこの日はそれを忘れられるイベントになって欲しいなって思いますね。逆に外から来る人には、そういう問題を少しでも分かって欲しいって部分はあるだろうけど。結構そこが難しい部分でもあって。周りの人にもそういう放射能の事とかするの?って言われたりしたけど、このイベントでやる必要はないのかなって。

YOSHIKI SEKISHIRO (FMX RIDER)

—–実際YOSHIKI君は震災直後から積極的に物資の供給だったり色々動いてたじゃない?とにかく動き回って動き回ってっ発信してっていうのはこっちの東京にもしっかり伝わってたし、そういう姿を見て我々も何か出来ないかって常に考えてたし。それがチャリティーイベントの”KIZUNARI”の開催に繋がったし。それで、seven beachファミリーっていうNPO法人も立ち上げたじゃない?

—–あ、あれは震災がきっかけでは無くて、その前から地域活性化だったりスポーツ活性化の為に立ち上げようとずっと思ってて。実は嘘くさい話かもしれないですけど、震災の前日の10日にNPOの人と打ち合わせとかしてたんですね。今は出来なくなっちゃったんですけど、障害者の事などもやりたいなって思って話してた矢先に震災が起きて。全部終わりだなーっ位の感じでその時は思ってたんですけどね。逆にその震災で誰がどうなのかな?とか色々分かって感じた事もあって。

—–こういうのってタイミングなのかな。

NPOって十何人とかいないと立ち上げられないんですよ。震災があったのと無いのとで、集まった人も違うだろうしって感じですね。

—–今回のDREAD KALIは、どこか震災の事も頭の隅にありつつも大袈裟に前面に出そうっていう気はない感じですよね?

そうですね。心の中ではどこかあるんだろうけど、震災震災っていう風にはあまりしたくないですね。自然と出ちゃう部分はあるんだろうけど、だからこそ出したくないみたいな(笑)

—–分かる分かる(笑)みんなへそ曲がりだから、なんかそこに重点を置きたくないんだけど、どこか気にしてて、イベント中熱くなってきて込み上げてきたりするんだよねきっと。

最近は減ってきたけど、復興イベントが多かったし。逆に俺らはそういう感じじゃなくてもいいのかなって。一日だけだし、楽しく過ごせて貰えば。それで何か皆が色々考えて貰う空間が作れればいいのかなって。

—–かなりもう開催まで迫ってますが?

結構直ぐなんですよね。どうしようかなって(笑)

—–何か最後にありますか?

入場無料だしたくさんの人達に来て欲しいですね。なかなか入場無料ってないし、KIZUNARIみたいにTシャツは付かないですけど(笑)なかなかあんなイベント出来ないですよ。

—–いえいえそんな(笑)本当にみんなの協力があっての無料ですよね。

ですね。せっかく無料だし、こういうのに来た事のない人達もどんどん誘って、気軽に来て欲しいですね。飯食いにきなよ!みたいな感覚で。

—–僕も当日はDJをやらせて貰いますので、楽しみにしてます!

よろしくお願いします!


PHOTO by AI
Interview by kenichi kono

ドレッドカリパーティー4 DKP4

ドレッドカリパーティー4 DKP4

○日程
2012年9月2日(日)

○会場
福島県いわき市マリンタワー第8駐車場

○開場/開演
OPEN10:30 START11:00 / END19:00

○入場料
無料(TICKET FREE)

○出演者
-フリースタイルモトクロス-
佐藤英吾/関志路充毅/加賀真一/加賀晃/鈴木大助/鈴木耕太/高橋仁/etc…

-アーティスト-
渡辺 俊美/ALICE/HAKAIHAYABUSA/ROULETTE/VELOCITY/seven beach DUBTASTE/etc…

-DJ-
MORICAWA(Low-Cal-Ball)
kenKen(Low-Cal-Ball, A-FILES)
COCO(SHANTY TOWN)
YOKOHAMA LONG BEACH PROJECT

-HIPHOP DJ-
HIPHOP ALLSTARS

-REGGAE DJ-
REGGAE ALLSTARS

-FULA-GIRL-
プワイヴァイフラオハナ(フラガール)

-SKATE-
SKATERGIRL

-OTHER-
いわき大道芸人
etc…

-MC-
LION HEAD
WADAPOLICE
etc…

主催
NPO法人セブンビーチファミリー

後援
いわき商工会議所/いわき街づくりビューロー


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