2011年4月1日創刊されたアートブック「YELLO / ィエロゥ」(YELLOW + HELLO)

「アーティスト発の、決して閉鎖的にならないメディア」をコンセプトに始まります。

3ヶ月に一度リリースされるこの『YELLO』というアート・ブックは、毎号キュレーターが変わっていきます。キュレーターのセレクトによって、登場する作家はもちろん、コンセプトも様々に変化してゆくでしょう。そして何よりも大事なことの一つは、「アーティスト発信」ということです。作家が、自分の作品をリリースすることを、自分自身で演出するのです。

そして、このアート・ブックのコンセプトが、この日本から発信されるということも忘れてはなりません。

芸術は、日々のライフワークの中での想像の産物であるべきだし、それはごく自然に生み出されるものです。
「作品を発表する場」が決まってからそこに向けて制作する作品とはまた違った、荒々しい生の表現を記録しておくための定期的な発表の場所。何かが起こって、自分や、自分の回りにいる人達が幸せになる日をただ待っているのは、僕は嫌なのです。僕は、自分のつくる芸術をたくさんの人々に見てほしい。僕の今の年齢と経験値でつくってきた芸術や言葉、その他全てを現時点の記録として残していきたい。

そのために、強力で魅力的な芸術をつくる人達と、始めます。
そしてこの本(メディア)が、「アート」というある意味とても不思議な存在を、音楽その他の
優れたカルチャーと同等に生活の中で生きられるようにすることを願って。

SHOHEI TAKASAKI 2011.01.21

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